ヘリオトロープの育て方|植え替え時期や肥料の与え方は?

  • ムラサキ科
  • ヘリオトロピウム属

世界中の熱帯地域や温帯地域に分布している、ハーブに属している一年草です。育つ木の高さが100cmぐらいまでの、低い木なので手軽に育てられます。存在感がある雰囲気なので、お庭の低いブロック替わりとして、ヘリオトロープを植えてみるのも、楽しい鑑賞方法になります。

そんなヘリオトロープの育て方についてご説明します。

ヘリオトロープを育てる場所

ヘリオトロープは日当たりのいい場所で育てることが最適です。寒い冬の季節には弱く、霜が降ると枯れることもあり、場所を移動することができる室内の窓際か、ベランダなどが生育環境として向いています。

綺麗な花なのでお庭にも植えたくなりますが、冬越しが難しいかもしれませんので、温室などがあり暖かい状態であれば、外で育てることもできるでしょう。ただし、日差しが強すぎる西日が当たる場所は、生育環境に不向きです。

また、ヘリオトロープの地植えの場合は酸性質の土壌を好みませんので、植える前に苦土石灰を土に混ぜておくといいでしょう。

ヘリオトロープの水やり

土が乾燥して水分が切れた状態は、枯れる原因に繋がってしまいます。特に季節としては気温が暖かい春~秋までの期間は用土が乾燥してしまうので、土の表面が乾いてきた状態を確認してからたっぷり水を与えて下さい。

地植えよりは鉢植えやプランターが乾きやすいので、土が乾いていないか、気にかけてあげましょう。土が乾燥していると葉っぱにシワが入ったり、落ちてしまうので注意が必要です。冬の季節は生育期ではありませんので、水やりは控えめにして下さい。

ヘリオトロープの肥料

ヘリオトロープを育てるときは、肥料切れにならないようにして下さい。使用するといい肥料としては、緩効性化成肥料を1週間に1回ほど、株元に置き肥するか、液体肥料を与えましょう。

ただし、真夏頃になって花がだんだん咲き止まってきたら、肥料を与える回数を減らしても大丈夫です。冬は花が咲かないので、肥料を与える必要はありません。

ヘリオトロープの土

ヘリオトロープを育てる土は、園芸店などで販売している草花用培養土で大丈夫です。用土を自分で配合したい場合は、赤玉土小粒:6、腐葉土:3、軽石:1の割合で混ぜる方法がおすすめです。

ヘリオトロープは水が切れると枯れてしまうため、用土も水を含みやすい土壌がいいです。ただし、水が多いことで水はけと通気性が悪くなるのは避けたいです。おすすめの配合で土づくりをすれば、適度に水分を保ちながら水はけも良くなります。

ヘリオトロープの育て方で注意すべき病気・害虫

梅雨明けから真夏の季節になりますと、気温が高い状況が続きますので乾燥が進み、ハダニが大量に発生することがあります。葉っぱに寄生して吸汁しますので、栄養が吸い取られたことで、ヘリオトロープが枯れてしまいます。

また、枯れていなくても葉緑素が抜け、葉の色が変色してしまいます。発生しているのを見つけましたら、早めにハダニ駆除専用の薬剤を、散布して退治して下さい。乾燥を防ぐために湿度がある部屋に移動させたり、葉裏に水分を与えるなどして発生を抑えるといいでしょう。

ヘリオトロープの植え付け・植え替え

ヘリオトロープが成長してくると根が張り、植木鉢の底の穴より根が出てきます。そのような状態になりましたら、水を与えてもうまく根に水がいき渡りませんし、根が酸素不足になり育ちにくい状態になります。

そのため植え替えは必要です。必ず、2~3年に1回は一回り大きめの鉢に移動させましょう。

ヘリオトロープを植木鉢より取り出して、根が硬く固まっていましたらほぐして下さい。最適な季節としては秋の9月~10月頃が、花が咲き終わったタイミングなので、植え替え作業に向いています。

ヘリオトロープの増やし方

ヘリオトロープは「挿し木」をして簡単に増やすことができます。最適な時期は、5月・6月・9月頃になります。

枝の先端を5~6cm程切って、枝を水に挿しておきます。1時間ぐらい吸水させたあと、小粒タイプの赤玉土か、挿し木専用の培養土に挿し植えて下さい。

1ヶ月ぐらいで根が出てくるので、それまでは用土は乾かさず、明るい日陰で育てましょう。根が出たら、小さい鉢に植え替えます。茎が少しずつに伸びてきますので、先端の芽を摘んで枝数を増やし、わき芽が出てくる状態にします。

ある程度の大きさに成長したら、もう少し大きいサイズの鉢や地面に植え替えましょう。

ヘリオトロープの手入れ

ヘリオトロープは生育環境に気をつければ、枯れることなく育てていけます。日当たりがいい場所が基本になり、冬の季節は弱いため室内で育てましょう。水はたっぷり与えないと、葉の状態が悪くなりますので、水やりは忘れないようにして下さい。

また、酸性質の用土は嫌いますので、土壌が酸性にならないように注意しましょう。地植えで育てたい場合は、日当たりがいい場所で育て、冬は防寒対策が必要になってきます。

ヘリオトロープの花

ヘリオトロープは花を咲かせる期間が長く、春の4月下旬~秋の10月上旬頃までになります。

花の色は紫と白が入っていて、近くで見ますと星型の可愛らしいお花です。少し離れて全体を見た姿は、日本に見られるアジサイのような咲き方です。

開花期が長期間のため、自宅などを華やかな雰囲気にでき、花の香りも甘いバニラのような匂いがしますので、芳香剤替わりとして育てるのもいいでしょう。花から抽出した精油は、実際に香水の原料として使用されています。

ヘリオトロープの花言葉

ヘリオトロープの花言葉には、献身的な愛・献身・永遠の愛・愛よ永遠なれ・夢中・熱望・誠実という意味がつけられています。ギリシャ神話の恋物語が、花言葉の由来になっています。

ヘリオトロープの花を育ててみよう!

南向きの日当たりがいいお部屋かベランダ、お庭があれば水分を切らさなければ、育てていくことは難しくありません。土壌の質は鉢植えでも地植えの場合も、酸性質にならないように注意して下さい。冬の寒さには弱いので、防寒対策ができる状態であれば、南向きのお庭を飾る植物として最適です。バニラの甘い香りがほのかにすれば、ご近所にも良い印象を与えることができるかもしれません。精油は香水として利用されたり、ポプリにも使われているハーブなので、お花の観賞も楽しいですが、生活に取り入れてリラックス効果を得たりなど、いろんな楽しみ方ができる植物です。挿し木で簡単に増やせますので、1本購入してきて自分で増やし、お部屋や庭に華やぎを演出することができます。

※トップ画像は luireさん@GreenSnap

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ヘリオトロープの基本情報

ジャンル
ハーブ
形態
一年草
学名
Heliotropium arborescens
別名
ニオイムラサキ,ビッグヘリオトロープ,コウスイソウ
原産地
熱帯および温帯域

ヘリオトロープの性質

栽培難易度
やや易しい
耐寒性
弱い
耐暑性
普通
耐陰性

時期

植え付け・植え替え
3月 、4月、5月、6月、9月、10月
肥料
3月 、4月、5月、6月、9月、10月
開花
4月 、5月、6月、7月、8月、9月、10月

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