カルーナの画像

カルーナの育て方

  • ツツジ科
  • カルナ属

カルーナの基本情報

ジャンル

庭木・花木

形態

低木

学名

Calluna vulgaris

別名

ギョリュウモドキ,ヒース,四方柏(しほうはく)

原産地

ヨーロッパ、北アフリカ、シベリア

カルーナの性質

栽培難易度

やや易しい

耐寒性

強い

耐暑性

やや強い

耐陰性

時期

植え付け・植え替え

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開花

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カルーナの育て方の画像

カルーナはエリカの近隣種で、「ヒース(ヘザー)」「ギョリュウモドキ」とも呼ばれる、シベリア・ヨーロッパなどに分布している常緑の低木です。

カルーナ属に分類される植物は「カルーナ・ブルガリス種」一種類のみですが、変種も多く、1000種類以上の園芸品種があります。

あまり樹高が高くならずにこんもりと茂るので、コキア(ほうきぐさ)のように枝を箒に仕立てることもあります。

カルーナは-20℃を下回っても大丈夫な寒さに非常に強い植物なので、ヨーロッパやアメリカ、カナダの寒冷地では群生している姿もよく見られます。

ヨーロッパではグランドカバーとしてポピュラーな植物です。

カルーナは乾燥に弱い水気が好きな植物ですが、常時水が溜まっているような、水辺や沼の中といった場所では根腐れしてしまいます。

乾いてしまう前に水やりしますが、腰水にならないように注意が必要です。

カルーナは成長が非常にゆっくりなので、どんどん大きくなって増えていくことはありませんが、あまり手をかけなくてもしっかり育って花もかわいらしい植物です。

カルーナには6~9月に開花する夏咲き品種と、12~3月に開花する冬咲きの品種があり、どちらも暑さに弱いために、暖地では冬咲きの品種が主に流通しています。

カルーナは、ピンク、白、紫などの花色があり、一重咲きと八重咲の品種がありますが、花びらに見えるものは花びらではなくガク片で、本来の花はガクの中にあります。

カルーナの育てる場所

カルーナは日当たりがよい場所で水はけがよい土で育てましょう。

やせた酸性土壌でよく育つので、庭植えにするとき苦土石灰を加えておく必要はありません。

中性~アルカリ性寄りの土の場合は、鹿沼土や酸度未調整のピートモスを加えるなどして酸性寄りに酸度を調整する必要があります。

カルーナは、寒さに強い反面、暑さには弱いので、寒冷地で育てるのに適した植物です。

暖地で育てる場合、気温の高い時期には冷房の効いた室内に置き場所を変えて、明るい窓辺で育てるのがおすすめです。

カルーナは高温多湿や蒸れに弱いので、風通しの良い水はけのよい場所で育てますが、乾燥が苦手なので、乾燥させないように注意しましょう。

カルーナの水やり

カルーナは土が乾き気味の状態が嫌いなので、表面の土が乾いてしまう前に水やりをしましょう。

常時湿り気味の土を好みますが、鉢皿に水をためたままにしておくと根腐れしてしまうので気を付けましょう。

カルーナを庭植えにした場合、寒冷地では、根付いた後は乾燥がちな時期以外は、水やりは自然の恵みだけで十分ですが、土が乾いてしまうのを嫌うので、水切れには注意しましょう。

カルーナが水切れすると葉や枝が枯れこんでしまい、枯れた葉は元には戻りません。

肥料

カルーナは生育にあまり肥料を必要としない植物です。

たくさん肥料をあたえてもすぐには大きくならないし、花付きもよくなりません。

肥料過多は逆に根を傷めるので、なるべく控えめに施肥しましょう。

肥料をあげなくても育ちますが、施肥する場合は春に緩効性化成肥料をひとつまみ株元に置いておきましょう。

用土

カルーナは酸性寄りの土壌を好みます。

カルーナを庭植えにする場合、苦土石灰で酸度調整する必要はありません。

庭土に腐葉土を混ぜ込んでから植えつけると生育がよくなります。

カルーナを鉢植えにする場合、鹿沼土小粒に酸度未調整のピートモスを2割程度ブレンドした土を用いるのがおすすめです。

ブルーベリーやサツキ用にブレンドされた培養土を使うのもおすすめです。

病害虫

カルーナにかかりやすい病気はありません。

鉢植えのカルーナにはコガネムシの幼虫が根を食害することがあるので、急に元気がなくなったときなど、鉢を外して根の状態をチェックしてみましょう。

カルーナにも、春から秋にかけてアブラムシが発生することがあるので、強めのシャワーで葉の裏表を洗う「葉水」をこまめに与えてアブラムシを予防しましょう。

葉水は、土に与える水やりとは別に考えて、毎日かけてもかまいません。

オルトランなどを散布して予防しておき、アブラムシがついてしまったときはベニカXスプレーなどをかけて駆除しましょう。

カルーナの植え付け・植え替え

カルーナの植え付け・植え替えの適期は春と秋ですが、暑さに弱く寒さに強いので、秋に涼しくなってから行うのが最適です。

流通しているカルーナは小さな鉢に植えられていることが多く根詰まり気味なので、購入後すぐに一回りか二回り大きな鉢に植え替えるようにしましょう。

カルーナは、鉢を外して底の方の根をほぐし、傷んだ根を取り除いてから植えつけましょう。

カルーナの根は細根ですが、よく成長するため、根詰まりを起こしやすいので、鉢植えの場合はできるだけ毎年、一回り大きな鉢に植え替えるようにしましょう。

カルーナを庭植えにする場合は、植え替える必要はありません。

水はけや風通しがよくなるように、盛り土した場所に植えつけるようにしましょう。

カルーナは枝が横に広がるので、50~60cm株間を開けて植えつけましょう。

カルーナが大株に育った時は、株分けして育てたほうが、全体に風通しもよくなります。

植え替えるときに株分けしましょう。

庭植えのカルーナも、掘り上げて株分けして、植え替えることもできます。

カルーナの増やし方

カルーナは挿し木で増やすことができます。

4~5月に枝の先端を5cmほど切り取り、鹿沼土を湿らせた苗床に挿し木して育てます。

根が出てきて地上部分が少し育ってくるまで乾かさないように底面給水にして、明るめの日陰で管理します。

大株に育ったカルーナは、株分けをすることができます。

植え替えの時に、株分けして株をコンパクトにすると、同じ鉢に植え替えることもでき、分けた株を新しい鉢で育てることもできます。

カルーナの手入れ

カルーナの花が咲き終わったらすぐに、樹高の1/2の高さまで切り戻しておきましょう。

切り戻しが遅くなると、花芽ができてしまい、切ると花が咲かなくなってしまうので、花後すぐがおすすめです。

カルーナは暑さに弱いので、気温が上がってくる前に樹高の1/2の高さまで切り戻し、混み枝を剪定しておくと風通しがよくなり、夏越ししやすくなります。

伸びて飛び出した枝や、込み合っている枝は、見つけたら適宜切り取っておきましょう。

花後直後以外に剪定をすると花が咲かないこともありますが、樹形を整えることを優先するときは剪定するのがおすすめです。

カルーナの花言葉

カルーナの花言葉は、「連理の枝」「自立」「旅立ち」「誠実」

カルーナはヒースランドと呼ばれるスコットランドの厳しい荒地で花を咲かせながら一面に生い茂っています。

荒涼とした場所でも枝と枝を絡めあうようにしながら咲き誇る姿から「連理の枝」という花言葉がつけられています。

カルーナの赤い花には「熱情」の花言葉が、白い花には「熱情の行為を防止」という逆の花言葉がつけられています。

花色の持つイメージがそのまま花言葉になっています。

カルーナの学名「カルーナ・ブルガリス」は、枝で箒をつくったことから「掃く」を意味するギリシャ語の「kallyno」と、「普通」を意味する「ブルガリス」から名づけられています。

カルーナの寄せ植え

カルーナは成長があまり早くなく、コニファーのようなこんもりとした形状に育つので、寄せ植えの材料としても人気があります。

木の姿が美しいだけでなく、かわいらしい花を枝いっぱいに咲かせる常緑樹で、寒さに強く冬には赤や黄色に葉が色づく品種もあるので、通年見ごたえがあります。

まとめ

カルーナは、酸性寄りのやせ地で育つ、寒さに非常に強い反面、暑さには弱い樹高が20~80mくらいまでしか伸びない小さな常緑樹です。

小さな花を枝いっぱいに咲かせて、冬には紅葉する品種もあり、常緑樹なので通年見ごたえがあります。

花が終わったらすぐに樹高の1/2くらいに切り戻しましょう。

根が広がりやすいので、なるべく毎年一回り大きな鉢に植え替えましょう。

カルーナは水切れに弱いので、土が乾いてしまう前に水やりしますが、鉢皿に水がたまった状態では根腐れしてしまうので気を付けましょう。

暑さに弱いので、暖地では高温期は冷房の効いた室内の明るい窓辺で育てるのがおすすめです。

-20℃まで耐えられるので、冬に特別な防寒処理は必要ありません。

※トップ画像はクリ*さん@GreenSnap

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