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スイートピーの育て方|種まきや摘心、冬越しの方法は?毒性に注意が必要?

  • マメ科
  • ハマエンドウ属

スイートピーはツル性の一年草で、マメ科レンリソウ属に属する花です。長いツルを生かしてアーチをつくって庭を立体的に飾ったり、ドライフラワースワッグやポプリにすればその姿や芳香を長く味わえるなど、楽しみが多いことからも、アレンジ花として人気があります。育て方もそれほど難しくないので、初心者にもおすすめです。今回はそんなスイートピーの育て方を詳しくご紹介します。

スイートピーを育てる場所

スイートピーを育てるときは、日当たり、風通し、水はけ全てがよい環境が適しています。寒さにはやや弱いので、冬場に霜が降りる場所は避けてください。

スイートピーを地植えにする場合は、連鎖にも気を付けましょう。前年と違う場所を選んで植え付けください。

また、スイートピーはツル性の植物なので、フェンスやネット、トレリス、ガーデンアーチなどが設置できる場所を選びましょう。ガーデンアーチを使って育てれば、庭を立体的に演出でき、グレードアップすること間違いなしです。

スイートピーの種まき

スイートピーの種は、15℃~20℃の気温で発芽します。地域により差がありますが、種まき時期は10月頃が適期でしょう。

なお、スイートピーの種は硬く、水分が通りにくいため、一晩水に浸けてから種まきします。種まきの方法にも、「直まき」と「育苗ポット」の2パターンあります。

直まきの場合

根を傷めてしまうと花がつかないことがあるため、できればスイートピーの種まきは直まきがおすすめです。

20~25cm間隔に2~3粒ずつ種をまいて、1cmほど土をかぶせます。発芽して、本葉が2~3枚でたら、勢いがある苗だけ残し間引きしましょう。土の中で根が絡んでいることがあるため、引き抜くのではなく、ハサミを使い地面ギリギリの所で切ってください。

育苗ポットの場合

育苗ポットへ種まきする場合には、1つのポットに2~3粒ずつ種をまいて、1cmほど土をかぶせます。発芽したらよく日に当てましょう。本葉が2~3枚でたら、勢いがある苗だけ残し間引きます。土の中で根が絡んでいることがあるため、引き抜くのではなく、ハサミを使い地面ギリギリの所で切ってください。

ポットの底まで根がまわったら定植しますが、寒冷地で育てる場合は、苗をワンサイズ大きなポットに植え替え、冬期の定植は避け、春まで待って定植しましょう。

スイートピーの水やり

スイートピーは過湿を嫌うため、乾燥気味に育てます。土の表面が乾いたらたっぷり水やりをしましょう。春は発育期で、根もよく張り水を吸います。乾きやすくなりますので、特に注意して観察してください。

スイートピーの肥料・追肥

スイートピーはマメ科の植物なので、窒素過多を嫌います。スイートピーの肥料には、窒素分が少なく、リン酸、カリウムが多く配合されている肥料を選びましょう。

少なめの肥料でもしっかり育つため、緩効性の化成肥料を、一般的な草花の規定量の半分くらいを目安に施しましょう。

スイートピーの土

スイートピーを育てるときは、水はけと水持ちのよい用土が適しています。赤玉土7に対し腐葉土3くらいの用土を用いましょう。

鉢植えの場合、市販の園芸用の培養土を使うと便利です。また、スイートピーは酸性土を嫌うため、地植えにする場合には、あらかじめ苦土石灰を撒いて中和させておきましょう。

スイートピーの苗の植え付け・植え替え

植え付け

スイートピーを地植えにする場合には、植え付け2週間前までに、苦土石灰を撒き、酸性土を調整しておいてください。また、スイートピーは、根がよく伸びるので、深さ40cmくらいは耕しておきましょう。

元肥として、窒素分が少なく、リン酸、カリウムが多く配合されている緩効性の化成肥料を施し、20~25cmくらいの間隔で植え付けます。くれぐれも根を傷めないように気を付けてください。

スイートピーを鉢植えにする場合も、根がよく伸びることを考慮し、深めの鉢に植え付けましょう。

また、スイートピーはツル性の植物ですので、地植えにする場合は、フェンスやネット、トレリス、ガーデンアーチなどの設置、鉢植えの場合には、支柱を立てるのを忘れずにしてください。わい性品種では必要ありません。

植え替え

スイートピーの根は、太い根がまっすぐに伸びる直根性です。そのため、根を傷めてはいけません。さらに、スイートピーは一年草ということもあり、植え替えは不要です。

種まきして育てた苗を定植するとき以外は、スイートピーは植え替えをしない方がよいでしょう。

スイートピーの増やし方

スイートピーの増やし方は「種まき」が一般的です。花後、果実ができ、果実のさやが茶色くなったら種を採取してください。採取した種は、乾燥保存しておいて10月頃に種まきしましょう。

スイートピーの手入れ(摘心・誘引・摘花)

摘心

定植して1~2週間後、茎が7~8節伸びたら、先端を摘心しましょう。わき枝が出て、わき芽が増え、花付きが良くなります。わい性品種では必要ありません。

誘引

スイートピーはツル性の植物です。放っておくと、ツル同士が絡んでしまったり、変な方向に伸びていってしまいます。ツルの先端の巻きひげを支柱やフェンス、ネット、トレリス、ガーデンアーチなどに巻き付け、ビニールタイなどで留めましょう。わい性品種では必要ありません。

摘花

なるべく多くのスイートピーの花を楽しむなら、摘花は欠かせません。花色があせてきたら、花柄のつけ根から折って取りましょう。

スイートピーの冬越し

スイートピーを冬越しさせる場合は、寒さが厳しい地方では、霜よけが必要となります。霜が降りる前に、ワラや腐葉土を敷き詰め、マルチングしましょう。

スイートピーの育て方で注意すべき病気・害虫

かかりやすい病気

うどんこ病:梅雨時に、水はけが悪く過湿になったり、風通しが悪くて蒸れると、うどんこ病を発症する可能性があります。うどんこ病は、葉にうどんこをまいたように白いカビが生える病気です。うどんこ病にかかった葉は光合成ができなくなり、発育不良に陥ってしまいます。感染の拡大を防ぐため、感染した葉は取り除き、薬剤を散布しましょう。早めに対処してください。予防するには、殺菌剤の散布が効果的です。

つきやすい虫

アブラムシ:新芽や葉の裏に寄生し、汁液を吸う直接被害と、病気を媒介する間接被害もあるため注意が必要です。一匹一匹は小さいですが、繁殖力が旺盛で、数が増えると、スイートピーが発育不良に陥ってしまいます。殺虫剤を散布するなど、早めに対処しましょう。

ハダニ:葉の裏に寄生し、汁液を吸います。はじめは、葉に針で突いたような小さな点があらわれ、数が増えると、葉が白いカスリ状になり、発育不良に陥ってしまうため注意が必要です。発見が遅れがちになるため、こまめに葉や葉裏を観察し、見つけたら、早めに殺虫剤を散布して駆除しましょう。

エカキムシ:ハモグリバエやハモグリガの幼虫で、葉の中に侵入し食害しながら移動します。エカキムシが食害しながら移動した所は、白っぽい絵を描いたようになるため、エカキムシと呼ばれるようになりました。移動跡がわかるので、移動跡の先端を押しつぶして退治しましょう。殺虫剤なら、浸透移行性剤が効果的です。

スイートピーの毒性

スイートピーを含むマメ科レンリソウ属の植物には、種に毒性があることでも知られています。種まきする分には問題ありませんが、誤って種を食べないように気をつけてください。

スイートピーの花

スイートピーは開花時期の4〜6月頃になると、花径4cmほどの大きなフリルのような花を咲かせます。花色には、赤ばかりではなく、白、黄、ピンク、紫など、さまざまな色があります。なお、スイートピーの花は春の季節に咲くイメージが強いですが、夏咲きの品種や冬咲きの品種もあります。

スイートピーの花言葉

スイートピーの花言葉には、「門出」「別離」「優しい思い出」「私を忘れないで」という意味があります。また、花の色によって、異なる花言葉もあります。

  • 白いスイートピーの花言葉:「ほのかな喜び」
  • 黄色のスイートピーの花言葉:「分別」「判断力」
  • ピンクのスイートピーの花言葉:「繊細」「優美」
  • 紫のスイートピーの花言葉:「永遠の喜び」
  • 赤いスイートピーの花言葉:ー

松田聖子さんの歌で有名な「赤いスイートピー」には、残念ながら色別の花言葉がありません。スイートピー全体の花言葉になります。赤いスイートピーは、歌のあとに品種改良されてできたスイートピーのため、歴史が浅く色別の花言葉が存在しないようです。

スイートピーを種まきで栽培してみよう!

スイートピーの育て方やお手入れの仕方、花言葉などについてご紹介しました。春の季節だけでなく、夏や冬も楽しめるほか、花の色も豊富でアレンジの仕方もさまざまあるスイートピーは、ツル性の植物ですので長いツルを生かしてアーチをつくって、庭を立体的に飾ることもできます。

香りもよく、育て方もさほど難しくないので、ぜひみなさんもスイートピーを育ててみませんか?

※トップ画像はshizukさん@GreenSnap

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スイートピーの基本情報

ジャンル
草花
形態
一年草
学名
Lathyrus odoratus
別名
ジャコウレンリソウ,ジャコウエンドウ,カオリエンドウ
原産地
シチリア島

スイートピーの性質

栽培難易度
やや易しい
耐寒性
やや弱い
耐暑性
弱い
耐陰性

時期

種まき
9月 、10月、11月
植え付け・植え替え
11月
肥料
3月 、4月、5月、9月、10月、11月
開花
4月 、5月、6月

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