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水耕栽培はキッチンなどの限られたスペースでもできることから、園芸初心者にも人気の方法です。とくにバジルと水耕栽培は相性がいいので、失敗することなく楽しめますよ。
ここでは、そんなバジルの水耕栽培の始め方やその後の管理方法について、詳しくご紹介します。
バジルは水を好むハーブなので、水耕栽培で育てるのに向いている植物です。
ちなみにトマトと一緒に植えるといいとよく言われますが、これは水好きなバジルがどんどん土中の水分を吸ってくれるので、乾燥を好むトマトと相性がいいという話からきています。
それほど水が好きなバジル。水耕栽培で育てるとメリットも多いんです!
水耕栽培は土ではなく水を使用するため、室内を汚すことなく植物を育てることができます。また植物を脅かす害虫や病気は土に含まれる有機物から発生することが多いので、水耕栽培で育てれば害虫や病気にかかるリスクも減らせます。
また、土を使わずに水に植物をつけて育てる水耕栽培で育てた野菜は、甘みが増し栄養価が高くなるともいわれています。これは水の中で育つことによって、自ら必要な分だけ水分と栄養を取り込めて、土栽培よりもストレスがかからないためだと言われています。
バジルを始めるのに適している時期は春〜夏です。ただし、水耕栽培であれば室温を調整することで寒い時期でも育てることができます。栽培適温は25℃ほどなので、この室温を保てるとよいです。
バジルの種から水耕栽培を始めるときはスポンジをつかって発芽させます。もともと育てているバジルの株がある場合は、切り取った茎を水挿しにして簡単に水耕栽培を始めることができます。
ちなみに土栽培の根を洗ってそのまま水耕栽培を始めても、根の性質が少し異なるのであまりうまく育ちません。苗ごと水耕栽培に切り替えたい場合は根を切って、その分茎葉も切ってから始めましょう。
バジルは丈夫なので、摘心や切り戻し、収穫のときに切り取った茎葉から新しく育て始めることができます。コップや一輪挿しの花瓶はもちろん、ペットボトルを使った方法で簡単に始められるので挑戦してみましょう。
種から育てた苗を入れる場合は、ウレタンごと飲み口にセットし、根が浸かるように置くといいですよ。
挿し芽をつくるときにどの位置でカットするのがいいかなどについては、こちらの記事が参考になるので、ぜひご覧ください。
バジルを種から育てたいという方は、スポンジを使って発芽させる方法がおすすめです。
バジルを水耕栽培で育てるときは、毎日水を交換してください。とくに夏場は水の温度が上がると菌が繁殖して腐りやすくなるので注意しましょう。容器の底に根腐れ防止剤(ミリオンAなど)を敷き詰めておくと、水質を浄化してくれるので腐りにくくなります。また、容器の周りをアルミホイルなどで覆うことで藻の繁殖を防ぐことができます。
肥料は、液肥を10〜14日に1回、普段の水替えのときに数滴ほど水に混ぜておけば問題ありません。
そのほか、バジルは日当たりの良い場所を好みます。太陽の光に当てることで風味がよくなりより美味しいバジルを採ることができます。
バジルは料理やドリンクなどに加えることで、本格的な味わいを楽しむことができます。お部屋に潤いを与えてくれるインテリアとしても人気のバジル。
水耕栽培に必要な道具は100均でも買えるものばかりなので、ぜひ気軽にバジルの水耕栽培に挑戦してみてください。

GreenSnap編集部