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細い茎に茂らせる丸く小さい無数の葉っぱが特徴の「フィカス・プミラ」は、鮮やかなグリーンの葉っぱに黄色や白色の班模様があり、とってもキュートな見た目をしています。
今回は、そんなフィカス・プミラの育て方を紹介していきます。
フィカス・プミラは一年を通して、日当たりと風通しのよい場所で育てましょう。日照不足になると、間延びして形が崩れるほか、葉落ちの原因となります。
また、夏の強い直射日光は葉焼けの原因になるので、半日陰や明るい日陰の場所に移すとよいです。とくに室内で育てている場合は、急に強い日差しにあたると葉焼けしやすいので注意してください。
フィカス・プミラは乾燥が苦手なので、水切れしないように注意しましょう。
生育期の春〜秋は、土の表面が乾燥しあたらたっぷりと水やりします。水分不足になると葉っぱが萎れて枯れていくので注意してください。
冬は、最低気温が10℃を下回ると徐々に水を吸わなくなっていき、休眠期に入ります。気温が下がり始めたら、水やりを控えめにしていき、土の表面が乾燥してから2〜3日後を目安に水やりするとよいでしょう。
また、土が常に湿っているのは根腐れの原因となるのでいけませんが、空気中の湿度が高い環境を好むので、定期的に霧吹きなどで葉っぱに水をかけてあげると元気になります。
5〜10月の間のフィカス・プミラの育成期である5〜10月にかけて、2月に1回緩効性肥料を置き肥するか、規定量に薄めた液体肥料を2週間に1回ほど与えるとよいです。
休眠期の冬には、肥料は必要ありません。
フィカス・プミラの病気や害虫の被害はあまりありませんが、風通しが悪いとカイガラムシが発生することがあります。
カイガラムシは植物の養分を吸い取るだけではなく、排泄物によって葉っぱに黒い斑点が現れるすす病を発症させる可能性もあるので、すぐに駆除するようにしてください。
薬剤を散布して駆除するか、そこまで多くなければ歯ブラシなどで葉っぱを傷つけないようにこすり落としましょう。
フィカス・プミラは日本や中国南部が原産の植物なので、日本でも育てやすく温度管理にそれほど気を配る必要はありません。
耐寒温度は0℃までと比較的寒さにも強いですが、なるべく最低気温は5℃程度を保って管理します。
暖かい地域であれば屋外でも冬越ができますが、室内に移して日当たりのよい窓際で育てるのが無難です。
フィカス・プミラの植え替え時期は5〜7月です。根詰まりを起こすと下葉が枯れ落ちたりするので、2〜3年に1回植え替えをしましょう。
フィカス・プミラの土は、市販の観葉植物用の土がおすすめです。ハンギングにしたい場合は、バーミキュライトを2〜3割混ぜて鉢を軽くしてあげるとよいでしょう。
そのほか、フィカス・プミラはハイドロカルチャーやジェルボールといった人工土でも育てることができ、ほかの観葉植物とは違った飾り方を楽しむことができます。
フィカス・プミラは挿し木で簡単に増やすことができます。挿し木時期は4〜9が適しています。
挿し木の方法は、茎を6〜7cm(3〜5節)でカットして、葉っぱを2〜3枚残してほかの下葉は取り除きます。切り口を2〜3時間程度水につけたあと、土を入れた底の浅い鉢に挿します。
挿し木したあとは、十分に発根するまで明るい日陰で土が乾燥しないように管理します。
また、ハイドロカルチャーでも増やすことができ、ガラスのコップなどの用器にハイドロボールを入れて土の時と同様にツルを植え付け、5分の1ほど水を入れてください。
クワ科のフィカス属の植物「フィカス・プミラ」の育て方をご紹介いたしました。フィカス・プミラは、温度管理や水やりも簡単で、園芸初心者の方にでもおすすめの観葉植物です。
屋外でも室内でも育てることが可能なので、ガーデニングでもインテリアとしても楽しむことができます。にょきにょき伸びる茎に丸くて小さい葉っぱが生い茂ったフィカス・プミラのキュートな見た目に癒されること間違いなしです!
GreenSnap編集部