ちょっとしたコツを押さえると、さりげないお花を部屋に飾ることができます。子供の頃、コップにお花を挿したあの時の気持ちを大切にしましょう。
オアシスも剣山もいりません。Let’s try!
用意するもの
①ハサミ(キッチン用が便利)
②器(今日はグラスです)
③植物3種類
ハサミ
ハサミはなんでもいいのです。
剪定用、紙切り用、庭バサミやお花用はもちろんですが、私のおすすめはキッチン用です。枝も葉も切れて便利!
器
湯呑み茶碗、グラス、小鉢など小さめの器を用意します。
使う植物
生け花やアレンジに使う素材、材料のことを花材と言います。今回は手に入りやすい3種類、3本
・カーネーション
・クイーンアンズレース
・ポトス
カーネーション
一年中手に入りやすく、安価、長持ちの優れもの。色もカラフルなので気分に合わせて選ぶといいですね。2色のもの、アンティークピンクも面白いです。私のおすすめはピーチカラーです🍑
クイーンアンズレース
ノラニンジンのことです。その辺に生えています。クイーンアンズレースなどいう立派な名前もついています。
種類も野草から園芸用と色々あります。私はよくこのお花を使います。水の上がりが悪い時は、しばらく水につけて水の中でもう少しハサミを入れます。水切りと言います。
ポトス
鉢物でよく見かけます。先の方を少しいただきます。水に挿しているうちに、すぐ根が出てきますので、また小さな鉢でスタートして増やせます。
切り方
それぞれの花材、使いやすいようにハサミを入れます。
カーネーションは節があるので、その前後にハサミを入れます。
クイーンアンズレースはバラして使います。こんな感じです。
器に水を入れます
水は半分より少し上まで入れましょう。
花材を入れます
コップのヘリに置く感じで、カーネーションを入れます。長すぎると落ち着きが悪いので、顎が引っ掛かるような感じで、
カーネーションの後ろにポトスを入れます。葉の数はバランスがいいので、3枚がベストです。赤と緑のコントラストがきれいです。
仕上げにクイーンアンズレースを加えます。
横から見たところ
後ろから見たところ
完成です。
納得したら完成です。
更に器を変えるだけで広がる世界
湯呑み茶碗に入れました。器を入れ替えるだけでどんどん表情が変わります。入っているお花は同じです。
小鉢を使用。コップに入れたのと同じものです。
おまけ
残ったクイーンアンズレースをお猪口に入れます。地味ですね。
もう一花加えます。アカツメクサでも、紫陽花の一部でもなんでもいいのです。小さいもの…先日使ったクロコスミア、先っぽだけまだ咲いていました。
最後に
どんな生け方でも、どの流派でも核は同じ。花を愛でる心です。
「昔生け花を習っていたけど、今はもう生けていません」という方が多くて驚かされます。過去形にするのやめませんか?
お稽古に行かなくても、グループで活動していなくても、基本を習っていなくても、上手じゃなくてもいいのです。自分の中の花を愛でる気持ちを大切にしましょう。
今回も最後まで、読んでいただいてありがとうございました。