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美味しいブドウ(葡萄)は、好きな方も多い果物ですよね。そんなブドウには、実は種類が豊富に存在します。種の有無、皮が食べられるか、糖度など、種類によって違いがあるのです。ここではブドウの種類をご紹介します。
ブドウはブドウ科の植物でつる性があります。ブドウというとほぼ果実を指します。ブドウは果実のイメージが強いですが、花も咲きますよ。穂状になった綺麗な花を咲かせます。
ブドウの栽培は古くから行われていました。なんと紀元前3000年ごろには栽培が始まっていたとされているほど。ブドウの果実の楽しみ方はいろいろで、生食はもちろんのこと、加工してワインやジュース、ジャム、ゼリーにすることも。乾燥させてレーズンも食されます。
古くから栽培されてきた果実ですので、品種改良も非常に進んでいます。
ブドウには多くの種類があります。その種類は、なんと世界に1万種以上あるといわれています。
みなさんは、ブドウというと何色をイメージするでしょうか。多くの方はよくある暗い紫色の果実を想像するかと思いますが、赤やグリーンのブドウもあります。ブドウは色で分類することができ、黒系、赤系、緑系にわけられます。
代表的なブドウの種類をご紹介していきます。
巨峰は有名で、食べたことがある方も多いですよね。こちらは黒系のブドウ。日本では長野県、山形県で多く栽培されています。「ぶどうの王様」と呼ばれるほど、果汁が多く、味もおいしく、粒が大きめ。糖度は18度で、12~13グラムほど。旬の時期は9月です。
主に長野県で栽培されるブドウで、大粒の果実が楽しめます。皮は渋いので食べません。果実は酸味と甘みが混ざっていて、糖度は18度。ジュースやジャムなどに加工されます。旬の時期は9月となっています。
デラウェアは、山梨県、山形県で多く栽培されている、赤いブドウのなかでも非常に有名な種類です。スーパーなどでもよく見かけますよね。
種無しで、実が小さく皮もむきやすいため、とても食べやすいブドウといえるでしょう。糖度は17度から18度ほどとなっています。
秋クイーンは黒系のブドウです。巨峰を交配させたブドウで、味も巨峰のように美味しいといわれています。広島県、三重県、岡山県で主に栽培されています。糖度はやや高めの18度から20度で、旬の時期は8月です。
ブラックビートも黒系のブドウの仲間です。山梨県や熊本県でよく栽培されます。皮ごと食べられる種類で、実の大きさは30グラムと大粒。糖度は16~17となっていて、さっぱりした甘さが特徴です。旬の時期は7月から8月となっています。
グリーン系のブドウとして有名なのが、シャインマスカット。宝石のような美しい黄緑色をしているのが特徴です。山梨県、長野県、岡山県で栽培され、8月が旬の時期といわれています。
糖度18〜20度と甘味がとても強く、種なし種類のブドウのため、とても食べやすいと人気があります。大粒ですが、皮ごと食べることも可能です。直前に冷やしてから食べると、より甘味を感じられますよ。
マスカットオブアレキサンドリアという名前がつけられている種類のブドウです。こちらは「果物の女王」とも呼ばれ、贈答品に選ばれるほど美しい、高級フルーツの1つです。
主な産地は岡山県で、糖度は17度程度とそこまで高くなく、さっぱりした甘さが楽しめます。皮ごと食べることも可能です。
皮ごと食べられるブドウの種類には、前述の「ブラックビート」「シャインマスカット」「アレキサンドリア」のほか、「ナガノパープル」や「クインニーナ」「瀬戸ジャイアンツ」などがあります。
ブドウの種類には、大きい実がなるもの、小さい実がなるものがあります。小さいブドウといえば、前述の「デラウェア」が有名です。また小型ブドウと呼ばれる「西洋ヤマブドウ」は、鉢植えでも育てることが可能で、花も小さく育てやすいです。ブドウ棚がなくても育てられるので、スペースがない方はこちらがおすすめです。
種無しブドウの代表種類といえば、「デラウェア」が有名ですが、中には「巨峰」や「シャインマスカット」「瀬戸ジャイアンツ」「ニューピオーネ」などにも種無しの品種があります。
ブドウの種類はしっかりと暗記する必要はありません。しかし。種類が豊富で、種があるかどうか、皮が食べられるかどうか、など違いがたくさん。糖度もそれぞれ違いますので、ぜひ好みのブドウを探してみませんか。
GreenSnap編集部