ダシリリオンとかユッカとか。ヤシとか。
Dasylilion
Dasylilion serratifolium
ダシリリオン セラティフォリウム
Dasylirion wheeleri S.Watson ex Rothr.
ダシリリオン ウィーレリー
セラティフォリウムは、我が家で1番大きなダシリリオン。右の青い方がウィーレリー。
以下、多肉植物全書より。
(ダシリリオン属)
米国南部テキサス、ニューメキシコ、アリゾナの3州からメキシコにかけての地域に産する乾生植物で、乾燥した山脈や草原が広がる山頂、年間を通してかなり寒湿な松林などに自生する。「デザートスプーン」という異名を持ち、16種がある。強い陽光を好み、排水性の良い用土を必要とする。露地植えにして砂漠風の庭園植栽に利用することも、独創性を求めて鉢植え仕立てにすることも可能だが、雨季の菌類・害虫防除薬剤の散布は欠かさないようにする。実生により繁殖させる。
・一般的な形態
軟質の多肉性植物。単幹のものと群生するものがある。葉が非常に多い植物で、その枚数は千を数える。葉の形状は長い線状または払子のような糸状で、幹の周囲に螺生する。葉脚はスプーン状に重なる。葉縁は全縁のものと鋸葉のような刺が付いているものがある。葉先は房状に割れる。葉色は青磁色または灰青色。花序は大型でアガベ属に似るが、一回結実性でない点と、多数の種子を含む鞘が付く点で同属とは異なる。
Dasylirion longissimum
ダシリリオン ロンギシマム
先の2つと違って、このロンギシマムはトゲがないので、何か1つ育てるなら、このロンギシマムかクアドラングラツムがオススメです。
写真を撮るのを忘れた小さなクアドラングラツムと合わせて4種。ルキドゥムを枯らしてしまったので、ダシリリオンcompleteまであと12😝
Yucca
Yucca thompsoniana
ユッカ トンプソニアーナ
右後ろに写っている青い葉のユッカがリギダ。写真を撮るのを忘れたロストラータは、何鉢かあります。大きいのは高いですが、1000円くらいの苗でも直射日光が一日中当たる環境で育てれば数年でこれくらいになります。
Yucca baccata
ユッカ バッカタ
こちらはなかなか大きくならないバッカタ。最も野性的、ワイルドな風情がたまらん。
Yucca filamentosa ‘Golden Sword’
ユッカ フィラメントーサ カラーガード
Yucca recurvifolia 'Banana Split'
ユッカ レクルビフォリア バナナスプリット
乙庭さんからお迎えして、イマイチ調子が出ず枯れてしまったと思ったら子株が2つ出てきました。手前の大きな方は先祖返りしてそうです。ユッカは親株が枯れたと思っても、脇かろ子株が出てくることがよくあります。
(以下、乙庭HPより)
鮮やかな黄中斑が入った柔らかい剣葉がふんわりと茂り、ドーム状の整った草姿を呈するたいへん美しく魅惑的なユッカの斑入り品種です。
耐寒性もあり、トロピカルなドライガーデンのイメージに似合うユッカの仲間、日本国内でもガーデニング素材として人気が高まっていますよね。
本種 バナナスプリットは、葉質が柔らかくふんわりとしたドーム状の草姿となる、レクルビフォリア種の鮮やかな黄中斑品種です。高さのある鉢に植えたりすると、葉が垂れ下がり、庭園装飾的にも面白い品種です。
ユッカの仲間には葉質が硬く、葉先が棘状の尖り、人の動線近くに植えるとやや危険な種もありますが、本種は葉質が柔らかいので、ニューサイランの仲間のように比較的に安全に植栽に取り込めます。
※葉質は柔らかいですが、葉先は尖っているので、その点、ご注意ください。
地植えでドーム状の整形ロゼットに仕上げたり、背の高い鉢に植えて葉を垂れさせてオーナメンタルなフォーカルポイントにしたりなど、フォーマルな雰囲気があり、建築的な空間とも親和性が高い品種です。
成長はやや緩慢ですが本種 バナナスプリットは草丈 1m程度のふんわりドーム状の姿に成長します。大株ともなれば、たいへん見事です。
葉は柔らかいですが、幾何学的な放射状に葉が茂るため、オーナメンタルな植栽効果が高いです。斑入り葉がとても明るい雰囲気を発するため、整った草姿と相俟って絶好のフォーカルポイントになります。
地植えでの耐寒性も強く性質も丈夫、形状と葉色の美しさも相まってたいへん有望な植物だと思います。
アガベと並んでまさにオーナメンタルプランツの真骨頂!クールビューティなお庭にぜひ取り入れたい植物だと思います。
日向の地植えか鉢植えで、水はけよく、冬は乾かし気味に管理するのがよいでしょう。
Yucca sp.
これも親が枯れて子株が出てきたユッカ。名前、忘れてしまいました。
Yucca sp.
芳明園さんで「何かわからんけど」ということで1000円で売ってもらったユッカ。Yucca filifera説が有力。
Hesperoyucca peninsularis
ヘスペロユッカ ペニンスラリス(ペニンシュラリス)
ユッカの中ではバッカタが1番のお気に入りだったんですが、育つにつれ、このペニンスラリスもうねうねとカッコいいので、ランキング急上昇中。小さな苗だとどのユッカもほとんど区別がつかないんですが、育つにつれ、違いが出てくるのもユッカの楽しいところです。
ユッカ、まだあと10種類近くはあるので、いつかみどりのまとめで、ユッカ特集をやろう。
Palm
Chamaerops humilis 'Cerifera'
チャメロプス フミリス セリフェラ
・モロッコ原産
→地中海地方・ヨーロッパ大陸・アフリカ北西部にもあるらしい
・8b(-10℃)
2年前に福井のだいたら植物店でお迎えして以降、畑放置。ずいぶん大きくなりました。昨日、とある園芸店でこれより小さなセリフェラが8万円くらいで売ってました😝
・・・・・
以下「そらみみ植物園」より
「ガウディに影響を与えたチャメの銀色バージョン」
あるとき、オランダから種商人がわざわざ兵庫県まで営業に来たとき、こんな話を聞いた。”モロッコとアルジェリアの国境の、アトラス山脈の限られた地域に、銀色のチャメロプスがあるんだ。種を手に入れたいとは思わないか?”
衝撃的な話だった。高い山に生きる植物は、まれに強い日差しや紫外線から自分の身を守るため、銀色のワックスを身にまとうことがある。その銀色のチャメもきっとそうなのだろう。
それから7年後、おれはモロッコの地図を広げ、アトラス山脈を目指し車を走らせていた。あこがれの植物に会う前はいつも緊張する。まるで、片思いをしている中学生のような気分だ。舗装されていない山道をどんどん登っていく。乾燥した大地は、モロッコの色そのもので、いちいちオシャレなセピア色だ。山の小道に入り、何時間も走っていると、なんの前触れもなく目に入ってきた、銀色のヤシ。
7年越しの、夢にまで見た光景だった。これだからプラントハンティングはやめられない。チャメも好きだけど、銀色の珍しいタイプを見てしまうとなおさら虜になってしまう。このような経験を繰り返して植物愛好家はどんどん自分の世界を掘り下げてしまう。植物っていうのは、好きになるとどんどん深みにはまり、好きじゃなかったころの世界には戻ることができないのだ。
学名:Chamaerops humilis 'Argentea'
英名:blue mediterranean fan palm
流通名・通称:銀チャメ
主な原産・分布国:モロッコ
Sabal causiarum
サバル カウシアルム(オニサバル)
・中米原産
→カリブ海ヒスパニオラ島。プエルトリコの開けた土地(砂地)に自生しているらしい
・8b(-9℃)
これも2年前に福井でお迎えしたオニサバル。Fukui palm、また行きたいなぁ。ヤシ好きの方は、フクイパームさんのブログ、見てみてください。行きたくなると思います。
オニサバルの鉢にのせてるのは、サイカス ミコリッチ。これも屋外で越冬する強いソテツです。
・Cycas micholitzii/サイカス ミコリッチ
Sabal minor
サバル ミノール(ミキナシサバル)
去年、ヤフオクでsubtropicalさんからいただいたサバル ミノール。去年のpicと比較すると、けっこう大きくなってます。
Butia odorata
ブティア オドラータ 8b(-9℃)
「ブティアの珍種オドラータ」ということで入手したヤシ。果実が現地でお菓子にされることからゼリーパームとも呼ばれるらしい。その他、ピンドパーム、ワインパームとも。Butia capitata(ブラジルヤシ)という名で流通していることもあるそうですが、別種とのこと。でも詳しいことはよくわかりません😝
Butia capitataは、交野にある大阪市大付属植物園に大きな成木があり、もちろん屋外で越冬してます。
庭で育ててたんですが、数週間前に畑に移動。
ダシリリオンとユッカ、ヤシの他にも何枚か写真を撮ったので、続きはまたの機会に👋