警告

warning

注意

error

成功

success

information

明日葉の育て方|プランター栽培できる?種まき時期や種の取り方は?

  • セリ科
  • シシウド属

アシタバは、葉にさまざまな栄養素が豊富に含まれていて、健康野菜としても親しまれているセリ科シシウド属の植物です。日本原産で、もともとは紀伊半島や房総半島、伊豆諸島など暖地の海辺に自生している植物で、とても繁殖力が強く初心者でも育てやすいです。今回は、そんなアシタバの育て方を説明します。

明日葉はプランター栽培できる?

アシタバはプランターでも栽培できることができます。シーズンになるとポット苗が出回るので、これをプランターや庭に植え付けるて育て始める簡単です。

アシタバの植え付け時期は、中間地および寒冷地なら4〜5月、暖地なら10〜11月に植え付けることもできます。根を傷つけないように注意して、苗をポットから取り出して植え付けてください。

また、アシタバの根は長く伸びるので、鉢で育てる場合は深さ30㎝以上の鉢で育てましょう。8~10号鉢か、65㎝プランターがおすすめです。

用土

アシタバは、市販の草花・野菜用培養土で育てることができます。用土を自作する場合、割合は赤玉土7:腐葉土1:川砂2がおすすめです。

中性〜弱アルカリ性の水はけのよい土が適しているので、地植えで育てる場合は土に砂を混ぜるなどして水はけをよくするとよいです。また、土が痩せている場合は腐葉土を混ぜて養分を足します。

明日葉の育て方

日当たり・育てる場所

アシタバは風通しのよい、屋外の半日陰で育てます。ベランダや軒下が最適です。

寒さには比較的強いですが、霜に当たると茎葉が痛んでしまいます。また、根が凍ると枯れてしまうので、寒冷地では鉢植えにして室内で冬越しさせてください。

水やり

アシタバは水はけのよい環境をむため、土が乾いてから水やりをします。土が濡れているうちに水やりすると根腐れを起こしやすいので注意してください。

冬場は水やりを控えめにし、梅雨の時期は雨の当たらない場所に移動させたり、地植えでは水がたまらないように、溝をつくるなどの工夫をします。

肥料

アシタバは肥料焼けしやすいので、有機肥料の鶏糞や油粕を少量施します。

また、化成肥料や液体肥料は根が肥料負けして生育不良となる可能性があるため、アシタバの栽培では避けたほうがよいでしょう。

注意する病気・害虫

アシタバを栽培していると、アブラムシや蝶・蛾の幼虫がつきます。病気はさび病が発生することがあるので、しっかり予防・対策しましょう。

アブラムシを見つけたら薬剤で駆除します。数が少ない場合は、こすりとるか水をかけて流します。ヨトウムシ・青虫など蝶や蛾の幼虫が発生したら、見つけ次第すぐに取り除き、食べられた葉は切り落としましょう。卵が産みつけられている可能性もあるため、薬剤で予防するとよいです。

病気は、さび病に注意します。さび病は葉に鉄さびのような病斑ができます。湿気が多い環境で発生しやすくなるので、水はけのよい環境づくりを心がけます。また、窒素分が高い場合も発病する可能性が上がるので肥料のやりすぎにも注意してください。

発生初期なら薬剤散布が効果的です。多発してからでは効果がなくなるので、こまめに観察するようにしましょう。

明日葉の種まき時期と種の取り方

アシタバの種まき時期は暖地では10〜11月、寒冷地では4〜5月頃が適期です。アシタバの開花は3〜4年に1回みられ、茎の先に小さな黄白色の花を咲かせます。開花後は枯死しますが種子ができ、こぼれた種からまた発芽します。

アシタバの種は、花が咲いて3カ月ほど経ち実が黒ずんできたら採取しましょう。種を一晩水につけてから植え付けると発芽しやすくなります。種をまいたら10~20℃で管理し、約1週間で芽を出します。発芽して本葉2枚になったら、庭や鉢に定植してください。株間は30㎝が理想的です。

明日葉の収穫時期

アシタバは古くから日本で栽培され栄養豊富な野菜、滋養強壮の効果がある薬草として知られています。

アシタバの収穫時期は4〜11月で、株を育てて2年目から収穫をします。20〜30㎝ほどに育った若い茎を根元から3㎝ほど残すようにして摘み取り、収穫してください。

アシタバは株から3本の茎を出しますが、古い2本は残して新しい3本目の茎を収穫しましょう。全て摘んでしまうと、新芽が出なくなって枯れてしまうこともあります。

アシタバの葉は苦味があり、少しクセのあるので天ぷらやおひたし、和え物として食べるのがおすすめです。

明日葉を栽培して収穫しよう!

アシタバという名前の由来は、葉を摘んでも明日にはまた伸び出すほど繁殖力が強い性質からきています。漢字では「明日葉」と書きます。アシタグサ・ハチジョウソウとも呼ばれます。

寒さと水はけに注意すれば、アシタバは比較的容易に栽培できます。ポイントをおさえれば種から育てることもできるので、ぜひ種まき~収穫までチャレンジして栄養豊富なアシタバを味わってみてください。

※トップ画像はなつさん@GreenSnap

おすすめ機能紹介!

【無料で利用できる】写真を撮るだけ!アプリが植物・花の名前を教えてくれる『教えて!カメラ』のご紹介!

アシタバの基本情報

ジャンル
ハーブ
形態
多年草
学名
Angelica keiskei
別名
明日葉,八丈草,明日草,明日穂
原産地
日本

アシタバの性質

栽培難易度
普通
耐寒性
強い
耐暑性
やや強い
耐陰性

時期

植え付け・植え替え
4月 、5月、10月、11月
肥料
4月 、5月、9月、10月、11月

アシタバの新着投稿画像

みんなのアシタバの育て方

いいね
57

アシタバのお花から種まで

公園でアシタバの可愛いお花を見かけました。 フォロ...
by.すみ
いいね
11

アシタバ🌱

種から育ててます🌱 すぐ食べられると思いきや、収...
by.AGAPE

ハーブの種類

ラベンダーの画像

ラベンダー

日当たりと風通しのよい場所を好みます。
ローズマリーの画像

ローズマリー

風通しのよい場所で育てます。
タイムの画像

タイム

日当たり、風通しがよく、乾燥した場所を好みます。
パクチーの画像

パクチー

バジルの画像

バジル

よく日のあたる場所で育てます。
ミントの画像

ミント

日当たりの良い場所がよいですが、強い直射日光の場合、青葉が枯れたり生育が弱ることがあります。春~秋は...