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キダチアロエは多肉植物の一種で、肌荒れや火傷の緩和、便秘など消化不良の改善に役立つとさえれ、古くから鑑賞のほか治療にも用いられてきました。葉っぱの印象が強いですが、赤やオレンジ、黄色の花も12〜2月頃に不定期に咲かせ、鑑賞を楽しめます。
今回は、さまざまな用途で活躍するキダチアロエの育て方についてご紹介していきます。
キダチアロエは、日光をとても好みます。基本的に日当たりと風通しのよい場所で育て、室内でも直射日光の当たる窓辺などに置きましょう。
真夏の直射日光は葉焼けの原因となるので、半日陰やレースカーテン越しの光を当てるようにしてください。
キダチアロエは多肉植物のなかでも耐寒性に優れており、冬に霜が降りない地域であれば屋外でも育てることができます。霜が降りる場合は、室内に移して管理します。
キダチアロエは乾燥に強い植物ですので、どちらかといえば乾燥気味に管理しましょう。逆に水を与えすぎてしまうと、根腐れを起こして枯れる原因になるので注意してください。
生育期の春〜秋は、土の表面が乾燥したら、鉢底から水が流れ出るまでたっぷりと水やりします。
冬は水やりを控えめにし、土が完全に乾いてから2〜4週間に1回程度の頻度で行ってください。
生育期の5月〜7月と9月上中旬に、緩効性肥料を与えるか、2週間に1回程度の薄めた液体肥料を施しましょう。
キダチアロエの用土は、水はけと水もちがよい有機質を含む土を好みます。市販の多肉植物用の用土や「赤玉土3:鹿沼土1:腐葉土2川砂4」の配合土がおすすめです。
キダチアロエの害虫は、カイガラムシやアブラムシに注意しましょう。葉っぱや茎を吸汁し、栄養を吸い取って弱らせるので、見つけ次第木べらや歯ブラシでこすり落として駆除しましょう。
病気はほとんど見られませんが、育てていると葉の表面に斑点が出てくることがあります。これは病気ではなく生理異常なので、そのような場合は水やりを控えて休眠させましょう。
キダチアロエの植え付けや植え替え時期は、生育期の3〜9月頃が適期です。2〜3年に1回、根詰まりを防ぐために植え替えをしましょう。
キダチアロエの増やし方は、「挿し木」と「株分け」が一般的です。キダチアロエの挿し木と株分け時期は生育期の3〜9月です。
挿し木は、挿し穂にする葉を10〜15cm程度の大きさにカットし、7日〜10日間切り口を日陰で乾燥させます。乾いたら用土を鉢に入れて挿し穂を挿入します。株分けで増やす方法は、植替えと同時に行うと良いでしょう。
アロエという植物は、元の株(親株)とは別に生え際から小サイズの茎と葉(子株)を出します。この子株を親株から剪定して切り離し、新たに増やしていく方法が株分けです。
株分けを行うのであれば、1週間前から断水をして土を乾燥させておきましょう。そして鉢から取り出して子株を根と一緒にナイフなどで剪定します。子株について古い土はきれいに落としましょう。
新しい鉢を用意して子株を中心に配置しましょう。しっかり用土を入れたら日光が直接的に当たらない所で4・5日間置いておきましょう。4・5日経ったら水をあげてください。
ヨーグルトと一緒に食べられることが多いキダチアロエの育て方についてご紹介しました。
キダチアロエも火傷や便秘の効果を発揮する多肉植物ですが、現在は輸出入が禁止されているため育てるのは困難かもしれません。アロエを育てる参考にしてみてくださいね。
GreenSnap編集部