チランジアの画像

チランジアの育て方

  • パイナップル科
  • チランジア属

チランジアの基本情報

ジャンル

観葉植物

形態

多年草

学名

Tillandsia spp.

別名

エアプランツ

原産地

北アメリカ南部~南米

チランジアの性質

栽培難易度

易しい

耐寒性

やや弱い

耐暑性

強い

耐陰性

あり

チランジアの育て方の画像

エアープランツと呼ばれることもあるチランジアは南アメリカ及び中央アメリカが原産です。チランジアは空中から水分を吸収することも特徴。南国の雰囲気があるのでトロピカルガーデンにしたい場合にはうってつけでしょう。

また、チランジアは大変観賞価値が高い花でもあります。花の美しさは園芸植物の中でもトップクラスです。花を咲かせるまでは時間がかかるかもしれませんが、それも報われる美しさと言って良いでしょう。

ここではそんなチランジアについて解説してあります。チランジアは品種も大変多いですが、品種についてもまとめたのでチェックしてみてください。

チランジアの育てる場所

チランジアは日当たりの良い場所もしくは明るい日陰で育てます。ほとんど日に当たらないと育ちにくいので気をつけてください。しかし、夏場の直射日光に当てると葉焼けすることがあります。夏場は半日陰に移動させると良いでしょう。

風通しの良い場所であることも大事です。風がないと水分吸収などもできずうまく育ちません。

また、チランジアは室内で育てることも可能です。この場合、風通しの良いところで育てます。室内でチランジアが枯れることがありますが、これは風通しが良くない場所においていたり日がほとんど当たらないところにおいていることが原因です。

これからチランジアを育てるならばやはりガーデンやベランダなどで育てることをおすすめします。室内で育てるイメージが強いチランジアですが、室内でしっかり日に当てるのは難しいですし風通しも良くないためです。

特に暖房やエアコンには気をつけておきたいところ。エアコンなどは極度な乾燥を引き起こすためです。これによってチランジアが枯れてしまうことも。

トリコームについて

チランジアの葉にはトリコームと呼ばれる細い毛が存在しています。このトリコームのために水分を空気中から吸収することができるというわけです。とはいえ、トリコームはあまりにも強い風が吹くところや日差しが強いところだと剥がれることがあります。これにより水分吸収などができなくなって枯れることがあるのです。このため、風が強すぎるところや日差しが強すぎるところなどは避けておきましょう。

耐寒性について

耐寒性は品種によって異なってきます。チランジアは一般的に耐寒性が強いですが、あまりにも寒いと成長にも影響を与えかねません。そのため、冬場の気温が5度を下回るようならば温かいところへ移動させましょう。

チランジアの水やり

チランジアは空気中の水分を吸収して育ちます。そのため、屋外で育てる分には水を必要としません。室内で育てる際には霧吹きで朝と夕方に水をやると良いでしょう。チランジアは夜に活動するため夕方には必ず水やりしておきたいところです。

また、梅雨の時期は霧吹きもほどほどにします。

チランジアは水やり不要なのか

「チランジアは水やりがいらない」とよく言われます。確かにチランジアは空気中から水分を吸収するので水やりが要らないこともあります。とはいえ、室内で育てていると水分が空気中に十分になくて枯れることもあります。また、屋外で育てている際にも乾燥がひどいところだとうまく育ちません。このため、水やりの配慮は欠かさないようにしておきたいところです。

ソーキングで水やりする

霧吹きで水やりするだけでなくソーキングで水やりすることもできます。ソーキングは水を入れた容器にチランジアを浸して水やりする方法です。勝手に水やりすることができるのでより簡単なので利点。十分に吸水させたら水から取り除きます。

このようにソーキングも簡単で便利なものですがやり方を間違えるとチランジアを腐らせることがあります。また、梅雨場にソーキングでチランジアを育てるのもいけません。こうすることで腐りやすくなります。

肥料

肥料は春と秋に液体肥料を与えます。週に1回与えれば十分です。

用土

チランジアによっては土なしでも育てられます。こうした育て方ができるのもチランジアならではでしょう。土を用いたくない場合には水苔やヤシ殻を用いてみましょう。

また、品種によっては水苔などもいりません。単に樹木などに貼り付けておくだけでも問題ないものもあります。このようなラフな扱いもできるのもチランジアの良いところです。とはいえ、上記で指摘したように風通しなどが良くないと枯れてしまうことがあります。

病害虫

カイガラムシ

カイガラムシが発生することがあります。カイガラムシはその名の通りカイガラを背負った虫です。カイガラムシを放って置くと大きくなって退治しにくくなります。また、カイガラムシの排泄物からすす病なども生じます。このため、見つけたらすぐに対処すると良いでしょう。

ハダニ

外で育てているとハダニなどの害虫が発生しやすいです。ハダニは乾燥していると発生しやすいので水やりするのを欠かs内ようにします。

すす病

すす病はカイガラムシなどの害虫の排泄物によって生じます。すす病になるとすすみたいなものが葉などにつきます。すす病は薬剤を撒いて対処します。

チランジアの植え付け・植え替え

チランジアを買ってきたら好きなように飾りましょう。紹介したように水苔などに植え付けることもできます。

また、チランジアは特に植え替えは必要ありません。

良いチランジアの苗の選び方

どういったチランジアの苗を選べば良いのでしょうか。これは悩むところかもですが、チランジアを選ぶ際にはなるべく元気な苗を選んでおきたいところです。例えば、葉もきれいで痛みのない苗を選びましょう。店頭で陳列されているチランジアはいろいろな人に触られて弱っているものもあります。他にも葉の色が変色しているような苗も避けておくべきです。

チランジアはどこで購入したら良い?

チランジアは最近ではどこでも手に入るようになりました。100均ショップでも気軽に売られているくらいです。とはいえ、100均ショップのチランジアは粗末なものが多いですし、荒く扱われて枯れやすくなっているものも。そもそもすでに枯れているチランジアもあります。例えば、他のチランジアよりも持ってみて明らかにかるものは内部が枯れて空洞になっていることも。とはいえ、こうしたチランジアは何より安いので大量に購入して育ちやすいものを選んで見るのもおすすめです。

やはりチランジアを本格的に育てたいならば園芸店で購入するのが一番です。園芸店であればチランジア向きの容器なども見つかります。何より園芸店では豊富な品種を揃えています。店頭でいろいろな品種を見ればどれにしたら良いかも決めやすくなります。もしも育てたい品種が決まっている際には事前に電話してその品種があるか確かめておくのも良いでしょう。

ちなみにインテリアショップなどでもチランジアは購入できます。通販でもチランジアを取り扱っているところがあります。このように実に多様なところで手に入りますが、育てる際のアドバイスなどを受けたい際にはやはり園芸店で探すのが一番です。

チランジアの増やし方

チランジアは株分けして増やすのが基本です。チランジアの株は放って置くと1年から2年で枯れていきます。親株が枯れる前に子株ができるので、この子株を採取して株分けします。

また、種まきしてチランジアを増やすこともできます。とはいえ、こちらはより上級者向けです。発芽しにくいですし種も保存が効きません。種まきして発芽しても花が咲くまでに4年以上もかかることも。このため、チランジアを手っ取り早く増やしたいならば株分けして増やすことをおすすめします。

チランジアの手入れ

チランジアのニオイが変になることがあります。この場合にはチランジアが腐っていることも。

ミイラ化してしまわないようにする

チランジアが枯れてしまってミイラみたいになってしまうことがあります。チランジアは枯れることがけっこう多いので気をつけてください。下記はチランジアが枯れる例です。

水の与え方を誤ってしまって枯れる

チランジアを育てる際には水の与え方に気をつけましょう。水を与えすぎてもいけませんし水をやらなすぎてもいけません。品種ごとに水やりも微妙に異なるので育てているチランジアの特性を把握して水やりしましょう。水やりも紹介したように霧吹きで行います。

トリコームがダメになって枯れる

トリコームはチランジアの生命線です。トリコームはチランジアの葉の表面になる細かな毛のことで、このトリコームがあるからこそ水分を大気から吸収できます。このトリコームは繊細なものであり、夏場の直射日光などにさらすと剥がれることがあります。他に風が強すぎることでトリコームがダメになることも。

チランジアが弱ったら

チランジアの株が弱まってきたら枯れる前になんとかしましょう。どうしてチランジアが弱まってしまったのか原因を探るのが何より大事です。例えば、日当たりがあまり良くないのかもしれません。風通しが悪いのかもしれません。原因はケースに寄ってことなりますが、チランジアが弱ったからといって液体肥料をドバドバ上げるのは止めましょう。弱まったチランジアに液体肥料を与えすぎても逆効果になることもあります。

チランジアの種類・品種

チランジアは種類・品種が特に多い園芸植物です。銀洋種や大型種などいろいろなものがあり、どれを育てたらよいか迷ってしまう人も多いハズ。ここではそんなチランジアの種類や品種をまとめたので参考にしてみてください。

エアータイプとタンクタイプ

チランジアには主にエアータイプとタンクタイプがあります。このエアータイプの中は更に下記の2つに分けることが可能です。チランジアと呼ばれるのは基本的にはエアータイプのチランジアになります。一方、タンクタイプのチランジアは葉の中心部に水を貯めるタンクがあるのが特徴です。このタンクから水を吸収する他、根からも水分を取り入れます。両者はかなり違いも大きいので注意が必要です。

銀葉種と縁葉種

エアータイプは上記の2つの種類があります。銀葉種としてはハリシーなどがあります。銀葉種は葉の表面が白い産毛(トリコーム)で覆われているのが特徴。一方、縁葉種は毛がほとんどありません。縁葉種の代表的な品種はトリコロールなどです。この毛(トリコーム)の色のために葉の色も違って見えるというわけです。

また、トリコームが多い銀葉種は水分を吸収する力が強いです。そのため、乾燥にも強いのが特徴。乾燥しやすい室内で育てるのにはより向いています。一方、縁葉種はトリコームが少ないのでより水やりを増やしたほうが良いです。トリコームは日差しなどから株を守る働きもあり、トリコームが少ない縁葉種は強い日差しにも弱くなっています。

銀葉種の有名品種を紹介

ジュンセア

ジュンセアは枯れにくく育てやすい品種です。葉は上方に伸びていきます。葉の色は茶色と緑です。逆さホウキのシルエットなことも特徴。

ハリシー

丈夫で育てやすい品種です。花色は紫色。小粒で可愛らしいチランジアです。とはいえ、うまく育てればかなり大きくもなります。100円ショップなどでもよく売られているチランジアです。

カプトメヂューサ

メヂューサのように葉がくねくねしているのが最大の特徴。花は紫です。育てやすいので初心者向きです。100円ショップでもよく見かけられます。

ウスネオイデス

この記事で紹介するチランジアの中では最も印象的なのがウスネオイデス。チランジアとは思えないシルエットです。葉は下に伸びていき枝垂れ桜に似ています。また、成長も早い法です。花色は黄緑色。

縁葉種のチランジア

ブラキカウロス

葉っぱが赤色のブラキカウロス。花色は紫です。見た目的にはかなり派手です。ブラキカウロスは派生品種も多いです。根がかなりしっかりつくことも特徴。

ブッツィー

葉に模様が生じるのが特徴のチランジア。こちらのチランジアは紫色の花をつけます。100円ショップでも見かけられるくらいポピュラーです。また、株がよくデキるので増やしやすい品種の一つです。

トリコロール

トリコロールは花が印象的な品種。花は赤色で紫の花びらをつけます。名前の由来通り花色、葉色のコントラストが美しい品種。100円ショップでもよく売っています。

大型種もある

チランジアには大型種もあります。大型種はその名の通り他の品種よりもかなり大きいです。とはいえ、チランジア自体が小さい植物なのでそこまで大きいものはありません。

カクティコラ

カクティコラは大型種の一つです。大きなものは50cm以上にも軽くなります。カクティコラの名前の由来はサボテンなことも特徴。実際、サボテンに似ていますし、カクティコラ自体がサボテンにくっついて育ちます。花色は紫色です。

ストラミネア

チランジアの中ではかなり多きい品種です。葉の色は白緑色。花色は紫色です。丈夫なので育てやすい品種です。背丈は50cm近くになります。重さもあって存在感がかなりあるチランジアです。

エクセルタ

葉がとにかく長く伸びます。背丈は50cmほどです。花色は紫。成長が早いのが特徴です。

ファシクラータ

背丈が80cmほどにもなるファシクラータ。とにかく大きいチランジアを探しているならばうってつけです。ファシクラータは入手しやすいことも利点。花色は赤や黄色などいろいろなものがあります。葉もかなり硬質です。

チランジアの飾り方

チランジアを活かすためにもしっかり飾り立てておきたいところ。飾り立てが良ければチランジアの魅力もより高まってきます。チランジアはなんと言っても土があまり要らないのが利点です。そのため、飾り方もいろいろなバリエーションがあります。

コルクに貼り付ける

チランジアは品種によっては適当に置いておいても育ちます。しかし、そのままでは管理もしにくいです。このため、コルクに貼り付けて飾ってみると良いでしょう。こうすることでチランジアも動かしやすくなります。コルクに貼り付けたらコルクを窓枠などに貼り付けてみるのも良いかもしれません。

他の花にくっつける

ただでさえ華やかなチランジアを他の園芸植物にくっつければ更に華やかになります。

他の樹木に貼り付ける

チランジアは他の樹木の引き立て役としても役立ちます。他の樹木に貼り付ければ良いアクセントになることも。全く花をつけない樹木にチランジアを貼り付けることによってあたかも樹木が花をつけているように見せられます。

いろいろな種類を飾ってみる

チランジアには紹介したようにかなりいろいろな種類があります。そのため、いろいろなチランジアを組み合わせて飾ってみると良いでしょう。例えば、キセログラフィカとアエラントスを組み合わせてみるといったようにです。こうすることによって更にチランジアの魅力も引き立てられます。

穴に突っ込む

外壁の除き穴などにチランジアを突っ込んで飾るのも良いでしょう。育てる環境には気をつけないといけませんが、こうした飾り方も可能です。

天井から吊り下げる

天井から吊り下げることで部屋の印象も良くなります。照明近くにチランジアを持っていっても良いでしょう。とはいえ、乾燥と風通しには気をつけておきたい飾り方です。

テラリウムにチランジアを活かす

テラリウムの中にチランジアを用いてみるのも良いでしょう。こうすることでよりテラリウムも魅力が高まります。チランジアは他の植物との相性も良くて使いやすいです。

チランジアの開花について

チランジアの開花は春から秋です。花色はピンクや赤などで品種による違いが大きいです。もしも他の樹木や花に貼り付ける場合には貼り付ける花と開花時期が被らないようにしておくと良いでしょう。こうすることで常にガーデンを賑やかにしていけます。

他の人の飾り方を真似るのもあり

チランジアは独特なアレンジができる植物です。ネットでもいろいろな飾り方が公開されています。もしもアイデアがわかない場合には他の人の実施例をチェックしてみるのも良いでしょう。

チランジアを放置しないようにしよう

チランジアは管理が簡単なことから飾り立てて放置しておく人が多いです。確かに水やりもいりませんからこうした育て方でも大丈夫なことも。とはいえ、放って置くと気づかぬうちに枯れてしまっているなんてことも起こります。チランジアは内部から枯れていくので枯れているのに気づかないこともあるのです。枯れたチランジアを放って置くと変なニオイもするので早めに除去しておきましょう。

まとめ

チランジアの育て方について詳しく解説しました。チランジアは比較的育てやすくて園芸入門者にも向いていますが、風通しなどの要因には十分に気をつけておくと良いでしょう。また、紹介したようにかなり品種が多いです。どれを育てるかで微妙に育て方も変わりますから気をつけておいてください。もしもこれからチランジアを育てる際にはまずは100円ショップで簡単に手に入るチランジアを手に入れて慣れてきたら本格的にチランジアに手を出してみるのも良いかもしれません。

※トップ画像は多気園芸さん@GreenSnap

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