キンギョソウの画像

キンギョソウの育て方

  • オオバコ科
  • キンギョソウ属

キンギョソウの基本情報

ジャンル

草花

形態

一年草

学名

Antirrhinum majus

別名

金魚草,スナップドラゴン

原産地

地中海沿岸

キンギョソウの性質

栽培難易度

普通

耐寒性

強い

耐暑性

強い

耐陰性

時期

種まき

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植え付け・植え替え

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肥料

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開花

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キンギョソウの育て方

キンギョソウという名前を一度は聞いたことがありませんか?

ふっくらとした金魚みたいな花を咲かせる植物で、甘い香りがします。

花を咲かせやすく、ガーデニングに少し慣れてきたという方にもおすすめです。

今回はキンギョソウの育て方などをご紹介します。

基礎情報

日当たり

キンギョソウはやわらかい日光を好みます。

基本は日光に当てて育てます。

ただ、夏の直射日光は苦手です。

春や秋は日当たりの良いところで育て、夏は半日陰か明るめの日陰で育てるように意識しましょう。

日光を好む植物なので日照不足にならないように、ご注意ください。

キンギョソウは寒さにも強いのですが、霜に当たると枯れてしまいます。

冬は日当たりの良さを確保しつつ、外で育てるなら霜対策もしましょう。

 

置き場所

キンギョソウは日光と水はけの良い場所を好みます。

耐寒性は-5℃くらいまであるので、暖かい地方なら外で冬越しするのも可能です。

ただ、霜に当たらないように、軒下に置いたり霜よけを置くなどの対策が必要です。

また、高温にも耐える植物ですが、高温多湿を嫌います。

日本の梅雨から真夏にかけては、弱りやすくなります。

本来キンギョソウは多年草に分類される植物なのですが、日本で育てる場合は夏に枯れる一年草として扱うことが多いです。

連作障害を起こすこともあるため、置き場所を移動できない地植えで育てるなら一年草として扱って良いでしょう。

植え付け前に堆肥や苦土石灰で土壌を改良しておくと、よく育ちます。

鉢植えで育てる場合は、春は日当たりの良い場所に置き、夏は半日陰か明るめの日陰に移し、冬は室内で育てます。

乾燥に強い植物とはいえ、エアコンや暖房の風には当てないように注意してください。

 

水やり

キンギョソウは乾燥に強い植物です。

そして過湿になると枯れやすくなるため、土が乾いたらたっぷりと与えます。

花に水をかけると枯れるので、かからないように注意してください。

夏は枯れてしまうことが多いので、一年草として育てるときは、夏の水やりはあまり注意する必要はありません。

地植えで夏越しさせるのは、難しいです。

鉢植えで夏越しさせるときは、雨が当たらない場所で管理します。

梅雨の前に下葉を残して草丈の半分くらいの高さで切り戻すと、秋にまた育ちます。

蒸れないように注意して、水やりも様子を見ながら行ってください。

 

 

冬は生育が鈍るため、あまり水やりは必要ありません。

また、乾燥に強い植物です。

水やりをするときは、凍結に注意して暖かい時間帯に行いましょう。

外で育てるなら霜に当たらないように、霜よけを設置すると安心です。

 

 

肥料・追肥

植え付ける前に、堆肥と化成肥料を混ぜたものを元肥として施します。

地植えの場合は追肥は必要ありません。

鉢植えで育てるなら、生育が旺盛になる春や秋に1000倍に薄めた液体肥料を追肥として施します。

だいたい2週間に1回、与えると良いでしょう。

肥料を与えすぎると株が弱ってしまうので、注意してください。

 

 

用土

水はけの良いものが適しています。

地植えの場合は、植え付けの2週間前に苦土石灰で土壌を中和しておきましょう。

植え付けの前に堆肥と化成肥料で土壌改良をするのがポイントです。

用土は赤土玉小粒と腐葉土を6:4でブレンドするか、腐葉土を少し減らして川砂を入れても良いでしょう。

鉢植えで育てる場合は、水はけさえ良ければ問題ありません。

草花用の培養土で大丈夫です。

病気予防のため、土は清潔なものを使ってください。

 

 

植え替え・植え付け・種蒔

キンギョソウの種まきは、4月か9〜10月に行います。

育苗ポットなどに土を入れて、種をまいて土をかぶせずに管理します。

このとき、日当たりと風通しの良い場所に置いてください。

おおよそ7日くらいで発芽します。

土が乾燥しないように水をやり、本葉が7〜8枚になったら、植え付けができます。

庭植えなら、だいたい株間を20cm以上とって植えます。

ポットのまま配置を決めると、綺麗に植えやすいです。

ポットから苗を抜いて、根が綺麗ならそのまま植えて大丈夫です。

もし、根が窮屈そうなら軽く根鉢を崩しましょう。

鉢植えの場合は鉢底ネットと軽石を敷いてその上に用土を入れ、植え付けます。

プランターで育てるなら株間を15cmくらい取ってください。

植え付けは霜が降りる前に済ませましょう。

寒い地域なら、春から育てるのがおすすめです。

 

増やし方

キンギョソウは種まきと挿し木で増やせます。

種を採取するときは種が小さくこぼれやすいので、さやが茶色く変色してきたら花茎ごと取って、袋に入れて乾燥させましょう。

採取した種は紙袋などに入れ、涼しい場所で保管します。

挿し木をする場合は、5月や10月ごろが適しています。

5〜6cmくらいの長さで茎を切り、下葉を落とします。

それから赤玉土などの用土に挿して、明るめの日陰で管理しましょう。

乾燥しないように、水やりもしてください。

芽が十分に伸びてきたら、鉢上げして育てます。

 

 

病気・害虫

キンギョソウを育てるときに気を付けたい病気が、立ち枯れ病や灰色かび病です。

立ち枯れ病は苗が小さいときに起きやすい病気です。

土が高温多湿になると起きやすく、土が酸性化していると状況が悪化します。

土壌改良した水はけの良い場所で育て、高温多湿にならないように管理しましょう。

発病した株は早めに処分します。

放っておくと花壇全体に広がってしまうので、こまめにチェックしてください。

灰色かび病は枝が混みあうと起きやすい病気です。

花がらや枯れた葉を放置すると、カビが生えてこの病気にかかりやすくなります。

花がらはこまめに摘み取るようにして、長く伸び過ぎたら思い切って切り戻し、風通しの良い環境を作りましょう。

切り戻しをすると日照不足も防げますよ。

害虫は春から秋にかけて、アブラムシが発生しやすくなります。

特に春は食欲が旺盛で注意が必要です。葉の裏まで見て、もし見つけたら増えない内に駆除しましょう。

殺虫剤を使っても良いですが、数が少ない内は粘着テープで取り除くことも可能です。

 

管理温度

キンギョソウを育てるときは10〜25℃くらいが適温です。

高温にある程度耐えますが、過湿を嫌うので夏の管理は特に注意が必要です。

冬は-5℃程度までの寒さに耐え、霜や強い寒波に当たらなければ屋外でも育てられます。

日照不足、高温多湿、夏の直射日光、霜に注意すれば、育てやすい植物だと言えるでしょう。

鉢植えで管理すると置き場所を変えられるので、初めてキンギョソウを育てるならおすすめです。

 

 

種類・品種

キンギョソウは地中海沿岸が原産の植物で、品種も豊富です。

草丈が1m以上にもなる高性種、小型の矮性種、

そして中間の大きさの中性種もあって切り花から花壇、鉢植えなど用途に応じて育てられます。

花形も一重咲きや八重咲き、ペンステモン咲きなど品種によって違うので、それぞれ楽しめます。

品種は主にF1品種と呼ばれる一代雑種が流通していて、品種名にF1が付いていることが多いです。

矮性種だとF1パレット系、中生種だとF1プリンセス系、高性種だとF1メリーランド系が代表的な品種です。

 

 

花の形態(どんな花を咲かせるのか)

キンギョソウという名前の通り、長い花穂にふわっとした金魚の姿に似た花をたくさん咲かせます。

花の形はポピュラーな可愛さが人気の一重咲き、ボリュームたっぷりの八重咲きが一般的です。

変わり品種として、釣鐘状の花をつけるペンステモン咲きの品種もあります。

花の色は赤やピンク、白、橙、黄のほかに複数の色を持つ複色もあり、見た目も色も鮮やかです。

キンギョソウの花は甘い香りを持っているのも特徴です。

ドイツでは魔除けとして使われていました。

花を咲かせやすくて色も豊富なキンギョソウは、春や秋を彩る植物として人気です。

 

トリビア

風水

黄色のキンギョソウは、金運を高めてくれるので特に西に置くと良いと言われています。

また、キンギョソウの鮮やかな色は疲れを癒やし、陽気な気分にさせてくれます。

キンギョソウは花の色が豊富なので風水との相性が良い植物です。

恋愛運を高めるならピンク、仕事運を上げるなら赤です。

もし色で迷ったら、風水を意識してみてはいかがでしょうか。

 

 

花言葉

キンギョソウの花言葉はたくさんあります。

「おしゃべり」「騒々しい」「でしゃばり」「図々しい」「おせっかい」「無作法」など、花の形が口に似ていることから、

おしゃべりに関連した花言葉が多いです。

「清純な心」「健やか」といったポジティブな花言葉もあるのですが、

ネガティブな花言葉が多いので誰かに贈るときは注意が必要です。

メッセージカードを添えるなど、誤解を受けないように配慮した方が良いでしょう。

 

由来伝承

キンギョソウの学名「Antirrhinum majus」の「Antirrhinum」はギリシア語のanti(〜のような)とrhinos(鼻)が元になっていて、

日本語に訳すと「鼻のような」という意味になります。

確かに、鼻の形にも似ているかもしれませんね。

また、海外では花の形がドラゴンの口に似ていることから「Snapdragon(スナップドラゴン)」と呼ばれています。

「かみつきドラゴン」という意味があるんですよ。

蜜を吸いにやってきた虫が、ドラゴンに食べられているように見えるからだそうです。

日本名の由来は江戸時代に日本に渡来したとき、

花の形が金魚の泳ぐ姿や口に似ていることから「キンギョソウ」と名付けられました。

私達にとって金魚が身近で愛されている存在だということが、実感できますね。

ちなみに中国でも「金魚草」と呼ばれています。

国や地域によってさまざまな名前で呼ばれ、親しまれている植物がキンギョソウなのです。

 

 

まとめ

花穂に金魚みたいな花をつける姿がとても愛らしい、キンギョソウをご紹介しました。

キンギョソウの種さやは、種を落とした後にドクロみたいな形になると、ネットで話題になったこともあります。

育てるときはちょっとホラーなキンギョソウの一面も、ぜひ見てみてください。

花とのギャップに驚くこと間違いなしです。

 

 

※トップ画像はPhoto by ハゼノキさん@GreenSnap

FLORA

FLORA

1985年生まれ。 お花もグリーンも生活の一部。 休日はもっぱらグリーンのあるカフェ巡り。

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