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さまざまな料理で活用できる玉ねぎは家庭菜園で育てることができ、自分で育てた玉ねぎを収穫できる楽しみもありますよね。今回は玉ねぎの収穫時期について解説していきます。収穫期の見分け方や収穫後の保存方法も合わせて、ご参照ください。
玉ねぎの収穫時期は、一般的には春の時期です。
ただし、玉ねぎは種類が豊富なため、品種によっても収穫時期が異なります。玉ねぎの種類はたくさんありますので、まず自分がどの種類の玉ねぎを植えているのかを確認してみるといいですよ。
いずれにせよ、3月から6月が玉ねぎの収穫時期で夏、秋、冬には収穫しないので覚えておきましょう。
玉ねぎがとう立ちしてしまった場合には早めに収穫して葉たまねぎとして食べてくださいね。
極早生種の収穫期は3月中旬から4月までで、早生種の場合は4月から5月が収穫時期です。
「新たまねぎ」ともよばれて、スーパーなどに出回ります。
ちなみに、極早生玉ねぎや早生玉ねぎは長期保存には向きませんので収穫したら早めに食べてしまいましょう。「新たまねぎ」としてスーパーなどに出回るのは、この極早生玉ねぎや早生玉ねぎです。
中生種・晩生種の玉ねぎの収穫時期は5月の下旬から6月下旬の初夏の時期です。中生種・晩生種の玉ねぎは正しい保存方法・乾燥方法をすると長期間貯蔵することができます。
皮が茶色く枯れた色になっている、通年スーパーなどに出回る玉ねぎは、初夏に収穫して貯蔵したものが出荷されています。
玉ねぎを収穫するタイミングは葉が倒れてから1週間後です。
玉ねぎは暖かくなると葉を増やして玉が大きくなり、葉が倒れてきます。葉が倒れたあとも、玉ねぎの玉は生長するので、すぐに収穫せずに大きくなるまで1週間ほど待ってください。
ただし、玉を大きくしたいからといって、玉ねぎの葉が倒れてから、かなり長く放置するのはおすすめしません。玉ねぎの貯蔵性が悪くなることもありますので、一週間後を目安に収穫してください。それ以上放置はせずに遅くとも10日以内に収穫しましょう。
葉が折れるのは「光合成した栄養がすべて球(実)に溜まりましたよ」の合図です。球が充分に栄養をもった合図なので収穫しましょう。収穫が遅くなると保存のときに傷みやすい玉ねぎになるので注意!
玉ねぎの収穫は晴れた日に行いましょう。葉が倒れてからはプランター栽培の場合でも、水やりはストップしてください。
スコップを使って掘り起こす必要はなく、手で抜き取って収穫することができます。茎の下の方を持って引っ張ると抜きやすいですよ。
玉ねぎは長期間保存がきくことで知られていますが、それにはいかに上手く乾燥させるかが大切です。乾燥がうまくいっていないと、中から腐ってしまうので注意してください。
葉や根を切ると、空気中の水分を吸収できなくなるので、乾燥がさらに早く進みます。
玉ねぎを吊るす方法はいくつかあるので次項でご紹介します。
玉ねぎの葉は収穫後にすぐ切り落とすと乳液がにじみ出てカビのもとになることもあります。乾燥するまで干して、茎を5cm程度残して切るとよいですね。干す際に結束がきついと縛った部分が腐って落下することがありますので、あまりキツく結ばないようにしましょう。
玉ねぎを吊るす方法にとくに決まりはありません。いかに通気性をよくするかが大切なだけであって自己流でも構いませんが、いくつかメジャーな吊るし方についてご紹介します。
ネットは100円ショップにもありますし、ストッキングは使い古してしまったものなどを利用するといいでしょう。
もっとも一般的なのはヒモで縛って吊るす方法なので、その吊るし方・縛り方についてご紹介します。
吊るすときはフックなどに引っ掛けてもいいですし、物干し竿などに跨らせるように引っ掛けてもいいです。
また、玉ねぎは3〜4つを1セットにしてもできますが、そんなに収穫量がないときは2つを1セットにするほうが通気性もあがるのでしっかり乾燥できます。
玉ねぎを吊るす準備ができたら、風通しのよい明るい日陰に吊るして乾燥させてください。また、雨が当たらないということも大切なので、軒下などの場所がおすすめです。
玉ねぎは、2〜3週間ほど吊るして乾燥させてください。緑色になっていた葉が水分を失ってパリパリになるまで乾燥させるといいでしょう。
そのあとは、ひとつずつ新聞紙に包んで風通しの良い日陰に置いておくと、数ヶ月は長期間保存できます。
玉ねぎはプランターでも育てることができます。葉が倒れて土の上から見える玉が大きくなってきたら収穫の最適時期です。自宅で育てた玉ねぎは格別ですよ。天日干しをすると日持ちもしやすくなりますので、試してくださいね。
七尾びび
GreenSnap編集部