ユーフォルビア・ミルシニテスの画像

ユーフォルビア・ミルシニテスの育て方

  • トウダイグサ科
  • ユーフォルビア属

ユーフォルビア・ミルシニテスの基本情報

ジャンル

多肉植物

形態

多年草

学名

Euphorbia myrsinites

別名

マートルトウダイグサ

原産地

欧州

ユーフォルビア・ミルシニテスの性質

栽培難易度

やや易しい

耐寒性

強い

耐暑性

強い

耐陰性

時期

開花

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ユーフォルビア・ミルシニテスの育て方の画像

ユーフォルビア・ミルシニテスの育て方

ユーフォルビア・ミルシニテスは、乾燥に非常に強く、多年草です。重なった多肉質な葉っぱが特徴です。

輪生する螺旋のビジュアルは、人工物めいていてエキゾチックです。そんなユーフォルビア・ミルシニテスの育て方を、紹介します。

基礎情報

日当たり

ユーフォルビア・ミルシニテスは、日差しを好む品種です。一年を通して、日当たりの良い場所で育てて下さい。

標高の高い山でも自然に生えていた事が確認されており、直射日光も日本程度では問題になりません。

 

置き場所

日当たりのいい場所が好ましいです。匍匐性なので、吊るし置きして、茎を下垂させてもたいへんオシャレに仕上がります。

ただ、過湿には弱いので、空気の通りの良いところに置いて下さい。

這うようして成長するので、花壇の間などのグラウンドカバーに用いたり、岩の隙間に植え付けても、茎が日光を求めて横移動し、立派に成長します。

 

水やり

水やりはひかえめに行いましょう。ユーフォルビア系の常として、過湿・蒸れた環境を嫌います。

土の表面が乾いてから水やりを行って下さい。

冬に関しても水やりは控えめです。葉は多肉質ですが、凍結の心配は、北海道の奥地でもない限りいりません。

冬になっても地上部が枯れることはないので、土の表面が乾いてから、水やりを行って下さい。

 

肥料・追肥

肥料は得には必要ありません。

もともと乾燥地帯に自生している植物ですので、あまりに元肥などを混ぜすぎると、肥料焼けを起こします。

与えるにしても、極々少量の元肥を加えるか、生長が活発化する夏に月に2回ほど、希釈した液体肥料を与えて下さい。

ユーフォルビア・ミルシニテスは年間を通して成長するので、冬の間も新芽が見受けられるのでしたら、通常の規定まで薄めた液他肥料を、さらに半分の比率にうすめて、月に2度ほど与えて下さい。

 

用土

水はけのいい土を好みます。市販の培養土で育てるか、サボテン用の土にも対応は可能です。

レンガを積んで、底に軽石を敷き詰めて、腐葉土や砂利などを織り交ぜて用土を作って下さい。

こぼれ種からも増えていく品種なので、用土にそれほど神経質になる必要はありません。

 

植え替え・植え付け・種蒔

多年草で、耐暑性耐寒性いずれにも大変優れていますので、いつ植え付けても育つことは育つのですが、花が咲く以前の10月から12月頃ころに植え付けるか、開花時期の4月から5月のころに植え付けてもいいです。夏は気温が高く、植物がすくすく育ちます。

 

増やし方

株分けが適しています。ユーフォルビア・ミルシニテスは強健な品種で、植えっぱなしでもどんどん増えていきます。

しかし、群生すると株元の通気性が悪くなり、そこから病気が広がってしまう可能性もあるので、株分けをするか剪定をしてください。

株分けのやり方ですが、芽が3つ以上ある個体を、元の個体と切り離して、間隔を空けて植えるか、別の鉢に移し替えるだけで大丈夫です。

この際、ユーフォルビア系統独特の白い乳液が出ますが、触るとかぶれる方も多いので、できるだけ触れないようにして下さい。

また、果実の種からも増やすことができ、開花時期を過ぎて形成された種を採取して下さい。

 

病気・害虫

水のやり過ぎなどによる過湿に注意して下さい。

耐暑性に関しては非常に優れているのですが、水はけの悪い場所には弱いです。

風通しの悪い場所や、群生して株元の大気が貯まるような状態のユーフォルビア・ミルシニテスは、たとえば夏のゲリラ豪雨の後の熱気・蒸れにやられて、一気に全滅したりすることが有ります。

花壇をもっている方でしたらレイズドヘッドがオススメです。レンガでエリアを作り、底に軽石などの水はけの良い土壌を作ります。

その上から土をかぶせると、水が底から抜けていき、酸素を土に行き渡らせることが出来ます。

鉢植えなら、底の空いた鉢を使い、水の表面の乾きや、そこから水の抜けるスピードが遅くなったなと感じたら、別の鉢に植え替えることで、対策できます。

 

管理温度

耐暑性・耐寒性ともに非常に高いです。

気温のみで言うと、摂氏マイナス23℃ぐらいまでは耐えます。

北海道・東北の一部以外でしたら、問題ないです。雪や霜にも強い品種です。

 

種類・品種

ユーフォルビア・ミルシニテスは、和名トウダイグサ属に属し、主な分布地は熱帯から亜熱帯で、2000種類ほどあります。

園芸品種も多く、ユーフォルビア・ポリクロマや、ユーフォルビア・ホリダなど、数多く有ります。

ユーフォルビア・ポリクロマは花姿がほぼミルシニテスと共通しています。杯状花序の黄色い花です。

ユーフォルビア・ホリダは、ミルシニテスと全然似ていません。

サボテンのような見た目をしていて、花柄が硬質化し、丸まった蛇腹のような稜にトゲが一本一本間隔を空けて生えています。

日本に自生している仲間としては、トウダイグサ、タカトウダイやノウルシなどがあります。

花序や、茎や葉を傷つけた際に出る白い乳液が、この種に共通しています。

ミルシニテスやホリダ、オベサ、ソテツキリンなどの多肉系の植物も多いです。

 

花の形態(どんな花を咲かせるのか)

黄色い花をたくさん咲かせます。

杯状花序といって、食卓の皿のように花が苞葉に包まれ、開花期に一斉に咲きます。

花姿はトウダイグサやユーフォルビア・ポリクロマと似通っており、実が熟した状態になると、少し蓮の実にも似ています。

 

トリビア

花言葉

ユーフォルビア・ミルシニテスではなくて、トウダイグサ属の花言葉になりますが、「ひかえめ」「地味」「明るく照らして」という花言葉をもっています。

「明るく照らして」の花言葉は、トウダイグサの”トウダイ”から由来しています。

 

由来伝承

ユーフォルビアとは、古代ローマ時代に実在したギリシャ人の医者の名前に由来しています。

エウプルプスという名の彼は、アフリカでユーフォルビアから取れる乳液が、下剤や便秘薬として活用できることを発見して、この業績をのちの時代に生物学者、カール・フォン・リンネが彼の業績を讃え、属名として採用しました。

ミルシニテスの由来は、英語でマートル、ドイツ語ではミルテと呼ばれるギンバイカに似ていることから由来しています。

なお、ギンバイカはフトモモ科でギンバイカ属なので、トウダイグサ科トウダイグサ属のユーフォルビア・ミルシニテスとは系統がまるで異なっています。

 

まとめ

ユーフォルビア・ミルシニテスは、匍匐性の植物で、乾燥地帯を原産地とすることから、たとえば砂利道や岩と岩の間のスキマなどに植えても簡単に育ちますし、耐暑性や耐寒性も高い強健な品種です。

ワイヤープランツやセダム、リュウノヒゲのようにグラウンドカバーに用いてもいいですし、吊るし置きして、茎を下垂させてもモダンでオシャレです。

ただ、匍匐性で草丈は低いですが、横にどんどん伸びていくので、踏んでも大丈夫とは言えないです。

石垣のスキマに植えたり、砂利道に植えたりして、庭を彩るために使われています。

常緑なので、芝生のように冬になって地上部が姿を消す、といったこともありません。

こぼれダネからも気候条件がマッチすれば増えていき、いわゆる「群生」の状態をなします。

ユーフォルビア・ミルシニテスは、あまり有名な植物ではないのですが、栽培の容易さ、葉姿のおもしろさなどから、これからどんどん栽培者が増えていくことは間違いありません。

過湿にだけは注意していただければ、植えっぱなしでもどんどん広がっていきますので、ぜひこの植物を育ててみて下さい。

 

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takenaka

takenaka

お花と植物を愛するライター。 お花と植物と共に暮らすグリーンライフに憧れて、去年お庭付きの一軒家に引っ越しました。まだまだ理想のお庭にはほど遠いけど、週末の楽しみは少しづつお庭の手入れをすることです♪

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