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ユウゲショウは気温が暖かくなる初夏になると、空き地などにポツポツとピンクの小さな花をつける雑草の仲間です。見た目がかわいいため、庭に自生したものを育てる方も多くいます。ここでは、そんなユウゲショウの特徴や育て方、花言葉のほか、似た花との見分け方などについてまとめていますので、ご参照ください。
ユウゲショウはアカバナ科の植物で、別名アカバナユウゲショウとも呼ばれます。夕方になると花が美しく開花をすることから、「夕化粧」という名前がつけられました。
日本では、道端、空き地など至るところで見ることができるとても身近な植物で、繁殖力が強いことから、雑草としても認識されています。
ユウゲショウの開花時期は5月から9月と、比較的長めです。
ユウゲショウはピンク色の花を咲かせます。花の大きさは1.5センチとこぶり。かわいらしい丸みを帯びた花弁は4枚で、中心部分は黄色くなっています。
また、花をよく見ると濃いピンクのスジが入っているという特徴もあります。草丈はあまり高くなく、人のひざ下で20〜30センチほどです。
ユウゲショウの葉は交互に生えていて、ギザギザとしています。
ユウゲショウの花言葉は、「臆病」です。
普通の花が太陽が出ている時間帯に咲くのに対して、ユウゲショウは暗くなる時間に開花することからこのような花言葉になったと考えられます。
ユウゲショウは雑草として認識されていますが、花の見た目がかわいいため、栽培する方も多くいます。
日当たりのよい場所を好みますので、育てる場合は明るい場所を選んでください。
コンパクトな植物で草丈も低いユウゲショウは、地植えや鉢植えどちらでも栽培が可能です。
地植えの場合は特に水やりは不要です。鉢植えの場合は、土の表面が乾いたら水やりをします。
ユウゲショウは、特に肥料を必要としません。雑草として扱われるほどの植物ですので、肥料を与えなくてもよく育ちます。
ユウゲショウは地下茎がよく生長するため、鉢植えで育てる場合は、植え替えが必要となります。1~2年に一回のタイミングで植え替えをするとよいでしょう。
ユウゲショウに似た花に「ヒルザキツキミソウ」があります。日本のあちこちで見ることができて、道端や空き地によく自生します。
ヒルザキツキミソウは、花の形など見た目はユウゲショウに非常に似ていますが、大きな違いとして大きさがあげられます。
ユウゲショウは1.5センチほどの小さな花を咲かせますが、一方のヒルザキツキミソウの花は5センチほどの大きさがあります。小さい方がユウゲショウ、大きい方がヒルザキツキミソウと覚えるとよいでしょう。
また、ヒルザキツキミソウもユウゲショウのように基本的には夕方から開花しますが、ときには昼にも開花することもあります。そのため、昼に見かけたユウゲショウに似た花はヒルザキツキミソウ、と判断することもできます。
さらに、開花時期にも違いがあり、ヒルザキツキミソウの花期は5月から7月で、ユウゲショウと比べて短いです。
生命力がとても強いユウゲショウはほったらかしでもよく育ちます。小さなピンクの花がポツポツと咲く姿はとても愛らしいですよ。育てやすいので初心者の方にも向いています。
しかし、地植えをするとすぐに繁殖しますので育てる場所には注意しましょう。
GreenSnap編集部