『お〜い、とみ乃。こっちこっち』
僕を呼ぶ声がした。
気がつくと
僕は導かれるように歩いていた。
『コ…コレって…』
僕はまたいつもの悪い癖で
盗んでしまった
僕の目に映ったモノ
声が聞こえたほうに歩いた僕の目に
映り込んだモノ。
それは…
ウッドプランターだった。
『なるほどな〜』
そう思った僕は値段を確認した。
『ちぇっ…3,780円か…手が出ないな』
僕は日頃から
この手のプランターやモルタルで
作られた鉢の価格に疑問を感じていた。
そして考えた。
もっとお安く手に入れる方法はないか…
そしてたどり着いた答え
『…盗めば…安く手に入る……』
僕は盗むことに決めた。
盗む計画①
盗みは良くない。
そんな事は僕も知っている。
バレたらどうなるか。
家族・友達・取引先…その全てを
失うかも知れない。
今まで築いてきた信用が
終盤戦の不安定なジェンガのように
一気に崩れ落ちるかも知れない。
だが…今の僕は
盗むと決めた衝動を
抑えることができそうにない。
落ち着け…とみ乃…
僕は自分を落ち着かせるように
心の中で復唱した。
とみ乃…とみ乃…とみ乃…とみ乃…
盗む計画②
いつもの悪い癖だ。
日常で感じる事のできない快感を
僕の脳は覚えてしまっていた。
僕が初めて盗む事に
快感を覚えたのは…
去年の今頃だっただろうか。
初めて盗んだもの
それはモルタルハウスだった…
あの時の快感が蘇る。
バレても盗んだものを
売ったりしなければ大丈夫だろう。
僕は楽観的な考えの持ち主だ。
盗む計画③
盗む計画を立てながらイメージした。
万一の事を想定した。
道路より屋根がいいか。
あの屋根は傾斜が強い。
あっちの屋根のほうが安全か。
二階建は何かあると大変だ。
一階ならまだ安全だろう。
など僕は逃げ道を平家と屋根に絞った。
実行…そして手に入れた
目に映り込んだ
ウッドプランターをイメージして
逃げ道も用意した僕は
盗みを実行した…。
僕はこれからも逃げ道を
考えながら盗むことを
やめることはないだろう…
一枚の写真を見つめながら
『技術を盗む』ことを…
ーーーー 完 ーーーー
あとがき
ちょっと知的財産権的にどうか?
販売しないから大丈夫かな(〃ω〃)
微妙なライン❤︎商品を参考にして
アレンジしてウッドプランターを
作ってみたの♡原価でゆったら〜
ふたつ作れる材料揃えてひとつの
単価が千円切ってるからお得〜♡
こだわりポイントは屋根なんだな
『く』の字に曲がってる波板なの
╰(*´︶`*)╯♡
木は今まで手を出してこなかった
…木の根には手を染めてたけど❤︎
試作品だから〜とりあえずアレね
耐震性あるかどうかとかの検証を
含め…とある場所で〜可愛がって
もらうことに〜✧*。٩(ˊωˋ*)و✧*。
今後…とあるモノとの共演はある
のか?そうゆうとこも注目(〃ω〃)
わいわいゆーてる間に…
めちゃんこ素敵な使い方
してくれてるやん(//∇//)
メンズくんとの争奪戦…
勝ったんだね(๑و•̀ω•́)و✧
いいモノが出来ましたね〰✨✨✨
技術的なことやデザインは盗むことから始まるんじゃないかな
私なんか盗んでばかりですよ!
そりゃ自分で発想するのが一番最高なのかもしれませんがね〰
φ(・ж・*)フムフム...
とみ乃さんは間違っていない
(๑´ლ`๑)フフ♡