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シバザクラに似ているものの、花弁がシバザクラのそれよりもやや薄いピンクをしているイモカタバミ。これから育ててみたい方向けに、イモカタバミについて解説しています。
イモカタバミとはそもそもなにか、ムラサキカタバミとの区別方法などについてもまとめていますので、ぜひご参照ください。
イモカタバミはカタバミ科の植物で、フシネハナカタバミの仲間です。フシネハナカタバミはイモカタバミとまとめてイモカタバミとくくられています。
南アメリカのなかでも標高の高い地域が原産とされていますが、日本でも北海道から沖縄のどこでも栽培が可能です。
見た目の印象はシバザクラのようで、とても美しいです。
イモカタバミの花期は5月から6月、10月から11月です。気温の穏やかな時期に咲く、二季咲の植物です。
イモカタバミの花はピンク色が特徴で、はっきりした色がきれいです。よく見ると花弁には濃い紫色のラインが入っています。花は小さくサイズは1.5センチで、密集してこんもりとして咲きます。
イモカタバミの花言葉は、「輝く心」、「喜び」、「母の優しさ」です。
濃いピンクのシバザクラのような花が穏やかな気候の時期に開花していたら、輝くように見え、気持ちもうれしくなりますよね。このことから「輝く心」、「母の優しさ」という花言葉になったのでしょう。
イモカタバミはよくムラサキカタバミと見間違われます。
まず違いは花の色です。イモカタバミは濃いピンク色をしていてビビットです。見た目はシバザクラのような色をしているのが特徴となっています。
ムラサキカタバミは、色が青みがかって色が紫寄りで、花の中心の色が白く抜けているのが特徴です。またムラサキカタバミは葉の艶があるという違いもあります。
花の中心が白いものがムラサキカタバミ、白く抜けていないものがイモカタバミと覚えましょう。
イモカタバミは食べることが可能です。強い毒性はありませんが、一度にたくさん食べると体にはよくありませんのでご注意ください。
食べられる部分はイモカタバミの花の部分ではなく、塊茎(かいけい)部分です。イモカタバミを抜くとポコッとした根っこがあります。小さなサトイモのような根のかたまりのことで、これを塊茎と呼びます。加熱をすることで食べることができるので興味のある方は茹でて食べてみてもよいでしょう。
サトイモとレンコンを混ぜたような食感や味が楽しめます。
イモカタバミは強い植物で初心者の方でもかんたんに育てられるのでおすすめです。日当たりがよい場所で育てることををおすすめしますが、耐陰性があるので半日陰でも問題ありません。
イモカタバミは、乾燥を好む植物ですので、やや乾燥気味に育てましょう。土の表面が乾いたら、水やりをします。肥料はとくに必要とせず、手入れもほぼ不要です。あまりにも混み入って茂ってきた場合は、剪定が必要となります。
イモカタバミはなかなか苗が流通しませんが、お庭にある方からおすそ分けしてもらうのもいいかもしれませんね。もしも流通していたら、かわいい花が楽しめますので、お迎えしませんか。
塊茎を食べることもできますので、興味のある方はぜひ食べてみましょう。
GreenSnap編集部