ノウゼンカズラを開顔
~ついでに キンギョソウも
開いちゃったよ~
10月から、途絶えずに開花を見せてくれた ピンクノウゼンカズラ。
蕾の数も、大分減りました。
ですが、何年育てても…
結実 種を作ってくれません😣
豆のように、サヤの中に種ができるそうなのですが。
例によって、ちょこっとだけ
お花の顔を 覗いてみます。
いえ……ご機嫌伺い程度😁🎶
こちらこそが 、本家
ノウゼンカズラ科
ノウゼンカズラ属の お花♪
鮮やかな 朱色ですよね😍
中国原産で、漢名は 「 凌霄 」
凌は「しのぐ」霄は「天空 」の意味
天空を凌ぐほど 高く登る花…
という所でしょうか?☺️
ノウゼンカズラは ツル性です。
でも、ツルを巻き付けて伸びていく~というより🤔……
樹木や塀、柵 などに寄りかかりながら 成長しているように見えます。
他の物に頼り 支えられながらも、見事に上向きの花を咲かせる様は、いじらしいですよね✨
残念ながら ノウゼンカズラは
ウチにはありません😢
戻って、我が家のピンク。
(ポドラネア属 /南アフリカ原産)
花は一回り小さく、咲き方も
少し異なり コンパクト👌
けれど、
花の構造は ほぼ同じようです。
枝先に固まった蕾から、代わるがわるに開花。
少し軽やかに 顔を並べます♪
新しく成長してくる 枝の先が、下から 花を持ち上げているよう😢
萼に包まれている、
ノウゼンカズラの蕾。その先は、
面白い 星形をしています🌟
新しく生まれた 希望の星を、
突き上げる様に、空高く💪❗
さぁ、望みを持って 花の中へ🏃♀️
ところが
😖😖😖前置き😖😖😖
先に結末から……
ノウゼンカズラの 結実のしくみを知りたくて、💻サイトの知恵を借りながら探索しましたが~
はっきりと分からない事が、
沢山 残っているんです😢!!!
見て下さっている 皆さん !!!
回答をご存知の方は勿論、
違う答えを思い付いた方は、
どんどん 知らせて下さい🙏💦
「こうなら楽しいなぁ😃」 という、夢のような話でも 嬉しいです‼️
ん?花弁は5枚ではなく、トランペットのように根元まで繋がっています🎺
まず、正面から覗き込んだ所。
な、なんだか とってもセクシー
😅マリリンの💋みたい。
前歯のように覗くのは、
オシベ2本と、メシベ1本。
上唇に 張り付いています‼️
オシベの葯 (ヤク) と、メシベの柱頭が…とっても近いなぁ🤔
他家受粉のはず?
唇に入った、赤い縞筋は…奥にある蜜へと 花粉媒介者の 虫?を誘引する為でしょうか?
下唇に生えた 毛がスゴい😅
さぁ、開いてみました✂️
あらっ 奥にも 双葉のようなオシベが 一対。
湾曲して、花筒の上側にペタッと付いています。
4本のうち、2本が長い 「二強雄しべ」 なのでしょうか????
中央のメシベは、ヘラみたい。
🔍……付け根にもう一つ、
何かある……
付け根に 細く、短く
1本 ピンっとあるのが分かるでしょうか?
調べによると、これ実は
「 仮オシベ ‼️」😲
私の知っている範囲だと、花粉のない仮オシベが 退化しても残る意味は
その目立つ見た目で、虫を誘き寄せる役割が多いと思うのですが…
こんな奥に ひっそりと…
少し 違う角度から🔍
他のシベと同じように、
花筒の形に沿って 付いているようです。
一体、この目立たない小さな仮オシベは 何の為に?
そして 花粉の媒介者 (ポリネーター) は誰なのか⁉️
……💻実は、本家朱色のノウゼンカズラの媒介者は 分かっています。
ハチドリ🐦なのだそうです。
日本では姿を見ないハチドリ。
あまり結実を見られない理由も、花筒の大きさも 納得できた気がします。
赤色は、鳥類の目を引くのに 効果的な色ですよね🎶
それでは、一回り小さな ピンクノウゼンカズラの 媒介者は🤔⁉️
そして、シベの張り付いた この構造の意味とは?❓
花の投稿を重ねていく中で、花の形も 属する科も 全く違うのに…
少~しだけ シベの造りが似ている花を見つけました。
キンギョソウです。
cha-coさん コジツケ
酷くないかい😅❓でも、
こちらもかなり魅惑的な唇💋
一つ違うのは、キンギョソウの唇 (花弁) は、固くシッカリと閉じられています。
でも、こちらの花筒も 根元は繋がって、花弁は一枚です。
はい、グワッと💋開いてね~
メシベ1本、オシベが 長短で 二対4本……分かるでしょうか☺️?
下唇には、絨毯のように 密な毛がいっぱい‼️
すでに、中は黄色い花粉に まみれています。
はい、もっと もっと
開いてね~‼️‼️‼️
キンギョソウの媒介者は
ハナバチだけです🐝
この花の形は、ハナバチのみが 潜って 蜜にたどりつける造りなのだとか🍯
花の口が ガッチリ閉じているので、こじ開けて花筒内に入る力をもつハナバチでないと吸蜜できないそうです。
その為に、一枚花で密室を作っているのでしょうね🏠
長いオシベと 短いオシベが2段になり、メシベを挟んで 花粉を放出‼️
奥からも、出口からも 花粉が押し寄せ✨……更に ふかふかの絨毯にキャッチされたら、もう🐝は花粉だらけ‼️
すごく合理的な自家受粉‼️
そういう事❓…かなぁ😅
受粉の方法は まるで正反対だけれど、媒介者を選ぶ🍴グルメな所が
ノウゼンカズラと共通点かも😋
そして、もう一つの共通点。
どちらも 花びらの離れた
「離弁花」 ではなく、花びらが 一枚で繋がった 「合弁花」 🎺
合弁花の利点は、昆虫が潜り込んだとき、花粉が体に付着する可能性が高いこと⤴️
ノウゼンカズラの場合、🐦ハチドリのクチバシが 奥の蜜まで届くように、広くシッカリとした間口を確保したいのかな😁?
又、調べてみると 📖「 鳥媒介の花は 筒状が多く、花の内部に雨露を溜めて鳥を誘う 」……と ありました。
やっぱり補強性の高い 「合弁花」 が適しているみたい👍
😳‼️
ここでまた、ハッとしました。
補強性???
ノウゼンカズラのオシベは、根元からトランペット🎺のカーブに沿わせて 湾曲する形です。
このオシベの湾曲は……柔らかい花びらが 形を保つ為に補強する役割かも?
ひょっとしたら……🔍短かすぎる仮オシベも それに加担しているのでは🤨?
…………1本だけ🤨🤨🤨?❓
けれど、仮オシベの位置は 二対のオシベの間。
天井にあたる上側の中央。
根元にひとつ補助があるだけでも、少し違うのでは❓️
更に、蕾をシッカリ包み込んでいたガクは、鳥の嘴で傷つかないように……次は 子房を守っているようです🤗🤲
キンギョソウは、ハナバチとだけ
ノウゼンカズラは、ハチドリとだけ提携を組みたい💚
それと同じように…どの植物も、送粉してくれる虫とだけ 関わりたいはずです。
けれど、蜜や花粉を狙うだけの 「 願わざる客 」 も多いハズ。
開花の短い花にとって、大切なシベを乱されてはタマりません😣!!!
花の中央ではなく、ハチドリの体が当たる天井側に シベを寄せる。
シベを傷つけない!
短時間に、なるべく受粉のチャンスを 多く作ろうとする作戦か⁉️❓
ピンクノウゼンカズラの花を、摘んだり 開いたりしていると~ある事に気付きました。
ヘラの様だった メシベの柱頭が……
開いてる😲‼️
📖調べてみると~
メシベの先は、開いているのが 通常だそうです🙌
でも、何かが触れると閉じる🙏
更に、付いたのが花粉だと…
閉じたままになるのだとか!
すごい性能~😲👏
オシベの先も見てみましたよ。
こぼれる位、花粉が溢れていたキンギョソウとは対照的に…
ヤクの殻が固く、簡単には 花粉が出なくなっています。
🤔なぜ メシベの先が 開閉するのか~
自家受粉のリスクを下げているのでしょうか?
だけど、媒介者が蜜を吸いに来た時には……オシベのヤクの殻は破れ、花粉が出るハズ !!
すぐ隣にある、自分のオシベの花粉を閉じ込めてしまう事は ないのでしょうか⁉️
謎は深まります😧
ひょっとしたら、オシベが屈曲している 本当の理由は…このポイントあるのかも😏❓
この屈曲が、バネのように伸縮して
花粉を擦り付ける🏋️‼️
そんな事は……ないかな😅
ここまで お付き合い下さった皆さん。
回答でなくてもいいです。
お時間のある時に、ゆっくり のんびりと 違う考え・発想を聞かせて頂けたら すごく嬉しいです🤩
楽しく、正解に近づきたいなぁ🎵
《追記 皆さんからの考察》
皆さんから、素晴らしい情報 考察が届いています♪
優貴さんからの情報で、ノウゼンカズラ♀ × ピンクノウゼンカズラ♂ との掛け合わせでも……結実に成功した例がある事を知りました‼️
ごく近い仲間で、人工受粉が可能なのですね~😲‼️
すずはな さんからも、核心に迫りそうな 素晴らしい考察を頂きました‼️
シベが 花弁に付いている
理由とは⁉️
「 花弁の筋の模様で、ポリネーターを仮オシベに誘い込み…‥そのポリネーター自身の重みで、オシベが下がってくる。
それによって、頭や背中に花粉が付く。
確実に花粉を付ける為、オシベは花弁にくっついているのではないか⁉️」
という考えです!!!
確かめたくて、
再び 花を開きました🔍
そう言われれば、メシベの軸の色は 花筋の模様と同じ 紅色をしています。
目立たない方が、有利なのかも。
肝心の仮オシベですが、
ただ 縦に開いただけでは、メシベの軸の根元に ピタッと添っていて……
まるで見えません💦
メシベを 無理やり
根元から折り下げました。
根元は かなりの強度です💪
やっと、小さな 小さな
仮オシベが 覗きます❗
私が勝手に考えた、花弁の天井を守る……という事ではなく、メシベを守っているのかもしれない😲‼️
~ポリネーターの重みで オシベが下がる👏
共に メシベまでが下がると……
自家受粉してしまう確率が、上がってしまうかも⁉️
私には、全く思い付かなかった事です。
同じ仲間だといっても、他属の花とも結実する 交配力のあるノウゼンカズラ。
そこまでの慎重さが必要なのかも‼️
優貴さん、すずはなさん
ありがとございます😆💕✨
皆さん、素敵な考察……
まだまだ待ってます💚
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のんちゃん から、日本で結実しない理由について 素敵な考察を頂きました!
それを元に、考えを膨らませてみます☺️
もともと、暑い 熱帯地域に生えるノウゼンカズラ。
日本には、最適の媒介者がいないと判断した この植物は…媒介者に適応する変化よりも~
塀や壁、他の樹木など、人の生活圏を侵食する程に 蔓を這わせ……人間から選定される。
日本では、その繁殖法が有利であると ノウゼンカズラが判断したのかもしれない😳?
植物が意識を持って 選んだ……という考えにつながり、益々楽しくなります‼️
でも難しいわ。ボチボチと考えるね。