warning
error
success
information
ユーカリは、コアラが食べる植物としてよく知られていますね。ミントのような爽やかな香りのユーカリはアロマオイルでも用いられ、抗ウイルスや殺菌作用などがあることから、風邪やインフルエンザ、そして花粉症などの効果が期待されています。今回は、そんなユーカリの挿し木の方法などについてご紹介していきます。
ユーカリの葉は丸く、銀色がかった緑色をしている銀葉が特徴です。葉の香りも爽やかなので、観葉植物として人気があります。
そんなユーカリの増やし方は「挿し木」が一般的です。ただし、ユーカリは根がつきにくいため、挿し木の成功率はやや少なめです。チャレンジする際は、多めの本数でやってみるといいでしょう。
ユーカリの挿し木は、6~7月頃が最適な時期です。春の時期に挿し木する方法もありますが、春は気温が下がる日もあるため、挿し木に慣れていない方は6月~7月頃に作業することをおすすめします。
また、湿気がある方が根は出やすいですが、梅雨の時期はカビが生える可能性があるため、風通しの良い環境で保管するようにしましょう。
ユーカリの挿し木では、剪定で切り落とした枝やその年に新しく伸びた枝先を長さ10~15cmほどでカットして挿し穂にできます。カットした枝は余分な水分の蒸発を防ぐために、先端の数枚の葉以外は全て取り除き、切り口を数時間~1日水に浸します。
小さな鉢や容器に土を入れて湿らせあと、土の中心部分に指や割りばしを使って、穴を開けそこに枝を挿します。挿したあとは、枝が倒れないように土を軽く押さえてください。
ユーカリを挿し木を成功させるコツは、水やりと置き場所に注意することです。
挿し木したあとは土が完全に乾燥しないように水やりをして、発根するのを待ちましょう。乾燥に注意する一方で、水やり頻度が多すぎると根腐れの原因になるので、土の乾き具合を確認して水やりするようにしましょう。
また、挿し穂を育てている間は、直射日光を避けて明るい日陰で管理してください。
約2~3ヶ月経てば根や新芽が出てくるので、鉢上げしましょう。ユーカリは生長が早いものの、根がつきにくいとされる植物といわれています。多めに挿し木しておいて、そのなかで根付きのよいものを選んで植え替えましょう。
挿し木は土に挿して管理するのが一般的ですが、植物によっては、土を使わず水に直接茎を挿して管理することも可能です。
ただし、ユーカリの場合は前述にもあるとおり根がつきにくい植物であるため、水耕栽培での管理はむずかしいでしょう。土で挿し木に挑戦するのがおすすめです。
丸くて可愛らしいユーカリの葉は、香りも良く観賞していると自然と癒されます。ユーカリは虫よけ効果もあるので、鉢植えだけでなく庭木でも人気がある観葉植物です。
生長が早いため、こまめな剪定や手入れが必要ですが、剪定で切り落とした枝は挿し木で増やすことができるだけでなく、リースなどにして有効活用できます。挿し木で増やす場合は根がつくまで時間がかかりますが、挿し木の方法自体はポイントを押さえれば決して難しくありません。
ユーカリは約800種類以上の品種があるので、ご自分が好きな品種を見つけてぜひとも挿し木などの方法で増やしてみることをおすすめします。
GreenSnap編集部