
地中海沿岸原産のオレガノとは、イタリア料理に欠かせないハーブのひとつです。また、葉っぱには消化促進効果が期待でき、肉や魚の臭みも消してくれますので、ハンバーグなどの料理にもピッタリです。
そんな料理にも使えて、花も楽しめる、オレガノの育て方についてご紹介します。
オレガノを育てる場所
オレガノは、日当たりがよく風通しの良い場所に置いて育てます。過湿は苦手ですので、雨の季節は雨の当たらない軒下や室内に移動させるとよいでしょう。
オレガノの水やり
オレガノはやや乾燥気味に管理したいので、水やりは鉢土の表面が乾いてから、たっぷり与えるにしましょう。
オレガノの肥料・追肥
オレガノはそれほど肥料は必要としません。植え付けの際に、元肥を施しておけばOKです。むしろ、肥料を与えすぎると香りが弱くなったり枯れやすくなります。
もしオレガノの生育が悪いようなら、追肥してもいいでしょう。
オレガノの土
オレガノを育てるときは、水はけがよく肥沃な土を用いましょう。プランターや鉢植えであれば、赤玉土6:腐葉土2:堆肥2の混合土などがおすすめです。また、市販のハーブ用の土でもOKです。
オレガノの種まき
3月中旬から5月上旬頃、培養土を入れたセルトレイに種をまきます。種が隠れる程度に薄く土をかぶせたら、種が流れないように気を付けながら水やりをしてください。15度から20度くらいの環境で管理すると、10日から20日くらいで発芽します。
オレガノの植え付け・植え替え
オレガノの植え付け時期は、春・秋頃が適期です。
根鉢を崩さないようにして、プランターや鉢に植え付けたら、株元の土をしっかり押さえます。鉢底から水が流れ出るくらいたっぷりと水を与えて、土と根っこが密着するよう安定させてあげてください。
オレガノの増やし方(挿し木・株分け)
オレガノの増やし方には、「種まき」や「挿し木」、「株分け」などがあります。種まきの方法は、前述の通りです。
挿し木
新しく伸びた茎を10センチほどカットして、土を入れた鉢に挿せばOKです。明るめの日陰で乾燥しすぎないように管理すると、2週間程度で発根します。
株分け
植え替え時期に株分けをしましょう。根っこを半分くらいにカットして、2株か3株に分け、それぞれ新しい鉢に植えればOKです。
オレガノの手入れ・剪定
オレガノの葉っぱが茂ってきた場合や、花が終わったタイミングで刈り込みをしましょう。
オレガノの育て方で注意すべき病気・害虫
オレガノにつきやすい害虫は、アブラムシやハダニです。オレガノは食用に利用しますので、殺虫剤を使わずに駆除したいですね。
アブラムシは、テープに張り付けて取ることができますし、ハダニは水に弱いのでこまめに葉水をしましょう。
オレガノの効果・効能
オレガノには消化促進効果やセキを鎮める効果などを期待できるとされています。
オレガノの花
オレガノは、開花時期の夏になると、白やピンク、紫などの花を咲かせます。
オレガノの花言葉
オレガノの花言葉としてよく知られているのが「輝き」「富」「財産」です。また、ほかにも「自然の恵み」とか「あなたの苦痛を除きます」という意味の花言葉もあります。
これは、オレガノが古代より薬用として利用してきたことに由来するものと考えられます。
オレガノをプランターや鉢植えで栽培してみよう!
ここでは、イタリア料理に欠かせないハーブのひとつ、オレガノの育て方についてご紹介しました。
オレガノは鑑賞を楽しむだけでなく、料理に使ったりお茶にして飲んだり、ポプリにして香りを楽しんだりと、余すところなく活用できます。
オレガノは日当たりの良い場所で、過湿にならないように育てれば、室内でも栽培することができ、なおかつ育てやすいので、初心者にもおすすめです。
※トップ画像はKAIさん@GreenSnap
オレガノの新着コラム
GreenSnapのおすすめ機能紹介!