🌹バラの開花がひと通り終わり枝も伸びて秋に向けて次の開花準備が必要です、花後剪定枝🌿と夏剪定枝🌿の挿し穂(7月〜8月)のまとめです😊
💡ネットで紹介されているバラ挿し穂の方法はかならずしも最適とは言えないことがわかりました、地域、季節、気温、湿度とさまざまな要因に左右されるので地域によって違うと言うことです😅
⚫︎ご意見、アドバイス歓迎です、コメントお待ちしてます🌿
🌹バラ夏挿し穂の特徴と注意点🌿
■夏バラ🌹挿し穂用土
⚫︎春同様に用土として、鹿沼土:パーライト:バーミキュライトを4:4:1ぐらいで混ぜ合わせます、底に水受けするトレーを使用します(室内も屋外も同じ)
💡バーミキュライトの代わりにピートモスでもいいです。
⚫︎水受けする場合は挿し穂が水に浸からないよう注意します、用土の量で調整してます。
⚫︎挿し穂の本数が増えてきたのでポットは水受けできるプランターに変更しました。
■夏バラ🌹挿し穂の用意
⚫︎7月から8月のバラ🌹挿し穂です。
(木立バラ🌹の場合)
花が咲き終わった枝🌿を使います
(つるバラ🌹の場合)
誘引に必要のない剪定枝や小さな枝を使います。
⚫︎葉がある程度大きくなってるので、若葉ではない部分の方がいいです、枯れにくいです。
⚫︎害虫や病気にやられた葉や枝などは避けましょう。
🌹バラ夏挿し木(挿し穂)の実践🌿🌿
■💦水やりについて🌱
水受けしてますが気温が高いので毎日シャワーで水やりしました、挿し穂全体に水をかける方がいいようです。
屋外挿し穂
7月7日
屋外挿し穂
7月11日
■挿し穂もうどん粉病や黒星病にかかりますから定期的に薬剤散布してます、それでも病気になる葉は出てきます。
室内挿し穂
7月12日
■毎日挿し穂を湿らせるように水やりをしました。
屋外挿し穂
7月20日
■置き場所の関係で朝方日が当たる場所になってしまいました。
🌹バラ挿し穂の発根と鉢上げ🌿🌿🌿
■鉢上げ用土について🌿
培養土に挿し穂していた用土を1/3程混ぜ合わせた土を使います。または、鹿沼土とパーライト、赤玉土などを多目に混ぜる。
(肥料濃度を低くし挿し穂の環境に近い状態が好ましいです)
💡通常の培養土では肥料が多すぎるため根が枯れる場合があります。
■夏バラ🌹の発根は早いです、約20日間で発根する場合がありますので30日後には鉢上げが出来ます😊
💡ただし、発根確認は根を切らないように十分注意が必要です、短い根が切れた場合は枯れる場合があります、心配な場合は30日以上経過してからの方が安全です。
発根 7月9日
■発根と鉢上げ
7月9日
💡短い根の場合、鉢上げした後たまに枯れる場合があります。
💡鉢上げ後は日陰で雨に当たらない場所で新葉が育つまで管理します。
■発根
7月14日
💡発根確認は根を切らないように注意
■鉢上げ
7月14日
💡鉢上げの鉢サイズは4号ぐらいから徐々に大きくしていきます、大き過ぎると根腐れしてしまう場合があります。
■発根と鉢上げ
7月18日
■鉢上げ
7月25日
■発根と鉢上げ
7月27日
■鉢上げ
7月27日
■発根と鉢上げ
7月29日
ピエールドゥロンサール、グリーンローズ他
■発根と鉢上げ
7月30日
ジュリア、ふれ太鼓、マダムヴィオレ
■鉢上げ
8月6日
グラハムトーマス、グリーンローズ、宇部小町
■発根と鉢上げ
8月10日
バレリーナ、マダムヴィオレ、ブルームーン、ダヴィンチ
■発根と鉢上げ
8月14日
■発根と鉢上げ
8月15日
■発根と鉢上げ
8月16日
オクラホマ(8/4)
■発根と鉢上げ
8月18日1鉢
マルコポーロ
■発根と鉢上げ
8月20日4鉢
マダムヴィオレ(7/20)
マチルダ(7/29)
■発根と鉢上げ
8月22日
オクラホマ
■発根と鉢上げ
8月25日3鉢
マチルダ、マルコポーロ
■発根と鉢上げ
8月27日2本
カーディナル、マチルダ
■鉢上げ済みのバラ挿し穂苗達、まだ小さなポットで育苗中です。
8月1日
🌹鉢上げ後の管理について🌿🌿🌿🌿
■発根してまもないバラ🌹苗は雨や直射日光は大敵です、ビニールハウスにカバーを掛け直射日光を防いでいます😊
■水やりは毎日必要です、水捌けのいい用土になっているので。
■小さい苗もうどん粉病や黒星病にかかりますから定期的に薬剤散布してます、それでも病気になる葉は出てきます。
🌹ピートモス100%で挿し穂(実験)🌿🌿🌿
■今回はピートモス100%での挿し穂テストです。保水力があり過ぎるので疑問もあります。
■ケースはいちごの実生育苗で使ったカバー付きを使います。
💡カバーがあると室内でも保湿が確保できます。
💡ただし、気温が高くなるとカビも生えやすくなるので時々カバーを外した方がいいです
7月17日
■底に水切りネットをカットしてピートモスが流れ落ちないようにします。
💡ピートモスは保水するまで時間がかかるので前日ぐらいに用意します、湿ってきたら上から押し固めます。
■高さに制限があるので長い挿し穂🌿は斜め挿しをします。水受け皿に1cm程水をいれれば完了です。
🌹バラ室内挿し穂の保湿が大事❗️
■バラ🌹室内挿し穂🌿にとって夏はついついエアコンをつけてしまいますよね、エアコンは挿し穂にとって大敵なので保湿を考慮しなければいけません、ビニールシートでマルチのようにカバーします、カビが発生しやすいのでカバーは半開き程度にします😊
7月
🌹バラ葉の病気対策について(黒星病)🌿
■バラ🌹葉の病気について
特に厄介なのは黒星病(黒点病)ですね。
私の場合は、かならず取り除いています、その周りを消毒しますがそれでも翌日にはさらに広がってます、一度黒星病になった葉は元には戻らないのと周りにあっと言う間に移ってしまうのである程度は自然治癒しかなさそうです、新しい葉はかかりにくいので下側だけが剥げてしまうことがありますが枝を消毒しているとまた生えてきます、必ず消毒しましょう。
■透明なビニールシートで雨避けしているバラにはほとんどが黒星病になりません、うどん粉病は少し出ますが違いは歴然です、デメリットは雨でも水やりが必要なことです😅
💡夏期は枝消毒以外は薬剤を使いません、直射日光で薬害になりますから与える場合は夕方がいいと思います。
💡全て葉がなくなった場合は枝全てを定期的に消毒し余計な植え替え、肥料、剪定はさけ水やりだけで様子を見ます、新しい葉が出てくるのを待つだけです😅
💡薬害などは移らないので全て葉を取りのぞかなくてもいいですがひどい葉は全て取り除きます。
■所有している薬剤🧪リスト
ダコニール、サプロール、サンヨール、カクグリーン、ダインなど
(写真はネットからの拝借です)
🌹バラ夏挿し穂のまとめと考察🌿🌿🌿🌿🌿
🌹バラ夏挿し穂成功数🌹
7月1日から8月31日最終日の挿し穂成功は22品種、51本でした。
🌹成功した挿し穂の長さ、茎径、葉数の平均値は
長さ:82.6mm(最大140mm、最小36mm)
茎径:3.1mm(最大5.4mm、最小2.3mm)
葉数:2.8枚(最大9枚、最小0枚)
💡カット長さは10cm以内を意識してたのでこんな結果に
🌹考察🌹
■7月の梅雨が長かった為、挿し穂の成功率は上がってます、またバラの成長期でもあり、20日ぐらいで発根してるのが他の時期と違ってます。(確認日ベースで最短12日間)
■挿し穂して2週間経過してから葉が落ちても発根している場合がありました。その場合は新芽が大きくなり古い葉が落ちた感じです。
■梅雨が長かったので室内より屋外が成功率高めでした、室内はどうしてもクーラーを付けてしまうので乾燥で枯れやすくなります
■ピートモス100%はカビが発生しやすく手応えはありませんでした、中断し屋外中心に変更しました😅
■屋外も夏日が続くころ(8月上旬から)は枯れが目立つようになりました。
■挿し穂用土は鹿沼土、パーライト、バーミキュライトの組み合わせが成功率高めでした。
実践した挿し穂用土は
①鹿沼土、パーライト、バーミキュライト
②鹿沼土、パーライト、ピートモス
③ピートモス100%
④鹿沼土、パーライト
の4パターンです。
■葉枚数は2、3枚がベストです(大きい葉はカット)
■発根後の成長性を考えると茎径は5mm以上がいいのですが発根率は3mmぐらいが最適でした。
以上、挿し穂はまだまだ続きます、次は「秋挿し版」になります😊
9月1日から11月末までの予定です、しばらくお待ち下さい。
🌹🌹🌹🌹🌹
次回もお楽しみに
🌿🌿🌿🌿🌿
2020年8月16日