スイレンの画像

スイレンの育て方

  • スイレン科
  • スイレン属

スイレンの基本情報

ジャンル

水生生物

形態

多年草

学名

Nymphaea

別名

耐寒性スイレン,温帯性スイレン

原産地

世界の温帯域

スイレンの性質

栽培難易度

やや易しい

耐寒性

強い

耐暑性

普通

耐陰性

時期

植え付け・植え替え

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肥料

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開花

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スイレンの育て方の画像

水面に美しい花を咲かせるスイレン。優雅で幻想的なイメージです。フランスの巨匠クロード・モネが愛した花としても知られています。スイレンといえば、公園や庭園の池や沼地などでしか見かけることがなく、大きな池でもなければ、ご家庭では育てられないと思っていませんか?実は、ご家庭でもスイレンを育てることができるのです。スイレンは、スイレン科スイレン属の多年草で、世界中の熱帯、亜熱帯、温帯地域に生息しています。日本の気候でも十分育つのです。白や赤、ピンク、黄色、紫など色とりどりの花を楽しむことができます。鉢ごと水に浸けて育てるので、一般的な草花とは異なる点もありますが、それほど難易度が高いわけではありません。また、スイレンと一緒に金魚やメダカを育てるといい雰囲気の空間になりますよ。今回は、スイレンの育て方をご紹介します。

スイレンの育てる場所

スイレンを育てるには、スイレンを植え付ける内鉢と、水をためるスイレン鉢や水槽などが必要になります。もちろん、庭に池があれば、スイレンを植え付けた鉢を池に沈めて育てることもできますが、根茎が凍らない場所というのが大前提です。

スイレンを育てるには日当たりのよい場所が適しているので、株元までしっかり日が届く場所で育てましょう。

また、暖かい場所ほど開花が長いため、暖かい場所で育てることをおすすめします。

スイレンの水やり

スイレンは鉢を水に沈めて育てるため、水やりの必要はありません。水やりの代わりに水位に注意を払いましょう。水位が下がったら、水を足します。特に開花時、夏場は水が減りやすいので気を付けてください。

また、水が汚れて濁っていたら、水を交換しましょう。水替えの際、替え用の水をバケツなどにくみ、一日放置しておくと、水温差がなくなります。

夏場の注意点としてもう1点、蚊の幼虫ボウフラがわくことがあるので、気を付けてくださいね。一緒に金魚やメダカを飼えば、ボウフラ予防にもなりますよ。

肥料

元肥としても、追肥にも緩効性の化成肥料を施します。水に溶け込まないように、株元から離れた土の中に埋め込みましょう。生育期中は、3~4週間に1度を目安に追肥します。生育期は、温帯スイレンなら3~9月頃、熱帯スイレンなら6~10月頃です。

用土

粘土質な田土が適しています。市販されている荒木田土や水生植物の培養土を用いましょう。

病害虫

かかりやすい病気は特にありませんが、アブラムシやボウフラなどの害虫には注意が必要です。

アブラムシ:新芽や葉裏に寄生して、汁液を吸います。また、ウイルス病を媒介する間接被害にも注意が必要です。一匹一匹は小さく、被害も小さいのですが、なにせ繁殖力が旺盛で、大量発生すると大きな被害にあいます。なるべく早めに発見し、取り除くか、殺虫剤を散布して駆除しましょう。

ただ、スイレンと一緒に金魚やメダカを育てている場合には、殺虫剤の使用には注意が必要です。殺虫剤の注意事項をよく読み、金魚やメダカがいても使えるのかを確認してください。もし使えない場合は、アブラムシ駆除する間の数日間は、金魚やメダカを一時、別容器に避難させ、水替えをした後、戻しましょう。

ボウフラ:ボウフラは蚊の幼虫で、水たまりがあると発生しやすい害虫です。スイレンには被害がないものの、私たち人間にとって蚊は害虫になります。殺虫剤を使って駆除するか、金魚やメダカを一緒に飼って対策しましょう。

スイレンの植え付け・植え替え

植え付け

鉢に用土を少し入れ、肥料を埋めておきます。さらに用土を加え、半分くらいの深さになったら株を植え付けましょう。株を植え付けたら、鉢の八分目まで用土を入れ、株が浮かないように土を棒のようなもので突き固めます。

次に、水をはったスイレン鉢か水槽に株を植え付けた鉢を静かに沈めます。池があれば池でもかまいません。水位は、土の表面から水面まで10cmくらいに調整します。水を加減するか、内鉢の下にレンガや逆さにした鉢などを置いて高さを調整してください。1ヶ月経ったら、水深を15cmくらいに、その後も成長に合わせて少しずつ水深を深くしていきます。植え付けには4~5月頃が適期です。

植え替え

根詰まりするのを防ぐため、1年毎、新しい用土を使い植え替えましょう。植え付けと同様、4~5月頃が適期です。

スイレンの増やし方

株分け

芽が増え、根が鉢にまわってしまったら、株分けのタイミングです。4~5月頃に行いましょう。1株に1芽になるように塊根を切り分けます。塊根から出ている根は切り取りましょう。切り分けた株は、1鉢に1株ずつ植え付けます。

ムカゴで増やす

ムカゴ種であれば、ムカゴで増やせます。ムカゴとは葉の中心部にでてくる芽の一種で、この芽が育ち株になるのです。ムカゴができる品種とできない品種があるため、ムカゴ種限定の増やし方になります。ムカゴがでてきた元気な葉を切り、裏返して水に浸けてください。やがて発根し、芽と根が成長したら、葉の部分は取り除いて植え付けます。

スイレンの手入れ

葉摘み・花がら摘み

傷んだ葉や咲き終わった花がらはこまめに取り除きましょう。水が汚れるのを防ぐのと同時に、傷んだ葉や咲き終わった花に、無駄な養分を吸い取られないようにしましょう。まめに葉摘み・花がら摘みした方が、花付きがよくなります。

冬越し

水面に薄氷がはる程度なら大丈夫なのですが、根茎が凍ってしまうような寒さは避けなくてはいけません。屋内など、凍り付かない場所に移動させましょう。

スイレンの種類

スイレンには温帯スイレンと熱帯スイレンがあります。

温帯スイレン

バーバラ ヒメスイレン:白っぽいベージュピンクの花弁が特徴。

新東京 ヒメスイレン:白い花弁が特徴。

アーカンシェル:葉に白やピンク色のさまざまな斑が入り、淡いピンクの花弁が特徴。

クロマテラ:黄色の花弁が特徴。

ジェイムズブライドン:花弁の幅が広く、枚数も多い。濃いピンク~赤の花弁が特徴。

熱帯スイレン

シャロンクワン:枚数が多く、鮮やかな紫色の花弁が特徴。

プロイデェーン:濃いピンクの花弁が特徴。

混合種

オールモストブラック:温帯スイレンと熱帯スイレンの交配種。花弁は濃い赤で、花の中心に向かう程赤黒く、黒いスイレンと呼ばれています。

スイレンの花言葉

「清純な心」「信頼」「信仰」「優しさ」「甘美」など

まとめ

スイレンの育て方や増やし方、種類などについてご紹介しました。公園や庭園の池や沼地などでしか見かけることがなく、大きな池でもなければ、ご家庭では育てられないイメージのスイレンですが、それほど難易度が高い植物ではありません。品種により、白や赤、ピンク、黄色、紫など色とりどりの花を楽しむことができるのも魅力の1つです。

また、一緒に金魚やメダカを飼えば、さらにいい雰囲気の空間になります。

あなたもいい雰囲気の空間を作ってみませんか?

※トップ画像はトユタさん@GreenSnap

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