旅行行きたい、でもコロナ心配。
キャンプ始めたい、でも妻が嫌がる。
一人寂しくソロキャンプ?
じゃあ庭でやろうか?
庭の草木を眺めながら、コーヒーでも飲もか!
始めるにして、家にある道具持ち出してもなんか雰囲気でない?
市販品かっこいいけど値段が可愛くない
そんなんで、器材を製作開始。
・アルミ缶を使ったアルコールストーブ
・スチール缶を使ったヒーター
・スチール缶を使ったウッドストーブ
・燃料用アルコール保存容器
・コーヒードリップスタンド
・五徳
を同時並行製作中
Pinterestなどでアイデアを拾いはじめ、作り始めて2か月ほど。
様子がわかってきたので、まとめてみます。
まずはアルコールストーブ(アルスト)
メインはCHS: Capillary Hoop Stove
先人の後追い、ちょっとオリジナルの物もあります。
作り方の基本的なことは最後の方に記載しておきますので
やってみたい方は参考にしてください(先人:TEKTさんとかのYoutubeとかの方が詳しいですけどね)
しかし泥沼状態、
本来の目的を忘れて缶コーヒー飲みながら DIYに没頭中。
200mlアルミ缶シリーズ
コーヒー缶、大体200ml
材質はアルミかスチール
アルミは加工しやすいし、スチールよりも錆びにくい。
先人もよく使っていて作例が多いのと、ダイソーなどで売ってるステンレス コップにもすっぽり収納できるので、まずはこれからスタート。
200ml缶の直径は52.6から52.8mmほど。
REDBULLは太くて53.0mm程度
管理番号 A1,A2 ---------------------
200mlアルミ缶 サンガリア アップル100%ジュース1本 (ダイソー2本100円)
アルミ缶の上と下(ともに高さ36mm)
左 A1 右 A2
ともにトルネードタイプ
管理番号 A3(左) ------------------
200mlアルミ缶 1本
A2のサイドジェット版
管理番号A4 (右) -------------------
200mlアルミ缶 3本
トップ REDBULL
ボトム、インナー アップル
全てアルミ缶の下だけ使用
管理番号 A5,6,7,8 --------------------
アルコールを入れたままにできないか?
で、やってみました。
アルミクリームコンテナ (セリア)を使った蓋ができるアルスト
結局はクリームコンテナの材質が今一つで、もう作るのもう止めました
理由としては
・コンテナのコーティングが厚い
・燃えて色が付く
・塗装はがしたくとも形状が複雑で面倒
・熱変形しやすい
・パッキンの密閉度が悪く、アルコールが漏れる
など
材料
・アルミクリームコンテナ (セリア)
・200mlアルミ缶 アップル
パターン
A5 コンテナの容器側を使用 ジェットがぼける
A6 コンテナの容器の底を完全に抜いて、そもそもの能力の確認
A7 コンテナの蓋側を使用
A8 コンテナの蓋側を利用
上部にはジェット孔をあけず、滑り止めの溝からガスを出してみる
コーティングが焦げる、アルミがフニャフニャになってしまうのでNG
200ml缶 中間まとめ
流石に先人が見出したA2が一番良いです
・1缶でつくれる
・切る回数が少ない
・ジェットが安定して作り出せる
・火力が強い
・拘らなければ、接着不要 後で調整できる
AROMAXシリーズ
クリームコンテナで蓋するのが今一つだったため、少し口径が狭いけど、頑丈そうなポッカアロマックス缶を使用。
材質はスチールで錆そうだけど、耐熱塗装すればよいかと試してみる。
管理番号 AROMAX1------------------
パーツが多いし、加工も大変な割に、成果今ひとつ。
ガスの通路の面積が広いためか、圧力足らず、ジェットにはならず。
(説明足らないけど許してね)
材料
・ウコン缶 1本
・200mlアルミ 缶 ジョージアグラン微糖指定 3本
・AROMAX 1本
ちなみにAROMAXってコンビニに無くて、自販機でしかみたことがない。
さらにはポッカの自販機ってさらにないんですよ。
管理番号 AROMAX2‐1 ----------------
とにかくパーツを減らしたい。
てなことでウコン缶のネックと底を使って、さらにアルコール量を増やしたいので200ml缶を利用。
そこそこジェットができてそこそこの結果
材料
・200mlアルミ 缶 1本
・ウコン缶 2本
・REDBULL 1本 (輪っか)
管理番号 TEST1、AROMAX2‐2 -------
左側:
ウコン缶の実力を確認するため、左のパターンを作成。結構ガス出るのね。
右側:AROMAX2-1でジェットが出ることに気をよくして一挙に右パターンを作成。
でも火入れしたらジェットが出ないと言う痛恨作品。
アルコールタンクを350mlビール缶に換え、アロマックスのネジ部を付けて、燃焼させるとジェット出ず、失敗。
原因は
・ネジ部が高い壁になってしまい、空気をうまく取り込めない?
→対策 ジェット孔を上に持ってくる
・ジェットガスがネジ部に当たりカルマン渦が発生して、隣のジェットガスと混じり合う?
→対策
1.ジェット孔の数減らして間隔をあける
2.ジェットの向きを内側に傾ける
管理番号 AROMAX3 ------------------
対策1版
ジェット孔部分はジョージアグラン微糖の底を加工。
AROMAXの口とジョージアの底の形がシンデレラフィットで座りが良い。
組み立て接着の順番は、
ジェット孔とAROMAXのネジ部をJB-WELD(2液性耐熱接着剤)でつけた後でないと
ジェットの孔開けができない。
そのため先に接着孔開けせざるを得ず
事前テストなしの一発勝負。
で負けました。
接着剤のつけ方、盛り方がいい加減だったためか、ジェットの長さや向きがバラバラ。
それとジェット孔部分がジョージア特有のコーティングのために焦げ付きが目立ち汚い
やり直し!
管理番号 AROMAX4 -----------------
ジェット孔の高さ違い
AROMAX2-1とAROMAX3の中間位置にジェット孔が位置する
AROMAX2-1の組み立て順&ジェット孔向き調整問題を軽減する方式
まだ作成に取り掛かっていません。
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AROMAXシリーズ 中間まとめ
AROMAX4だと思う?
であって欲しい!
350mlアルミ缶シリーズ
ビールで代表される350mlアルミ缶。
大体直径65.8mm
ダイソーステンレス コップには入らないですけど、座りが良い、並行製作中のスチール缶ヒーターとほぼ同じ直径。
写真の上がヒーターで下が350mlのアルストです
200mlとは構造が違うので少し優しい炎になります。
管理番号 B1,2-------------------------
350ml缶2本と200ml缶1本
B1は200ml缶の底をインナーで使用
底の孔面倒
B2は200ml缶の上部を使用
炎の出方に明らかな差異は見られず。
底部の大きな孔開け作業が一回のB2が作業が楽
管理番号 B3 ----------------------
B1の上部をひっくり返しました
ジェットはトルネードで無くストレート
ヘリがカミソリみたいでちとケガしそう
内側に折り曲げるヘミング加工したいけど、焼きなましが面倒だし、シワ寄りそう
それとヒーターをどう上に置くかなやむので
これで一旦終了
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350ml缶シリーズ 中間まとめ
調理、ヒーター向けとしてはB2が良いでしょう
・五徳無くてもカップの座りが良い
・加工作業の手間が少ない
・接着も不用でパーツ交換できる
ジェット孔の位置や大きさの変更が容易
材料一覧
ずらっと並べてみました。
左から
・スプレー缶 細目 スチール
直径φ35mm
・ウコン缶 100ml アルミ
φ45mm
後ろは120ml
ハウスの乳酸菌はダイソーで100円。でもなかなか見つからない
・スプレー缶 スチール
ウコン缶と同じぐらいの太さ
・200ml缶 アルミ
φ52.7mm前後
よく使うのがダイソーで売っているサンガリアのジュース
2本で100円
・REDBULL缶 アルミ
200ml缶より太くφ53mm
サンガリアジュースがすっぽり入る
でも飲みたいわけではない
・AROMAX缶 スチール
写真にはないですが200mlコーヒー缶と同じぐらいの直径φ52.5ぐらい
コンビニでは見つけられず。
自販機にあるが、ポッカの自販機は少なく、結構探しました。
東海地方限定?
・350ml缶 ビール缶 アルミ
φ66.0〜66.3mm
・500ml缶 ビール缶 アルミ
φ65.8〜66.0
・500mlボトル缶 アルミ
66前後
嵌合し易さ 傾向
・350ml海外ビールは少し細目
・500ml缶は350mlより細目
・内径 REDBULL250ml>
SURVIVOR250ml>AROMAX外径=カルピスウォーター150ml>サンガリアアップル15>BOSS微糖
ウコン缶の違い
120mlのネックの絞り込みがちがいますね
この違いの検証はできていない
ウコン缶底部の違い
ウコンの力はまるっぽい
200ml缶底部の違い
微妙だけど、凹み部分の面積が左から右に大きくなっている
スチール缶の底部の違い
スプレー缶は漏れないように一枚板の深絞り、しかも厚いので金切鋏で切るのが大変
真ん中のWelchiも深絞りだけど、ちと変わった形
基本的な製作方法 A2
1.塗装剥がし
圧力鍋で煮て、ペイント剥がし液を塗り、スチールタワシで剥がすやり方がネットには書いてありますが、そんなに楽ではないです。
サンドブラストってやり方もありますけど
普通持ってません。
サンドペーパーでやった方が楽でしょう。
それでも面倒なので
卓上双頭グラインダー にナイロンブラシつけてはがせば、数分で剥がせます
写真はハンドルーターにナイロンブラシ
細かいところの剥し用
2.孔開け または 蓋の取り外し
マーカーで井の字を描き、中間位置を決め、千枚通しで孔を開け
コンパスカッターで地道に削って孔開けします
とにかく蓋だけ簡単に取るなら
写真の缶切がおすすめ
リムの横を切ります
B2はこれ
3.カット
アクリルを切るオルファPカッターの刃と合板で作ったジグでアルミ 缶をカットします
押しつけながらグルグル回す
地味です、悟りを開けます
引っかかっるぐらいに切り離せますが
コツや技書けません
フライス盤使おうかしら?
欲しいのは上と下 共に36mm
4.クリースのケビキ
インナーに18本ほど線を描きます
型紙や三角定規使うと正確です
でも私は適当
5.クリース付け
いろいろな方法が紹介されてますけど要は線に沿って凹ませるだけ
(クリースは折り目のこと)
でも何個も作るのでジグ使ってます
ジグの作り方を書くのは大変そうなのでキーワードだけ。
・サークルカッター自在錘とボール盤
・9mmほどのアルミパイプ
・ダイソーの塗装剥がしスクレーパー
(先をヤスリで丸めます)
クリースの役目
・アウターとインナーの間のガスの通路
・アウターとインナーの接触部分で毛細管現象が起き、ガス化を加速する
・アルコールが薄く上がり、熱が回りやすく、ガス化を加速する
・クリースをつけることで筐体強度があがる
・なんかかっこいい
注意
塗装は剥がしおくと良いです
熱で塗装やコーティングが焼け、炎にオレンジ色がでるのと、焼け色茶色が付きます
6.ジェット孔
0.6〜0.9mmほどの孔を9個ほど開けます
(大きさ、数は好み)
このケースの場合、外側からリムのアゴに引っ掛けると位置決めしやすいです
(形状によっては千枚通しでポンチしないとズルズルと刃がずれて.キズが付き、涙目になります)
7.インナー端部処理
インナーの端部に金切鋏で切れ込みをいれます
クリース1箇所につき4つ 計72回カット
大体4〜5mm
ジェット孔開けとこのカットが緊張する
端部処理の意図
・嵌合時嵌めやすくなる
・端部が曲がり、完全に最後まで嵌め込める
・アルコールが少なくなってきても、ガス化の勢いが衰えにくい
・切り込み数が少ないとアウターに折り目の筋が浮かびやすい
・きれいに収まるとなんか達成感を感じる
8.嵌合 完成
押し込んでしまえば完成
でもきついかな?と思ったら、クリースを深くしたり、端部を内側に折り曲げるなりして入れ直すこと。
無理矢理押し込むとアウターに筋が出て涙が出ます
何度涙で袖を濡らしたか (意味違う!)
上手くいけば上端からのガス漏れも無いはず。
漏れるなら、JB-WELD(2液性耐熱接着剤)またはセメダイン耐火パテで処理します
JB-WELD 東急ハンズぐらいしかみたことない、あみゃぞんかな
後は火入れ ファイヤー!と叫んで下さい
以上、長々とお付き合いありがとうございました😭