エビネの画像

エビネの育て方

  • ラン科
  • エビネ属
エビネの育て方の画像

エビネの育てる場所

エビネは、ランの一種で地下茎がエビのように見えることからエビネ(海老根)と名づけられました。エビネの花は4、5月に咲き1本の花茎には10~20くらいの花がつきます。エビネは、風通しがよく、直射日光でない日当たりがいい場所なら、比較的どこでも育つ花です。

日が当たりすぎると、日焼けをおこして枯れることがあるので注意が必要です。地植えでも鉢植えでも環境が整えば育ちやすく、次々と花を咲かせて増えてきます。種類によっても異なりますが、極寒には弱く、湿度が高い気候を嫌います。花が咲いている時期に、強い日が同じ方向からいつも当たると、その方向へ曲がってしまいます。

鉢植えの場合は、曲がらないようにするために、鉢の方向を変えましょう。直射日光でなく、柔らかい日差しが適しています。

エビネの水やり

エビネは乾燥すると枯れてしまうと言っていいほど水を好みます。2,3日に1度、水をたっぷりと与えましょう。夏の乾燥する時期は毎日水やりを欠かさないようにします。鉢植えならミズゴケを置いて乾燥を防ぐ方法もあります。水をやる時間帯は、温かい午前中か夕方の温度の下がる時間が適しています。

水が少ないと花芽が大きくならないので、表土が乾く前にたっぷり水やりをしましょう。ただ、水が多すぎても根腐れを起こす可能性があります。冬場は水やりは1週間に1度ほどでかまいません。

肥料

肥料は5~6月や9月~10月に液体肥料を薄めたものを与えます。根が強い肥料だと弱るため、倍に薄めて施肥することが適しています。夏場の暑い時期や冬場の休眠中は施肥する必要はありません。じっくりと効いてくる緩効性肥料を置き肥してもかまいません。置き肥をするときは、新芽の側と反対側に置きます。

用土

水はけのよい日向土や赤ボラといった火山灰土が適しています。小粒のボラ土(日向土や赤ボラ)4割、赤玉土4割、腐葉土2割で混ぜて使います。ボラ土はやや硬目のバラバラになりにくい土です。腐葉土の代わりにバークチップを混ぜてもいいでしょう。

病害虫

病気

アブラムシやハサミなどについたウイルスが感染して株まで弱ることがあります。一度、感染すると、ウイルスが広がり、治ることがないため株を処分する必要があります。ウイルス性の病気にかかると、葉や芽がまだらの模様になるので見分けがつきます。予防として、アブラムシなどの害虫を駆除することとハサミなどを殺菌して使うことです。

害虫

アブラムシやナメクジ、ハダニなどがいます。アブラムシやハダニは、ウイルスを運ぶ可能性があるのですぐに駆除しましょう。アブラムシは茎や花にびっしりとつくことがあります。ナメクジは夜間に動いて、葉や花を食べるので早めに駆除しましょう。

エビネの植え付け

花が終わった5月ごろか、9月中旬以降10月上旬まで、または花がつく前の3月に行います。庭土に用土を混ぜます。植え付けは、風通しが良く、明るい日差しがさす場所ならどこでも構いません。株を崩さないように浅く植えます。

鉢植えの場合は、底石を敷いて用土を3分の1ほど入れます。株の根についた土を落し、水に浸して土を洗います。悪い根をカットし、株が半分ほど見えるように浅く植えます。

エビネの植え替え

株が大きくなり、根が鉢に一杯になったら、新芽が伸びにくくなるため植え替えをします。エビネはバルブが横へできます。次々とバルブができて鉢にいっぱいになると新芽が成長しなくなるため、鉢植えは1~2年に1回ほど、地植えの場合は4~5年に1度ほど植え替えするといいでしょう。

エビネの増やし方

増やし方には、株分けとバッグバルブふかしがあります。株分けは、葉の付いたバルブと横についてる古いバルブを2個ほどつけた状態でカットします。それを植え付けます。バッグバルブふかしは、まず葉の付いていないバルブを2、3個ほどカットします。切り口にウイルスがつかないように殺菌剤をつけてから、ミズゴケに半分ほど埋めておくと、4~6か月ほどで芽が出て、苗に成長します。

エビネの手入れ

冬は霜に当たると黒くなるため、霜に当たらないような工夫が必要です。寒さに弱い品種もあり、寒さが厳しい地方では冬越しは難しいですが、寒さが緩い地方では霜よけなどをすれば冬越しが可能です。鉢植えの場合は、霜に当たらないような場所に移動します。

地植えなら、直射日光が当たる場所は避けて穏やかな日差しで柔らかい風が通る場所だと、夏を過ごすことができます。夏場用の寒冷紗で強い日差しを避けるという方法もあります。鉢植えなら、直射日光あたる戸外から窓際の穏やかな日差しが当たる場所に移動します。適度な涼しさがエビネの生育を妨げません。

花が終わったら、花茎をねじるようにひっぱってはながらを摘み取ります。6,7月に葉が成長した後は根元にはかまができます。その部分が黄色や茶色に変色していたら切り取ります。

エビネの育て方のポイント

エビネは品種が200以上もあり、同じ品種でも少しずつ違います。うまく育てるために次のポイントを抑えておきましょう。

・育てる場所は、風通しがいい半日陰が適している
・乾燥に弱く、水やりは表土が乾く少し前にたっぷりと与える
・寒さ暑さに弱く、冬は霜よけ、夏場は直射日光をよける工夫が必要
・用土は火山灰のボラ土と腐葉土を混ぜたものを使う
・肥料は控えめで液肥は倍に薄めて、置き肥は新芽と反対側に置く
・植え付けや植え替えは開花時と夏、冬は避ける

まとめ

エビネは、小さめの花がいくつもつきます。カラーバリエーションや種類が多く、地植えや鉢植えにしやすい花です。環境さえ整えてやれば、良く育ち、手入れをきちっとすれば毎年可愛い花が咲きます。鑑賞用としても適しているので、鉢植えや庭植えにして楽しみませんか。

※トップ画像は織家さん@GreenSnap

エビネの基本情報

ジャンル
草花
形態
多年草
学名
別名
春咲きエビネ,ジエビネ,エビネラン,ハックリ,カマガミソウ,スズフリソウ,他偸草
原産地
日本、朝鮮半島南部、中国東部から南部

エビネの性質

栽培難易度
やや易しい
耐寒性
普通
耐暑性
普通
耐陰性

時期

種まき
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
  • 6
  • 7
  • 8
  • 9
  • 10
  • 11
  • 12
植え付け・植え替え
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
  • 6
  • 7
  • 8
  • 9
  • 10
  • 11
  • 12
肥料
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
  • 6
  • 7
  • 8
  • 9
  • 10
  • 11
  • 12
開花
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
  • 6
  • 7
  • 8
  • 9
  • 10
  • 11
  • 12

エビネの新着投稿画像

みんなのエビネの育て方

横浜イングリッシュガーデン 2019・5月初旬

春ですね🌱新芽いろいろ [2019]

花の種類

シクラメン

冬は玄関や廊下、または室内のできるだけ日のあたる場所に置きます。冷暖房の風が直接当たる場所は避けまし... シクラメン の育て方へ

ポインセチア

葉は薄く、楕円形です。その下に着く葉の形の苞葉が赤く染まるのが特徴です。その赤さはキリストの血の色に... ポインセチア の育て方へ

アサガオ

日本で馴染み深いアサガオですが、奈良時代に中国から入って来たとされています。花の色は青、赤、紫、ピン... アサガオ の育て方へ

クリスマスローズ

庭植えの場合は、水はけのよい明るい日陰で育てます。鉢植えの場合は、生育期(秋〜春)は日当たりのよい場... クリスマスローズ の育て方へ

カーネーション

年間を通して日当たりのよい場所で育てます。真夏の直射日光も問題ありません。 カーネーション の育て方へ

シバザクラ

年間を通して日当たりのよい場所で育てます。真夏の直射日光も問題ありません。 シバザクラ の育て方へ

GreenSnap

[公式]写真を撮るだけで植物・お花の名前がわかる無料アプリ

レート4.6
ダウンロード