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アザミのなかでもアメリカオニアザミは大きく、繁殖力も強いため厄介な植物です。自宅の庭にあって駆除したい方もいますよね。このページでは、アメリカオニアザミについて解説しています。駆除方法や注意点についても記載していますので、ご参照ください。
アメリカオニアザミはキク科アザミ属の植物で、雑草として知られています。アザミの一種で、外来種です。外来種とは本来日本に自生していない植物のことを意味します。
名前にアメリカと入っているため、アメリカ原産と思われやすいですが、実際はヨーロッパ原産の植物です。そのためセイヨウオニアザミという別名もあります。
北アメリカから輸入された穀物や牧草に混ざって持ち込まれました。北海道、本州、四国に分布されていて、とくに北海道に多い雑草です。
アメリカオニアザミの草丈は50センチから150センチほどで、大きく成長すると2メートルにもなることがあります。
アメリカオニアザミの花期は7月から10月です。濃いピンク色の花を咲かせ、一般的なアザミと似た花をしています。花後は種子ができますが、同じキク科のタンポポのように綿毛をつけて飛ばす風媒花です。よく飛び、種子も多いため、繁殖力が高いのが特徴です。
またアメリカオニアザミの葉や茎、総苞片に鋭いトゲがあるのが最大の特徴です。このトゲはとても尖っているため、手袋をしても貫通してしまうことがあります。
アメリカオニアザミは、生態系被害防止外来種に指定されている植物で、保管や所持は禁じられ、栽培についても規制されている植物です。
ピンク色の花が綺麗なので、育てたい方もいるかもしれませんね。
繁殖力が強いアメリカオニアザミはあっという間に広がることがあります。トゲがあるため、ガーデニング中に怪我をする可能性もあります。ペットが誤って近づきケガをすることもあるので駆除をしましょう。
除草剤を使用して駆除しましょう。触ると怪我をすることもありますので、薬剤に頼ることをおすすめします。
雑草を駆除する際は、鎌などで刈って雑草を駆除することはありますが、これだと根が残ります。アメリカオニアザミは繁殖力が高いため、根が残っているとまた伸びてきてしまいますので、スコップで周囲の土や根っこをまとめて抜くことをおすすめします。
アメリカオニアザミはトゲがありますので、気をつけましょう。
軍手だとトゲが突き破ってしまうことがありますので、厚手のゴム手袋を着用してください。トゲが足に刺さることもありますので、長靴をおすすめします。また長袖、長ズボンの着用で作業がよいでしょう。
アメリカオニアザミに綿毛がついているときは、マスクを着用して口に入らないようにしてください。
綿毛状態のアメリカオニアザミを駆除した場合は、そのまま放置しておくとその種子でまた繁殖してしまいます。抜き取ったらすぐに処分することを心がけてください。
大きなアザミが咲いていたら、アメリカオニアザミの可能性がありますので、駆除をしてください。トゲもありますので、早めの駆除をおすすめします。駆除の際は、手袋、長靴着用で十分注意して作業をしてくださいね。
GreenSnap編集部