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山地に自生する美しい花のシラネアオイは自宅で育てることができます。このページでは、シラネアオイの育て方を解説しています。
シラネアオイはどんな場所で育て方いいのか、肥料を与えたらいいのか、どんな虫や病気に気をつけたらいいのか記載していますので、ぜひご参照ください。
シラネアオイはキンポウゲ科シラネアオイ属の植物で、湿気のある場所に自生します。
シラネアオイは20センチから30センチで花期は5月から7月です。薄紫の花が特徴的ですがシラネアオイの花弁に見えるようなものはガクです。
漢字で書くと「白根葵」で、日光の白根山に多く自生し、花の姿がタチアオイに似ていることが由来しています。他にも「ヤマフヨウ」、「ハルフヨウ」とも呼ばれます。
シラネアオイを育てる場所は、明るい日陰がよいでしょう。真っ暗で全く光が当たらない場所ではなく、1年を通して明るい日陰がよいとされています。
シラネアオイは鉢植え、地植えどちらもで育てることができ、栽培に向いている用土は水はけがよいものです。
鉢植えでシラネアオイを育てる場合は、通気性がよく水はけのよいものをお選びください。赤玉土、鹿沼土を6:4の割合で混ぜて作るとよいですよ。
また市販の山野草用培養土でもシラネアオイを育てることができます。
シラネアオイの水やりは、与えすぎに注意が必要です。鉢植えの場合、春と秋のおだやかな気候の間は毎日水やりをしてください。夏の高温の時期は、朝か夕方など涼しい時期に水やりをします。
地植えの場合は降雨で十分ですが、地面を確認して乾燥していたら水やりをしましょう。
シラネアオイの肥料は、まず植え付け時に元肥を施します。4月下旬から梅雨明け前の7月上旬までは月2回の目安で肥料を与えましょう。与える肥料は液体肥料がおすすめです。
秋(10月から11月)に肥料を与えるのもよいでしょう。春と秋に肥料を与えることで、しっかりと花が開花します。肥料の与え方は春と同様で液体肥料をおすすめします。
シラネアオイを鉢植えで育てている場合は、鉢が窮屈になることや土が古くなるので、2年に1回ほどの頻度で植え替えをしてください。地植えの場合は、そのままにしていて問題ありません。
植え付け、植え替えはどちらも3月下旬から5月です。
シラネアオイは特別手入れをする必要はありませんが、すでに紹介したように鉢植えであれば植え替えの必要がありますので、新しい大きな鉢に移しましょう。
シラネアオイの増やし方は、株分けと種まきです。
4月から5月の春に行います。一度シラネアオイを取り出して、根についた土などを取り除き、手で2つに分けます。分けた株を別の場所に移して植えることで増やすことができます。
花が咲き終わった後、果実が割れるとなかから種が採取できます。この種子を土に植えることで増やすことができますが、植えても開花までには数年かかるとされていますので、気長に待ちましょう。
早くシラネアオイを増やして花を楽しみたいなら、株分けをおすすめします。
病気は柔腐病、白絹病に注意しましょう。病気は梅雨の湿気が多くなる時期に発生しますので、通気性をよくしておいてください。
注意する害虫として、ナメクジ、ダンゴムシ、ヤスデ、ネグサレセンチュウがあります。葉にく場合、食害の可能性がありますので見つけたら駆除しましょう。ネグサレセンチュウが付着すると、根が傷み、最悪腐ることもあります。
必要に応じて薬剤を使用してください。
シラネアオイの花言葉は、「完全な美」、「完璧な美」、「優美」です。
山中に割く植物で、暗いジメジメした場所に自生するにも関わらず、淡い紫の花弁が美しいことからこのような花言葉になったと考えられます。
シラネアオイは育てることが難しい植物ではありません。ただし、梅雨など湿気が多い時期で育てる場合は、病気や虫がつきやすいので注意が必要です。初心者の方でも育てることができますので、お迎えしてみませんか。
GreenSnap編集部