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ミヤコワスレ(都忘れ)の育て方|植え替え時期や水やりの方法は?

  • キク科
  • アスター属
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ミヤコワスレは園芸品種の名前として付けられた和名です。花はくっきりしているので絵に描いたように美しいです。名前には昔の出来事にも関わっている歴史的なキク科の植物です。

ミヤコワスレの育て方をご紹介していきましょう。

都忘れ(ミヤコワスレ)の日当たり

ミヤコワスレは、植物では珍しく日陰を好みます。強い日差しに弱いので、直射日光は避けましょう。

日光の良く当たる日向や西日のかかる場所に植えた場合、真夏の間などは、よしずなどを立てかけて日除け対策を施しましょう。

鉢植えで育てている場合、できれば6月以降になれば半日陰でも管理をおすすめします。9月下旬までは移動させないで育ててください。

都忘れ(ミヤコワスレ)の置き場所

ミヤコワスレは夏の暑さを嫌いますので、風のよく通る場所で管理します。また、寒さには強いので、冬はさほど注意することはありません。

ただし、霜や凍結にならないように配置場所には注意しましょう。寒冷地では霜よけ対策として、使い切った用土袋や半分にカットしたペットボトルが有効です。霜や凍結の被害が出ると春からの生育が悪化してしまいます。

都忘れ(ミヤコワスレ)の水やり

夏の水やり

ミヤコワスレの夏の水やりは、土の表面が乾ききっていたらたっぷりと行います。乾燥に弱いので適度な湿気を保てるようにしてください。

また、真夏は乾燥をしやすい時期ですので、毎日観察して水やりを行いましょう。

冬の水やり

冬も乾燥期でありますので、気を抜いて土を乾燥させないように気をつけましょう。

ミヤコワスレの冬の水やりも、土の表面が乾いたらたっぷりと行います。水やりを控えめにする必要はありません。

都忘れ(ミヤコワスレ)の肥料・追肥

ミヤコワスレの植え付けを行うときに、緩効性化成肥料を耕した土や用土と一緒に混ぜておきます。

ミヤコワスレを鉢植えで育てている場合は、追肥として緩効性化成肥料と液体肥料を用います。緩効性化成肥料を使う場合、開花中から花が咲いた後そして秋の3回に与えておきます。

液体肥料では、花後から夏が終わり次の季節が感じられるときまでに、定期的に施肥します。秋に入ってきたら肥料を控えるようにすると花の咲き方が良くなります。

ミヤコワスレを地植えで育てている場合は、肥料を施す必要はありません。

都忘れ(ミヤコワスレ)の用土

ミヤコワスレの栽培には、水はけの良い土を選定しましょう。土地の生産力が高く作物がよくできる土質の土にしましょう。また、土が弱酸性になるように調整します。

地植え

ミヤコワスレを地植えで育てるときは、以下の方法で土づくりを行ってみてください。

弱酸性の土にするためには、pH(ペーパー)と呼ばれる水素イオン濃度を計測する必要があります。

酸性はpHが0〜6までとなっています。phは7であれば中性として扱われ、8〜14までがアルカリ性と定められています。土が酸性であった場合、消石灰や苔土石灰などを使用して、弱酸性にさせます。

鉢植え

ミヤコワスレを鉢植えなどで育てるときは、赤玉土と腐葉土と鹿沼土を5:3:2で混ぜた配合土をつくります。鹿沼土には弱酸性の性質を補助してくれますので入れておきましょう。

都忘れ(ミヤコワスレ)の植え替え・植え付け・種まき

ミヤコワスレを地植えで育てると、その場所で5年程度は元気に育ってくれます。その後も同じ場所でも育てられますが、生育が悪くなってきますので、5年を目安に1度別の場所へ植え替えを行いましょう。

ミヤコワスレ鉢植えで育てている場合は、鉢底から根が伸びてでてきていたら植え替えてほしいというサインです。一回り大きサイズの鉢に植え替えてあげましょう。植え替え時期の目安は5月〜6月頃です。

都忘れ(ミヤコワスレ)の増やし方

ミヤコワスレの増やし方には、「株分け」か「挿し芽」といった方法があります。

株分け

ミヤコワスレの株分けは、植え替えのときに同時に行いましょう。

花後に株を掘り上げます。根の周りについた土は取り除きはさみなどを使って分けていきます。土を排除するときに根を傷つけないようにしましょう。

切り分けが終わったら、鉢や地面に植え付けて完了です。

挿し芽

ミヤコワスレの挿し芽を行う際は、春になって伸びた芽を、先端から数えて2・3節のところを切除します。

切り取った茎の中心から下部の葉は全部切りとります。切り口を水に浸して一晩そのままにしておきます。新しい用土を使って茎を挿します。根が生えてくるまでは土を乾かさないように水やりをしていきましょう。

ミヤコワスレの根は30日から35日経過した頃から発根しますので、その後植え替えます。配置場所として直射日光が当たらない場所が最適です。4月〜6月が適期です。

都忘れ(ミヤコワスレ)の管理温度

ミヤコワスレは、2度以下や20度以上になると分化が行われません。育つ気温は、5度〜15度の間でなければならないのです。また、繁殖の花になるための芽をつくるのに、最も適した温度は10度となっています。

ミヤコワスレを育苗トレイを使って長期保存するには、株分けを行った後に育苗トレイで3週間程度育てます。その後に冷蔵庫に入れておくと、3か月以上も苗を貯蔵することができます。

この苗を使って植えるには、10月に入ってから1月の中旬ぐらいまでの間に12度のハウスなどで定植させます。12月から3月には温度を加えずに外気で育てると4、月上旬にはまた花を咲かせます。

冷蔵庫に入れる前に、予冷処理として5度の気温である環境下で14日程度置いておくと、開花時期が早くなります。

都忘れ(ミヤコワスレ)の育て方で注意すべき病気・害虫

ミヤコワスレがかかりやすい病気には、「白絹病」というものがあります。この白絹病は、湿度と気温がともに高いときに被害に会いやすくなります。湿度が高くなる梅雨の時期は雨をしのげるようにしておきましょう。

白絹病にかかると、地面などが白色をした綿のようなもので覆われていきます。放置していると立ち枯れの被害に遭います。治すのは難しいので、病気にかかった部分は処分してしまいましょう。

ミヤコワスレにつきやすい害虫には、アブラムシが挙げられます。アブラムシにとってキク科は、大好物ですので薬剤を撒いて発生を防いでおきましょう。特に新芽・花芽に付くことは避けたいですね。

見つけたら、オルトラン液剤やスミチオン乳剤などの殺虫剤で退治しましょう。そのほか、家にあるお酢や牛乳を用いて駆除することもできます。

お酢を使ったものを「木酢液」といいます。水が1Lで5ccの酢を薄めます。牛乳はそのまま使ってください。霧吹きに入れて吹きかけるとアブラムシが窒息死します。

都忘れ(ミヤコワスレ)の種類・品種

ミヤコワスレは日本に自生するミヤマヨメナの園芸品種です。本州や四国、九州の山地に自然に育っています。ミヤコワスレは江戸時代から品種改良されてきた歴史ある植物です。

春には花が咲く多年草で、切り花としても利用されています。野菊に似た花を咲かせるのでキク科と言われてもうなずけます。

花の色によって品種名が異なります。例えば、代表的な濃い紫色の花には、江戸紫があります。

ピンクの花には、浜乙女や桃山という品種名があります。青色が混じった薄い紫色の花には、青空という名前がついています。

浜乙女は桃色の可愛らしい花を咲かせます。みのる紫という品種もあり、ミヤコワスレの中で最も大きな花を咲かせます。

濃い青色をしています。さらに品種が違うと草丈も20cmのものもあれば70cmにも伸びるミヤコワスレがあり、バリエーション豊富です。

都忘れ(ミヤコワスレ)はどんな花を咲かせる?

ミヤコワスレの花は、野菊のように小さく可憐な姿をしています。色もたくさんあり濃い紫やピンク、青の混ざった淡い紫、赤紫、白などです。

春から初夏に差し掛かる6月までが、ミヤコワスレの開花時期となります。

都忘れ(ミヤコワスレ)の風水

紫色の花を咲かすミヤコワスレを南に飾ってみたり、育ててみましょう。そうすることで自分自身の気持ちを確かめたり、ワンランクアップを狙いたい人に効果的とされています。

そのほかにも東や南西の方角にも効果が表れるそう。特に南西には、責任が重くなってストレスを溜め込んでいる人におすすめです。

都忘れ(ミヤコワスレ)の花言葉

ミヤコワスレには、「しばしの憩い」や「しばしの慰め」、「しばしの別れ」という花言葉があります。この花言葉の由来には、鎌倉時代に承久の乱で敗北し佐渡に流された順徳天皇が関係しています。

ミヤコワスレを見て「少しだけでも都のことを忘れられる」と慰められたそうです。それが「しばしの慰め」の花言葉に繋がっています。

またこのほかにも、「また会う日まで」や「短い恋」という花言葉もあります。

都忘れ(ミヤコワスレ)の名前の由来

ミヤコワスレの英名はGymnaster(ジムナスター)で、別名野春菊(ノシュンギク)や東菊(アズマギク)ともいわれています。Gymnasterはギリシャ語で「裸の」という意味のGymnouと「アスター属」という意味に当たるAsterを合成させた言葉です。

学名ではGymnaster savatieri(ギュムナステル サウァティエリ)またはMiyamayomena savatieri(ミヤマヨメナ サウァティエリ)と呼ばれています。

「ミヤコワスレ(都忘れ)」はミヤマヨナメの園芸品種に付けられた和名です。これには、1221年に鎌倉時代に起こった、承久の乱にて敗れた順徳天皇の言葉が由来しています。

鎌倉幕府を打倒しようとした後鳥羽上皇の兵が、北条氏により敗北してしまいます。後鳥羽上皇の息子、順徳天皇は佐渡に島流しされることになります。

都を離れるときに庭に咲いていた小さく可愛らしい花を見つけ、「いかにして契りおけん白菊を都忘れと名づけくるも憂し」という詩を詠みました。

後鳥羽上皇も白菊を好んでいたといわれており、島流し先で都忘れという名を付けることで、より皮肉なものであると嘆いておられるのです。歴史とともに歩んできた都忘れは現在でも栽培愛好家などで栽培されています。

都忘れ(ミヤコワスレ)の花の育て方をマスターしよう!

都のことを一瞬だけ忘れられる花とされているミヤコワスレの育て方についてご紹介しました。

そんな意味を聞くと悲しい気持ちにもなってきますが、日本では今でもよく栽培されている植物です。

一人暮らしの方や単身赴任の方が都(実家や家族の家など)を思いながら歌を歌ってみるのも風情があっていいですね。

可憐な花を様々な色に咲かせるので是非育ててみてはいかがでしょうか。

ミヤコワスレの基本情報

ジャンル
草花
形態
多年草
学名
別名
ミヤマヨメナ,都忘れ
原産地
日本

ミヤコワスレの性質

栽培難易度
普通
耐寒性
強い
耐暑性
やや弱い
耐陰性

時期

植え付け・植え替え
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
  • 6
  • 7
  • 8
  • 9
  • 10
  • 11
  • 12
肥料
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
  • 6
  • 7
  • 8
  • 9
  • 10
  • 11
  • 12
開花
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
  • 6
  • 7
  • 8
  • 9
  • 10
  • 11
  • 12

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