グラジオラスの画像

グラジオラスの育て方

  • アヤメ科
  • トウショウブ属

グラジオラスの基本情報

ジャンル

草花

形態

多年草

学名

Gladiolus spp.

別名

オランダアヤメ,

原産地

熱帯アフリカ

グラジオラスの性質

栽培難易度

易しい

耐寒性

弱い

耐暑性

強い

耐陰性

時期

植え付け・植え替え

1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12

肥料

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6
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開花

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11
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グラジオラスの育て方の画像

グラジオラスの育て方

小学校の授業で育てられる植物として知られるグラジオラス。

花の色は品種によって様々です。花は花茎に並んで咲くため、見る人に勇壮さを感じさせることもあります。

今回はグラジオラスの育て方についてご紹介します。

基礎情報

日当たり

グラジオラスは南ヨーロッパや南アフリカが原産の植物です。そのため、暖かく日当たりの良い場所を好みます。

日に当たる時間が短いと花つきが悪くなってしまったりするので、日当たりの良い場所で育てるのが良いでしょう。

 

置き場所

グラジオラスは南欧や南アフリカが原産なので、暖かい場所においては耐性はあります。

しかし、耐寒性は無く、寒い場所での育成は不向きです。グラジオラスを育てる際には暖かい場所に置いておきましょう。

 

水やり

グラジオラスは水栽培で育てる事ができる植物ですが、夏や秋に水やりで育てる場合には土が乾いてから与えるようにしましょう。

乾燥に対してはある程度強いですが、土が乾いたら水をたくさん与える必要があります。

グラジオラスは多湿に弱い植物であるため、冬はあまり多量に水を当てる必要はありませんが、

土が乾いたら水を与えるようにしましょう。春は成長期であるので水はたくさん与えるのが良いでしょう。

 

肥料・追肥

グラジオラスは「じゃがいもが作る事ができる土地であるなら育つ」と言われ、やせた土地でも育成することが十分可能です。

むしろ、肥料の過剰な投与はグラジオラスにとって悪影響ですらあり、花つきが悪くなってしまうおそれがあります。

肥料は元肥として化成肥料を土に混ぜ込んでください。

追肥は花が咲くまでに化学肥料を株元に2、3回少量蒔けばそれで十分です。花後には追肥を行う必要はありません。

化成肥料は、カリウムやリン酸を多く含み、窒素が少ないものがグラジオラスの栽培に適しています。

 

用土

グラジオラスは水はけの良い土を好みます。赤玉土や庭土に腐葉土、堆肥などを混ぜて土壌を改良しておきましょう。

土はp.H5.5〜6.5の中性〜弱酸性の土が適しており、庭土を利用する際には苦土石灰を混ぜて酸性度を調整しておくと良いでしょう。

また、赤玉土を7、腐葉土を3の割合で混ぜ、川砂を少々と化成肥料を混ぜ込んだ土は水はけがよく、グラジオラスの用土として利用することが出来ます。

なお、庭植えの場合は連作障害を起こすので毎年植える場所を変える必要があり、グラジオラスと同じアヤメ科の植物も植えることが出来ない点にご注意ください。

 

植え替え・植え付け・種蒔

植え付け、植え替え、種まきはどれも3月〜5月、6月が適していますが、グラジオラスの場合は種まきではなく、秋に球根を掘り出して、紙袋に入れ保管しておきます。

翌年の春に球根の脇に付いている「木子」と呼ばれる小さい球根を外して植えれば、次の年には発芽しています

植え付けは、3月下旬〜6月上旬が適しています。

但し、暖かい地域が原産であるグラジオラスは寒さに弱いため、寒冷地では霜が降りなくなった4月頃に植え付けるのが良いでしょう。

鉢植えで植え付ける場合は、6号の鉢で球根を3球程度、土から1個分くらいの深さに植えてください。

土は小粒の赤玉土7:腐葉土3で、元肥として化成肥料を混ぜたものを使用してください。

市販の草花用培養土で代用しても大丈夫です。地植えの場合は、風が少なく、日当たりの良い場所を選ぶ必要があります。

強風に晒されると、風に煽られて茎が倒れ、最悪の場合枯れてしまうことがあります。

どうしても風が強い場所に植えることになった場合には、支柱などで支える必要があります。

用土は鉢植えに用いる際のものを用意してください。

植える際には、15センチ程の間隔を空けて、球根1球分の深さに植え付ければ完了です。

しかし、過去にグラジオラスや他のアヤメ科の植物を植えた経験のある土地での連作は、病害虫発生の原因となります。

そのため、連作は避けるようにしてください。

 

増やし方

グラジオラスの球根には「木子」と呼ばれる、小さい球根のようなものができます。

グラジオラスを増やしたいと考えている方は、この木子を使って分球することが出来ます。

木子は球根を掘り上げた時に採取する事ができ、木子は大きいものの方が育ちやすいです。

球根を掘り上げた際には沢山の木子が付いているので、必要な分だけ選ぶと良いでしょう。

グラジオラスの木子を3〜4月に植え付けることで、グラジオラスを増やすことが出来ます。

 

病気・害虫

グラジオラスが罹りやすい病気は、首腐病です。首腐病は細菌が引き起こす病気で、原因となる病原菌は土の中に残ります。

グラジオラスを同じ土地で連作するのが禁忌とされているのはこのためです。

首腐病にかかると、グラジオラスの内側の葉に赤黒い斑点が生じます。

その斑点が徐々に広がっていき、最終的には株全体が腐敗します。一度かかってしまった株は焼却処分する他ありません

首腐病は高温多湿の環境で起こりやすいので、風通しを良くして、水の与えすぎに注意することで首腐病を予防することが出来ます。

グラジオラスにとっての害虫として知られるのがハダニです。

ハダニは主に夏に現れ、グラジオラスの葉の裏側に固着し、栄養分を吸汁します。

ハダニは見つけ次第除去してください。薬剤の散布がハダニに対して有効ですが、葉に水をかけるのも予防として有効です。

 

管理温度

グラジオラスは、南アフリカや南ヨーロッパなどの温暖な気候である地域が原産の植物であるので、多少の暑い環境やある程度の乾燥にも耐性があります。

しかしながら、日当たりの悪い場所、寒い場所、風通しの悪いところや多湿は嫌います。

球根も0度を下回る環境で保存しておくと枯れてしまいます。

ですので、暖かい季節は日当たり、風通しが良く、乾燥しすぎない環境で育てることを心がけ、冬などの寒い季節では、0度を下回らず、霜がつかない比較的高い温度の場所で管理してあげるのが良いでしょう。

 

種類・品種

グラジオラスは、春に咲くグラジオラスと夏に咲くグラジオラスの2種類の品種に分類することが出来ます。

春咲きのグラジオラスとしては「トリスティス」が知られています。

トリスティスはクリーム色の花を付け、花の中心部分には黄緑色の線が入っているのがポイントです。

また、強い香りを放つのも特徴です。

ナナス」と呼ばれる品種は、咲かせる花は小ぶりですが他の品種と比べて耐寒性が強いというメリットを持っています。

ナナスには奇抜な色をしたものや、ブロッチが入ったものなどがあります。

「リリアセウス」は茶色や黄色の花色が特徴の品種です。

花びらが途中で裂けているので、見る人に豪華な印象を与える珍しい品種です。

夏咲きのグラジオラスには「トパーズ」という品種が知られています。

黄色の花を咲かせるグラジオラスは数多くありますが、中でもこのトパーズが最も発色が良いことで人気です。

夏咲きの品種、「コロラド」は白い花に赤いブロッチが入っているのが特徴です。

サイズは比較的小さいので、プランターで育てるのが良いでしょう。

「トラベラ」はラベンダー色の花色が特徴で、生長が早いのがポイントです。

植物を育てるのが初めてな方にはおすすめの品種です。

以上、数ある品種の中から幾つかご紹介しましたが、グラジオラスには5,000以上の品種があると言われています。

 

花の形態(どんな花を咲かせるのか)

グラジオラスの花は春咲きのものと夏咲きのもの、品種によって花の色や大きさなどが異なりますが、一般的なグラジオラスは、

真っ直ぐに伸びている花茎にきっちりと整列して花が咲くことで知られています。

 

トリビア

風水

風水では、春に赤い色の花を咲かせるグラジオラスは、仕事運の向上に効果があるとされており、東に植えれば順調に仕事が進展し、南西に植えれば仕事のツキが安定するとされています。

 

花言葉

グラジオラスの花言葉は「密会」、「用心」、「忘却」、「勝利」、「思い出」で、また、グラジオラスには色別に花言葉もあり、紫色のグラジオラスは「情熱的な恋」で、赤色は「用心深い」、「堅固」で、ピンク色のグラジオラスは、「たゆまぬ努力」、「満足」、「ひたむきな愛」といった花言葉があります。

 

由来伝承

グラジオラスの花言葉である「用心」や「密会」は、かつてのヨーロッパで男女がグラジオラスの花を使って密会する時間を互いに知らせあったという出来事にちなんでいます。

また、グラジオラスはすらりと伸びた茎にきれいに並んで咲く姿が勇ましいとともに、葉の鋭い形が剣を思わせるためにsword lily(剣の百合)とあだなされることもあります。

グラジオラスの学名であるGladiolus(グラディウス)はラテン語で「剣」を意味する単語です。

グラジオラスの葉が剣に似ているだけでなく、球根が網目のような皮に包まれているのが古代の人々に鎧を連想させました、

また。また、球根に傷薬としての効能があることから、験担ぎや縁起の良い象徴としての意味を持つ花としてのグラジオラスが広まり、古代ギリシアの兵士たちはグラジオラスをお守りとして活用していました。

グラジオラスの花言葉である、「勝利」や「用意周到」はグラジオラスの昔の人々が必勝祈願や戦地での加護を期待して用いていた名残であり、証拠でもあります。

グラジオラスは日本に自生種は無く、グラジオラスが初めて日本にやってきたのは江戸時代で、オランダ人によってもたらされました。

そのため、日本でのグラジオラスの和名は「オランダアヤメ」となりました。

古代ギリシア人たちはグラジオラスの鋭い花の形や、球根の見た目と傷薬としての効能を戦場においてとても縁起の良い象徴として信奉しましたが、遠く離れた地、日本においても、グラジオラスのその独特な葉の形は剣に見立てられました。

 

まとめ

今回は、ヨーロッパでは昔から知られている花、グラジオラスについてご紹介しました。

すっと伸びた茎に並ぶようにして咲く花は、とても勇壮さを感じさせますが、鮮やかな花の色は可愛らしく思えます。

品種も様々で、木子で増やすことも可能、初心者の方でも栽培が容易なことで知られています。

これを機にグラジオラスを育ててみてはいかがでしょうか。

 

takenaka

takenaka

お花と植物を愛するライター。 お花と植物と共に暮らすグリーンライフに憧れて、去年お庭付きの一軒家に引っ越しました。まだまだ理想のお庭にはほど遠いけど、週末の楽しみは少しづつお庭の手入れをすることです♪

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