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シャキッとしたみずみずしい歯触りと、清々しい香りが特徴のキュウリ。夏野菜の代表であり、家庭菜園でも人気の高い野菜です。キュウリは実の生長がとても早く、花を咲かせたあと1週間程度で収穫ができます。
今回は、そんなキュウリの育て方について詳しくご紹介します!
キュウリは初心者でも簡単に育てられるので、家庭菜園にぴったりの野菜です。暑さに強く、生育旺盛なつる植物で、ネットや支柱を使って緑のカーテンを作ることもできますよ。
キュウリはコンテナを使って庭先やベランダなどでも簡単に育てることができます。育て方は、以下の記事を参考にしてくださいね!
キュウリは、日当たりがよく、風通しが良い場所で育てましょう。キュウリは多湿の環境に弱いので、梅雨時期を乗り切るのが成功ポイントです。水はけの良くするために高畝に植え付けつけるのがポイントです。
キュウリを苗から育てる場合、苗を選ぶときは、葉色がよく、葉に厚みがあり、節間がしっかりとしまっているものが良い苗です。また、大きな子葉がついているものを選ぶと良いでしょう。
キュウリの根は浅く広く広がっていきます。通気性と排水性の良い土を作り、肥料切れを起こさないようにしましょう。
植え付けは、4月のよく晴れている午前中にすると良いでしょう。キュウリは植え付け時期をずらして、春まき、夏まき、秋まきとして収穫し続けることができます。
キュウリはつる性の野菜なので、近くにあるものに巻き付くように生長します。苗を支えるために支柱を立てましょう。キュウリの支柱の立て方には、「垂直式仕立て」と「合掌式仕立て」があります。
キュウリの誘引には、ビニール紐よりも麻紐がおすすめです。キュウリの株は繊細なので、紐をきつく結びすぎないよう注意しながら、八の字を描くように固定していきましょう。
キュウリは90%が水分といわれる野菜なので、生長にはたくさんの水分が必要です。土の表面が乾いたら、たっぷりと水をあげるようにしましょう。生長の早いキュウリは、夜間に水やりをすると徒長の原因になるので、朝か夕方に水やりしましょう。
キュウリの追肥は、植え付けの2週間後から、1ヶ月に1〜2回の頻度で追肥します。キュウリの根は浅く広く広がるので、根全体に行き渡るように元肥を鋤きこみましょう。
1㎡に化成肥料をひと握り(20〜30g)を均一に施しましょう。
葉っぱの大きさが直径20cm程度あれば肥料が足りている証です。水切れと肥料切れに注意すれば、たくさん収穫できますよ。
キュウリは草丈が高くなるので、草丈が大きくなったら摘心の作業が必要です。摘心の方法については、以下の記事を参考にしてくださいね。
切り口から病気になるといけないので、摘心するときにはキレイに洗った手かキレイなハサミで行いましょう。親づるを摘心することで実のつきがよくなります。
キュウリは生長が早いので、収穫のタイミングを逃さないように気をつけましょう。実の長さが20cm、太さが3cmほどになれば、収穫に適した時期です。時期を逃すとすぐに大きくなり、歯ごたえが悪く、味も薄くなってしまいます。1株から多くて40本ほど収穫できます。
収穫をする際には、イボが取れると鮮度が落ちるので、上の方を持ってハサミで切ります。キュウリは夜の間に水分を蓄えているので、朝方に収穫するのがおすすめです。
キュウリは、育てやすい反面、病気にかかりやすく、虫がつきやすい野菜でもあります。ですが、定期的にきちんとお世話をしてあげれば、病害虫を防いで栽培できますよ。
雨がたくさん降る梅雨時期は特に病害虫の被害に遭いやすくなるので、定期的にキュウリの葉を裏返して観察し、病害虫が発生していないか確認しましょう。
キュウリのトラブルについて、詳しくは以下の記事を参考にしてくださいね。
キュウリは夏〜秋にかけて収穫する野菜なので、冬場は栽培ができません。ビニールハウスを使って気温の管理をすれば、冬越しもさせることもできますが、家庭菜園では難しいでしょう。
キュウリはスーパーでも通年販売されている身近な野菜ですが、もぎたてのキュウリのみずみずしさは比べ物になりませんよ♪植え付け時期を少しずつずらせば、夏だけでなく秋にも収穫することができます。
初心者でも育てやすい野菜なので、ぜひ家庭菜園でキュウリを育てて、採れたての美味しさを楽しんでくださいね。
七尾びび