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黒竹(クロチク)の育て方|剪定時期や方法は?鉢植えでも育てられる?

  • イネ科
  • マダケ属
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クロチクが庭園の中でも目を引く理由は、葉っぱの緑色と杆の黒色のコントラストからです。モダンな印象を与えてくれて、人気のあるクロチクを家庭で育てるのは難しいのでしょうか。ここでは、そんなクロチクの育て方と植え方の注意点をまとめました。

黒竹(クロチク)の日当たり

クロチクの特徴である黒い杆に育てるためには、日当たりが必要になります。半日陰でも育ちますが、やはりクロチクの魅力を引き出すためにも、日当たりの良いところに置くことをおすすめします。

逆に、室内や全くの日陰にすると葉が枯れて落ちてしまいますので、鉢植えにしてこまめに日に当てましょう。

黒竹(クロチク)の置き場所

クロチクを庭に植え付けるときに、根が広がらないように工夫しましょう。クロチクは真竹と違って、大きくならず幹の太さも一定なのが魅力です。

しかし、ほかの竹と同様に根が広がり、タケノコが生えてどんどん増えていきます。クロチクの繁殖力はほかの竹ほどではありませんが、根の取り扱いに注意が必要です。

対策方法としては、予め防根シートや防竹シートで根の周囲を覆っておきます。または、土管を埋めてそこに植える方法です。

この作業を怠ると、根が隣家に侵入してトラブルを起こしかねませんし、根が建築物を傾けることもあります。この根止めの作業にあまり自信がないのなら、鉢植えにしておくのが無難でしょう。

黒竹(クロチク)の水やり

夏の水やり

夏の直射日光にあたると、クロチクの葉がぱりぱりして枯れることもあるので、時々葉に直接水を散布してやるとよいでしょう。葉からの蒸散作用を抑制して、根からの水分吸収とのバランスを保つことができます。

地植えの場合は、植え付けから二年経てば根がついてくるので、夏場の晴天が続いたとき以外は水やりの必要はありません。

鉢植えの場合、クロチクは水を欲する植物ですので、土が乾いたら水やりを鉄則とします。

冬の水やり

冬のクロチクは変化が乏しいため、水やりを忘れがちですが、雨が降らない日が続いたり乾燥が気になるときには、夏同様水やりを時々します。

鉢植えの場合は、雨も関係なく土が乾いたら水やりが必要です。

黒竹(クロチク)の肥料・追肥

クロチクの苗を植え付けるときに、腐葉土や堆肥を混ぜ込んでおけば追加の肥料は必要ありません。植え付ければ勝手にたけのこが芽を出し、育ってくれる、肥料も必要ないという点で育てやすい植物です。

黒竹(クロチク)の用土

クロチクは、水はけと水もちのバランスの良い土を好みます。鉢植えをするときに土をつくるのであれば、赤玉土8割、腐葉土2割を混ぜた土をつくると良いでしょう。

黒竹(クロチク)の植え替え・植え付け・種まき

クロチクの植え付け時期は、3月から4月が適期です。根から水分を逃さないように、注意しながら植え付けします。

クロチクを庭に地植えする場合は、根が広がってしまうことのないように、穴を掘ったら土管かトタン板などで覆ったところに、防根シートや防竹シートで根を囲ってから植えます。

鉢植えの場合は、根についた土を崩さないように用土に植えますが、小さいうちは倒れないように支柱を立てておくと良いでしょう。地上から出始めたときは青竹と変わらないですが、1年から2年で幹が黒色になるのが特徴です。

黒竹(クロチク)の増やし方


クロチクの増やし方は、「株分け」という方法です。

根を辿ってタケノコがついた先端を見つけ、50センチ以上の長さを切り取り株をつくります。タケノコが見えるのが3月頃なので、この時期に行います。植え替えた直後は毎日水を欠かさないようにします。

黒竹(クロチク)の手入れ・剪定

クロチクの緑色の若い杆や枝は春に、黒い幹や枝は初夏に剪定します。この剪定作業において、樹形を整える必要はありません。ほかの植物同様に、枝が混み合っているところを根本から切り取ります。

また、高さを抑えたいときは摘芯しましょう。だいたい15〜20節のところで切り、生長を抑制します。横への広がりが気になれば、杆から10センチ程度の長さに葉の先が収まるように切っていきます。

杆から出る枝は、2〜4節の芽先で摘むとよく整います。クロチクの全体の高さは高いもので10メートル、平均で4メートルくらいです。

黒竹(クロチク)の育て方で注意すべき病気・害虫

かかりやすい病気

クロチクなどの竹類には、色々な病気や虫の被害が考えられます。

病気の中でもっとも一般的なものは、「テングス病」です。テングス病は胞子によって蔓延するので、被害速度が速く、罹ればあっという間に葉がなくなってしまうという病気です。病気の対策は切って燃やすのみです。

ほかにも、すす病、黒穂病、赤衣病、さび病などがあります。

つきやすい虫

竹や笹につく害虫の代表格、はタケノホソクロバというマダラガ科の蛾の幼虫です。成虫は無害ですが、幼虫は体長2センチ、黄色がかった胴体に黒い斑点があり、そこから毒性のトゲを生やしています。

ほかにも、ベニカミキリ、タケスゴモリハダニ、カイガラムシなどの害虫がつきます。

黒竹(クロチク)の管理温度

クロチクは、あまり管理温度を気にすることなく育てることができます。植栽域は、北海道南部から九州で、耐寒性はやや高いといえます。

黒竹(クロチク)の種類・品種

クロチクの類似種をご紹介します。トラダケは杆には白い粉がふいたように見えますが、熱を加えて布で拭き上げると、虎模様のような斑紋が浮かび上がります。

ホテイチクは大きさがクロチクと似ています。しなりがあり、折れにくいという特徴があります。節のつき方が細やかで独特です。

ススタケは、茅葺屋根の天井裏に長年のあいだ煙に燻された竹です。見た目はクロチクほどに黒くはありませんが、茶色く光ってみえます。

黒竹(クロチク)の花

クロチクの花は、60年から120年の周期で咲くといわれています。咲いた竹の林は、枯れてしまうといい伝えられています。

黒竹(クロチク)の花言葉

クロチクの花言葉は「節度」です。

黒竹(クロチク)の由来

クロチクは、別名「ニタクロチク」で、淡竹と書いて「ハチク」や呉竹「クレタケ」と呼ばれる竹の変種です。ハチクは非常に根の張りが早く、繁殖力が高いのに対して、クロチクはそれほどではありません。

クロチクの主な生産地は高知県中土佐町と和歌山県日高町で、原産地は中国の黄河流域以南といわれています。

春に出た若竹の杆の色は、春は緑色で秋に黒斑が出始めて、その後黒色になります。杆が黒くなるのは二年目ということになります。伐採後も黒い色は保たれます。

生け垣などの建築用や暖炉の棒や花器、竹細工などの装飾用に広く利用されています。たけのこは食べることもできます。

黒竹(クロチク)を庭で育ててみよう!

黒竹は、青竹と比べて、幹が細く黒いのが特徴です。古くから釣り竿や茶道の道具に使われてきました。私達の生活には密着して利用されてきた竹の一種です。近年は黒い幹に緑の葉がモダンな印象を与え、庭のシンボルツリーとして庭先に植えられています。

植え付け方法はほかの竹と同様に、根をくい止める手法をいずれにしても行う必要があります。根の繁殖力は強いので、植える場所に十分に気を配りましょう。杆の黒さは、日に当たれば黒くなります。

ただし、直射日光を浴びすぎると葉だけが枯れてしまうことがあるので、水を葉に散布したり工夫が必要です。

肥料は必要無いと言われています。元気がなくなっているように見えるのは、根詰まりをおこしていることがほとんどです。鉢植えにして観賞用に何年か楽しみ、育ちすぎたら処分するのが一番無難でしょう。

クロチクの基本情報

ジャンル
庭木・花木
形態
高木
学名
別名
紫竹,黒竹
原産地
中国

クロチクの性質

栽培難易度
普通
耐寒性
普通
耐暑性
普通
耐陰性

時期

植え付け・植え替え
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
  • 6
  • 7
  • 8
  • 9
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  • 12

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