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フィカスは世界中に800種類以上の仲間が存在する観葉植物です。葉の形や樹形も種類ごとに異なっており、個性あふれる姿が魅力です。なかにはウンベラータやアルテシマなど、インテリア植物としての地位を確立したものもありますよ。
今回はそんなフィカスの育て方について、剪定方法や植え替え時期やコツなどをご紹介します。
フィカスには水はけと日当たりのよい場所が適しています。しかし炎天下のつよい日差しを苦手としており、葉焼けを起こしてしまう可能性があります。屋外で育てる場合は半日陰で管理してください。
フィカスは耐寒性が低いため、寒さが厳しいようであれば室内で育てましょう。その際は窓際の日が当たる場所におくことをおすすめします。
フィカスには表土が乾いたら水やりしてください。生育期の春〜夏では、涼しい朝か夕方に水やりします。休眠期の冬は表土が乾ききってから2〜3日後に水やりするなど、乾かし気味に育てていきしょう。
フィカスは水はけのよい、栄養豊富な土を好みます。「赤玉土小粒7:腐葉土3」の割合で混ぜた配合土を使ってください。市販の観葉植物用培養土を使用しても構いません。
フィカスの肥料は、生育期の春〜秋にあたえてください。元肥として緩効性肥料を施したあと、10日に1回液肥をあたえると大きく生長します。休眠期の12〜2月になったら追肥は控えましょう。
フィカスの植え付けは、5〜9月が適期です。ただし生育がにぶる真夏の植え付けは避けてください。
なお植え付けてからしばらくの間は、明るい日陰で管理するようにしてください。
フィカスは生育旺盛な品種が多いので、植え替えは1〜2年に1回を目安に行うようにしてください。植え替え時期については、植え付けと同じです。
植え替えてから1ヶ月の間は、肥料をあたえないように注意してください。
フィカスは5〜6月に、「挿し木」や「取り木」で増やすのが一般的です。剪定の際に切り取った枝を使ってもよいでしょう。
フィカスは葉が密集しすぎないように、4〜5月、9〜10月の間に剪定します。真夏や休眠期中は生育が鈍るので、剪定には不向きな時期です。
フィカスを剪定する際、内向きの枝や重なった枝を、その根元や枝分かれしている箇所から切り落としてください。新芽のすぐ上を切り取れば、そこから新たに枝が生えてきます。
切り口からはフィカス特有の白い樹液がでてきます。これに触れると手がかぶれたりするので、手袋をして作業するのが基本です。
フィカスは病害虫への耐性が高いものの、カイガラムシやハダニが発生することもあります。発見したらすぐに薬剤を散布するか、歯ブラシなどで擦り落としてください。
フィカス属に分類される観葉植物はおおく、有名かつ人気の種類には「フィカス・ウンベラータ」「フランスゴムの木」「ガジュマル」などがあります。
フィカスの花言葉は「永久の幸せ」です。力強く生きるフィカスには、末永い安泰を願う人々の願いが込められています。
フィカスは堂々とした佇まいが魅力のひとつです。生い茂る葉が私たちに癒やしをあたえ、家の居心地をさらによくしてくれることでしょう。
GreenSnap編集部