警告

warning

注意

error

成功

success

information

アヤメの育て方|球根の植え方や植え替え時期は?花が終わったら?

  • アヤメ科
  • アヤメ属

ショウブやカキツバタと混同されがちになるアヤメですが、その二つの花と違って、アヤメは地面に植えて育てることができるようになっています。そんなアヤメの育て方を紹介していきます。

アヤメ(菖蒲)の育て方

日当たり

低山や高原の明るい場所に生息するアヤメは、基本的には日当たりのいい場所での管理が適しています。ただし、土が完全に乾燥してしまうのも嫌がる植物なので、雨にもあたる場所で管理しても心配はありません。

アヤメを鉢植えで育てる場合は特に、日陰に置いてしまわないように気を付けましょう。

土づくり

アヤメを育てるときは、水はけが良く、通気性もかねている土が適しています。赤玉土の小粒が6、腐葉土が4の割合で混ぜられた土を使用してください。ほかの割合のものでは、赤玉土の小粒が7、腐葉土が3のものがあります。

土の配合が難しいという方は、市販でも販売されている草花用の培養土を使いましょう。

アヤメを地植えをする場合は、植穴を掘るときに、腐葉土を混ぜ込んで耕してください。水はけの悪い土で育ててしまうと、根腐れを起こしてしまうので気を付けてください。

水やり頻度

アヤメは乾燥を嫌う植物なので、土の表面が乾いてきたら、たっぷりと水を与えるようにしましょう。

アヤメを地植えをしている場合は、植えつけてから1、2週間ほどは、地面が乾かないように水やりをする必要がありますが、その後からは必要なくなってきます。

夏場は水が切れるのが早まってしまうので、水が切れないように確認しながら水やりをしてください。

冬の季節は、アヤメを鉢植えへ植え付けをする場合、地植えと同じように植え付けてから1、2週間ほど水を与えていると、地上部分が枯れてしまい根だけになってしまうので、鉢で育てるときには、土が乾いてから2、3日経った後に水やりをするようにしましょう。

肥料・追肥

アヤメを鉢植えで育てるときは、芽が出る前の3月と9月に、三要素等量配合された緩効化成肥料を、鉢に三つまみ程度与えます。

ほかの草花に与えるときよりも、少なめの量を与えるようにしておくのがポイントです。肥料を与えすぎてしまうと、根際から腐っていってしまうことがあるので、必要最小限のものを施して、あとは肥料を与えないようにしてください。

アヤメを地植えで育てる場合は、肥料を与える必要はありません。

アヤメ(菖蒲)の球根の植え方

アヤメの球根は、根茎の上部が出るほどに浅く植えます。株間 は20〜30cmほどあけてください。20cmほど盛り土してから球根を植えれば、生育がよくなって育てやすくなります。

地植えでも鉢植えでも、切り分けた株を深く植えこんでしまうと、せっかく植え替えたものがダメになります。そのため、できるだけ浅く植えるのがポイントです。そときに株がぐらついて安定しにくい場合には、少し深めに植えても構いません。

なお、球根を植え付けた直後はたっぷり水やりして下さい。

アヤメ(菖蒲)の植え替え時期は?地植えもするべき?

アヤメの植え替え時期は、2〜3月の芽が出る直前もしくは開花が終わったあとの6〜7月頃です。

アヤメは生育旺盛であるため、根詰まりしやすいです。そのため、鉢植えの場合は、1年に1度の頻度で植え替えましょう。地植えの場合も、必須ではありませんが、連作障害を防止するためにも3年に1度くらいの頻度で植え替えるといいでしょう。

アヤメ(菖蒲)の花が終わったらどうする?

アヤメの開花時期は、5〜6月頃です。

花の中心には直立している花びらがあり、それを囲うようにして、花がひらいています。この花びらは、中心のものが6枚、外側にあるものは3〜4枚となっていて、外側にある花びらはすべて反り返って、アヤメ科独特の形を見せてくれます。

草丈は通常のものでは30〜60cmあり、高く伸びた茎の先端に1〜3輪の花を咲かせてくれます。

アヤメは地下茎がどんどん増えるため、花が終わったら植え替えと同時に株分けをするといいでしょう。植え替えの時期に一緒に行えば効率もよくなり、次に植える株の生育もよくなります。

アヤメ(菖蒲)の株分け時期・やり方

アヤメの増やし方は、株分けが一般的です。花が終わったら、1つの根茎を2〜3に切り分けてください。このとき、葉を1/3〜1/2ほど切りつめておくことで、余分な水分が蒸発するのを防ぎます。

なお、切り分けるときは清潔なナイフやハサミなどを使用してください。使う道具が清潔ではなかったときは、切り口から雑菌が入ってしまうことがあるので、殺菌剤を切り口に塗っておきましょう。

これを、前項で述べたように根茎の背が少し出るくらいに浅植えにして、株分けは完了です。

アヤメ(菖蒲)の育て方で注意すべき病気・害虫

アヤメを育てるときに注意しておく病気や害虫では、ニカメイチュウという害虫があります。5月から7月の初夏から初秋にかけて多く発生する害虫で、茎の中にすみついて株を食い荒らしていってしまいます。

ニカメイチュウがすみついた茎は切り捨てて処分し、被害にあってしまった部分も切り落として、薬剤を散布して駆除しましょう。ほかにもズイムシという害虫に規制されることもあります。

これもニカメイチュウと同じで茎に潜り込んで茎や根を食い荒らしてしまううえに、外からでは発見が難しいので、4月と6月、9月には殺虫剤を散布して予防、駆除しましょう。

アヤメ(菖蒲)の育て方は球根の植え方がポイント

低山や高原などの日のあたる明るい草原などで見られることから、爽やかな印象があることで人気の花となっているアヤメは、その涼しげな様子から、観賞用としても多くの人に親しまれています。

同じアヤメ科であるショウブやカキツバタと同じように湿地で育つとも思われがちですが、アヤメは地植えしてそだてることができるので、鉢植えに植えて庭にかざることもできます。

生け花の花として使われることも多く、飾りの花としても十分に適していることから、観賞にはぴったりの花ともいえます。

アヤメの新着コラム

春に咲く花といえば?4〜6月に見頃を迎える春の花一覧の画像

春に咲く花といえば?4〜6月に見頃を迎える春の花一覧

【紫の花図鑑】人気品種を春、夏、秋、冬の季節ごとに分けてご紹介しますの画像

【紫の花図鑑】人気品種を春、夏、秋、冬の季節ごとに分けてご紹介します

アヤメ(菖蒲・あやめ)の花言葉|色別の意味は?種類・品種などもご紹介の画像

アヤメ(菖蒲・あやめ)の花言葉|色別の意味は?種類・品種などもご紹介

おすすめ機能紹介!

【無料で利用できる】写真を撮るだけ!アプリが植物・花の名前を教えてくれる『教えて!カメラ』のご紹介!

アヤメの基本情報

ジャンル
草花
形態
多年草
学名
Iris sanguinea
別名
三寸アヤメ,チャボアヤメ
原産地
日本、東アジア

アヤメの性質

栽培難易度
易しい
耐寒性
強い
耐暑性
強い
耐陰性

時期

植え付け・植え替え
2月 、3月、6月、7月
開花
5月

アヤメの新着投稿画像

みんなのアヤメの育て方

いいね
2

チリアヤメ日記

2024.10 末ごろに球根植え 2024.12....
by.Nori
いいね
6

アヤメ?菖蒲?杜若?…

このお花の名前はとれが正解?!と思いながらGSで調...
by.にこりんa9
いいね
76

ドイツアヤメ蕾から開花まで。そしてバスは来るのか?

ひょんなところでドイツアヤメが出ていたもので、ちょ...
by.risho

花の種類

バラの画像

バラ

年間を通して日当たりのよい場所で育てます。真夏の直射日光も問題ありません。
チューリップの画像

チューリップ

日当たりの良い場所で育ててください。
サクラの画像

サクラ

日本人に最も馴染みのある植物の一つです。ソメイヨシノが代表的な品種ですが、園芸品種で300以上もあり...
カーネーションの画像

カーネーション

年間を通して日当たりのよい場所で育てます。真夏の直射日光も問題ありません。
ネモフィラの画像

ネモフィラ

真夏の直射日光は避けますが、日当たりのよい場所で育てます。秋まきの一年草なので越冬する必要があります...
ガーベラの画像

ガーベラ

花色は赤、ピンク、オレンジ、黄色、白など多彩で、色によって花言葉が変わります。花形もバリエーション豊...