warning
error
success
information
フィカス・バーガンディは東南アジアを原産とする、クワ科フィカス属の観葉植物です。”バーガンディ”は紅色という意味で、紅色の新芽がやがて黒い葉になる色の変化から「クロゴム」とも呼ばれます。
観葉植物としておなじみのゴムの木の仲間であることから強健な性質をもち、初心者でも簡単に育てられるのも魅力のひとつです。今回はフィカス・バーガンディの育て方についてご紹介します。
フィカス・バーガンディの水やりは、生育期の春〜秋は土の表面が乾燥したらたっぷりと水やりします。休眠期にあたる冬は、土の表面が乾燥してから2〜3日後に軽く水やりします。
室内栽培の場合、受け皿に溜まった水は根腐れの原因になるので毎回捨てるようにしましょう。また、定期的に葉水をしたり、葉っぱを拭くとよいです。
フィカス・バーガンディは風通しと日当たりのよい環境を好む植物です。ある程度耐陰性もあるため、屋内で育てられますが、日当たりのよい窓際において育てましょう。
また、より葉付きのよい健康な株に育てたい場合は、春〜秋にかけて屋外で育てるとよいです。ただし、真夏の直射日光は葉焼けの原因となるので、30〜45%の遮光ネットや寒冷紗で遮光したり、室内であればレースカーテン越しに日光を浴びせてください。
冬は、バーガンディは寒さに弱いので、最低気温が10℃を下回るときは暖かい室内に移します。エアコンや暖房の風が直接当たると、乾燥して落葉などの生育不良の原因となるので避けてください。
フィカス・バーガンディの肥料は、生育期の春〜秋に緩効性化成肥料を2月に1回ほど置き肥するか、規定量の希釈した液肥を2週間に1回あたえましょう。
とくに葉先が黄色くなる症状が見られた場合は肥料不足による株の生育不良の可能性があるため、窒素が多く含まれた肥料を施して対処します。
フィカス・バーガンディはハダニ、カイガラムシに注意します。ハダニやカイガラムシは葉裏に寄生して栄養を吸い取ってしまい、株の生育を阻害してしまいます。
被害が拡大する前に殺虫剤を吹き付けるか、歯ブラシで擦り落とすなど駆除しましょう。
フィカス・バーガンディの植え替え時期は、5〜8月の暖かい時期が適しています。根が混み合うことにより起こる根詰まりを防ぐため、1〜2年に一度植え替えしましょう。
フィカス・バーガンディには水はけのよい土が適しています。観葉植物専用の土がおすすめです。また、表面に無機質の土を被せることで、コバエの発生を抑えることができます。
フィカス・バーガンディの剪定時期は、生育期の春〜秋が適しています。傷んだ葉や下に向かって伸びている枝を根元からカットしましょう。
枝の切り口からこぼれる白い樹液にふれると皮膚がかぶれてしまうおそれがあるため、ゴム手袋を着用して作業しましょう。
フィカス・バーガンディは挿し木で増やすのが一般的です。
フィカス・バーガンディは新芽の赤色から葉の黒色へと変化するため、生長を目で見て楽しめる植物です。重厚感のある葉色と佇まいから思わず目を奪われてしまいますね。
そんなフィカス・バーガンディの美しい葉色を出すために、日当たりがよく、適度な水やりと施肥をして育ててくださいね。
GreenSnap編集部