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日本各地に自生するヘビイチゴは、イチゴと入っていますが食べられるのでしょうか。今回はヘビイチゴについて解説しています。
ヘビイチゴとはどんな植物か、食べられるのか、ジャムにはできるのか、薬として使えるのかなどをまとめましたので、ご参照ください。
ヘビイチゴとは、バラ科キジムシロ属の植物です。ヘビイチゴの別名は「ドクイチゴ」で、英語では「false strawberry」と呼ばれます。田んぼのあぜ道などに自生し、やや湿った場所を好みます。
ヘビイチゴは、やや物騒な名前がついていますが、ヘビがいそうな場所に自生すること、ヘビが食べるからヘビイチゴとなったなど、由来は諸説あります。イチゴとついていますが、実際の果実はイチゴには似ていません。画像のように赤い綺麗な果実をつけます。
葉はクローバーのように3つに分かれています。見た目が愛らしいためリースで楽しむ方も多いです。
ヘビイチゴの花は、4月から6月に開花し、花の色は黄色です。ヘビイチゴの花の大きさは小さく1.5センチほど。5枚花弁の愛らしい花を咲かせます。
ヘビイチゴと野いちごはやや名前が似ていますよね。野いちごとの違いについてもご紹介します。
ヘビイチゴの花は黄色ですが、野いちごの花は白いので、花の色でヘビイチゴか野いちごか区別をすることが可能です。果実はヘビイチゴ、野いちごで似ているので区別が難しいため、花の段階でチェックしておきましょう。
ヘビイチゴの花言葉は、「可憐」、「小悪魔のような魅力」です。画像のようなヘビイチゴのかわいらしい赤い実からこのような花言葉になったのでしょう。
ヘビイチゴは虫刺されに効果的とされていて、かゆみを止める効果が期待されています。さらには、ヘビイチゴは擦り傷、切り傷、やけど、あせも、肌荒れにもよいとされています。
ヘビイチゴを患部に塗ることで、ヘビイチゴの成分が薬となるそうです。
ヘビイチゴの果実を食べることで薬になるわけではありませんので、ご注意ください。
「ドクイチゴ」とも呼ばれるヘビイチゴは毒がありそうな名前をしているため、食べられるかわからない方もいると思いますが、ヘビイチゴには毒はありませんので、食べられます。
ただし、イチゴのようにおいしいわけではありません。
ヘビイチゴはジャムで食べることができますので、作ってみませんか。
ヘビイチゴに砂糖を加えて、レモン汁を適量くわえて煮詰めるとヘビイチゴのジャムができます。砂糖を多めに作ると美味しくなりますので、試してみてください。
ヘビイチゴは名前がやや怖いですが、食べられる果実です。ただし、あまりおいしくはないので、そのまま生食をするのではなく、ジャムで楽しんでみませんか。
見た目も愛らしいので、リースにして楽しんでみてもよいかもしれませんね。
GreenSnap編集部