マツバギクの画像

マツバギクの育て方

  • ハマミズナ科
  • マツバギク属

マツバギクの基本情報

ジャンル

草花

形態

多年草

学名

Lampranthus spp.

別名

松葉菊

原産地

南アフリカ

マツバギクの性質

栽培難易度

やや易しい

耐寒性

普通

耐暑性

普通

耐陰性

時期

植え付け・植え替え

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肥料

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マツバギクの育て方の画像

南アフリカ原産のマツバギクは、多肉質の細い葉っぱとキクに似た花びらが特徴的な多年草です。

マツバギクは日の光により花を開く性質がありますので、日中に花を咲かせて、夕方になると花を閉じてしまいます。

地を這うように横へ横へと広がりながら成長していくことから、グランドカバーやロックガーデンにも向いているといえます。

マツバギクの育てる場所

マツバギクは、なんといっても日の光によって開く花ですので、日照不足では花が咲きません。

強い光を好みますので、日当たりの良い戸外に置いて育てます。

デロスペルマ属のマツバギクであれば、耐寒温度が-20℃程度ですので、とても寒さに強くて、戸外でも越冬できます。しかし、ランプランサス属のマツバギクは耐寒温度が-5℃程度で、それほど寒さに強いとはいえないので、鉢花であれば、冬場は室内の日当たりの良い窓辺に置いておく方が安心できます。

マツバギクの水やり

マツバギクには、土の表面が乾いたら、たっぷりと水を与えます。

しかし、マツバギクは乾燥には強いものの、過湿には弱いという特徴があり、水やりをしすぎると根腐れを起こしてしまいますので注意が必要です。

春から秋にかけての水やりの目安は2日から3日に1回ですが、土が乾いていることを必ず確認してください。冬場は3日から4日に1回程度を目安にするとよいでしょう。

葉っぱが蒸れないように、風通しを良くすることも大切です。

肥料

肥料については、3月から5月頃、10月から12月頃に、液肥の1000倍液を月1回程度与えます。固形の緩効性肥料を使う場合は、春と秋に1回ずつ与えればOKです。

用土

マツバギクは過湿に弱いため、用土は水はけのよいものにします。

赤玉土6:腐葉土2:パーライト2の混合土がおすすめです。市販の培養土ならサボテン用または山野草用を選びましょう。

病害虫

マツバギクは病害虫の心配は比較的少ない方です。

しかし、ごくたまに発生する病害虫はありますのでご紹介しておきます。

マツバギクがかかる病気

風通しよく乾燥気味に育てていれば心配ありませんが、「べと病」といって、密植や過湿が原因で起こる病気があります。

葉っぱに汚れたような斑紋ができて、それがどんどん広がっていきます。みつけたらすぐに殺菌剤を撒き、そのような葉っぱは集めて燃やしてしまいましょう。

マツバギクに付く害虫

害虫については、ごくたまにアブラムシやカイガラムシが付いてしまうことがありますので、見つけたら殺虫剤ですぐに駆除しましょう。アブラムシはテープで貼り付けて取る方法もありますし、カイガラムシは歯ブラシでこすり取るという方法もあります。

マツバギクの植え付け・植え替え

鉢花の場合、マツバギクは根詰まりして花が付きづらくなってしまうため、数年に1回くらいのスパンで、今までよりもひと回り大きい鉢に植え替えます。下葉が枯れてしまっているようなら、挿し木をした方が良いでしょう。

なお、植え替えに適しているのは、春または秋の過ごしやすい季節です。

マツバギクの増やし方

マツバギクは挿し木で増やします。挿し木に最適なのは9月ですが、5月から9月の間であれば大丈夫です。

若い茎の先端を4センチ程度カットし、下葉を1枚取り除きます。挿し木のための用土はパーライトまたはパーミキュライトを使い、深さ1センチ程度に挿し木をします。

過湿になると根腐れしてしまいますので、やや乾燥気味に半日蔭に置いて育ててください。

1カ月程度で発根しますので、そのタイミングで鉢上げをし、4号鉢なら3本、5号鉢なら5本程度植え付けます。密植になると風通しが悪くなり過湿になってしまいますので、たくさん植えすぎないようこの程度にします。

その後は茎が伸びてきたら摘芯するというのを繰り返すと、上手に枝分かれしていきます。

ちなみに、摘芯した茎もまた、簡単に挿し木できますので、増やそうと思えばどんどん増やせますね。

マツバギクの手入れ

マツバギクには、それほど難しいお手入れはありませんので、初心者にも扱いやすいといえます。

花が終わった際には、株が弱ってしまわないように、花がらはこまめに摘んで、風通しを良くしてあげてください。また、伸びすぎた枝は、植え替えのタイミングで刈り込んでしまいましょう。

マツバギクの種類

主に流通しているマツバギクには、4月から5月頃に花を咲かせる「ランプランサス属」と、6月から10月頃に花を咲かせる「デロスペルマ属」があります。

もともとは、ランプランサスを和名でマツバギクと呼んでいたのですが、いつの頃からか、類似のデロスペルマもマツバギクという名で出回っていることがあります。

また、比較的新しい品種の「ヒメマツバギク」も可愛らしくて見逃せません。

ランプランサス属

4月から5月頃に花を咲かせるランプランサス属のマツバギクは、それほど寒さに強くはない判耐寒性多年草です。そのため、戸外であれば霜の付かない場所を選ぶことになりますが、室内の日当たりの良い場所で育てる方が無難です。

そんなランプランサス属には180種ほどの品種がありますが、特に名前が付いていないものが多いですね。赤花のマツバギクや白花のマツバギクなど、美しい色の花を咲かせます。

デロスペルマ属

肉厚な葉っぱが特徴的なデロスペルマ属は、とても寒さに強いマツバギクで、「耐寒マツバギク」とも呼ばれています。6月から11月頃まで花を咲かせ、茎が短いため、グランドカバーやロックガーデンにぴったりです。

デロスペルマ属にもたくさん品種があり、レッドマウンテンや細雪などがあります。

ヒメマツバギク

ヒメマツバギクは、花径が1センチほどしかない、かわいらしい濃いピンク色の小花が魅力の品種です。日当たりが良ければどんどん成長してたくさんの花を咲かせてくれます。5月から9月頃までその可愛らしく咲き誇る花を見ることができます。

マツバギクの花言葉

マツバギクという名称ですが、キクの仲間ではなく、花がキクと似ているという理由でマツバギクという名前が付けられています。

そんなマツバギクには、「なまけもの」「怠惰」といった花言葉と、「ゆったりした気分」「心広い愛情」といった花言葉があります。

これらは、マツバギクの日の当たるときしか開かない様子から来ていると言われています。

これを見ると、ものは考えようだということがわかりますよね。

同じマツバギクの様子でも、ネガティブな見方をすれば、なまけもののように見えるかもしれませんが、見方を変えればゆったりした気分で心広い愛情を持っているという見方ができるのですから。

また、光沢のある美しい花の見た目にちなんだ、「勲功」という花言葉もあります。

まとめ

今回は、南アフリカ原産の多年草、マツバギクの育て方についてご紹介しました。

育てやすくて、かわいらしく咲き誇る美しい花を長く楽しむことができます。

株を選ぶ際には、茎葉が伸びすぎていなくて、たくさん花の付いた株を選ぶとよいでしょう。

乾燥に強く、病害虫の心配も少なく、充分な日当たりがあれば丈夫に成長してくれるため、初心者にもおすすめです。

※トップ画像はranranさん@GreenSnap

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