盆栽でよく行われる「網伏せ」
小さくて形が面白い苗を作れます
パキラの軸は大体10〜15cm位に伸びて
軸の部分が太るので
網伏せで作ったら面白いパキラになるかも(・∀・)
と、やってみました
もちろん他の植物の実生でも出来ます
用意するもの
・種子
・浅い鉢と鉢底ネット
・ごろ土や軽石など
・基本用土(小粒赤玉など)
・網(目が細かくて伸縮性のあまりないもの)
・紐
・針金(細めのアルミ線など)
今回は
鉢に5号の浅い駄温鉢
ごろ土に日向土(大粒)
基本用土にバーミキュライト
底用にゼオライト
網に洗濯ネット
を使用しました
鉢底ネットを入れて
ゼオライトを入れて
日向土を入れて
バーミキュライトを何回かに分けて入れて日向土の隙間を埋めます
ゆっくりたっぷり水やりして、隙間がないように用土を落ち着かせます
減ったら追加してください
※ごろ土と基本用土は先に配合して入れてももちろん大丈夫
ある程度発芽させて、バラしたパキラの種子(もう苗か?)
パキラの根は重力感知能力が低くて、平気で上に伸びたりするのと
多胚で一粒から複数発芽する事が多いので
バラせるように発芽処理してから少し育てました
根の先が用土の中に下向きに入るように配置して並べます
普通の樹木種子でやる場合は、表面にうっすら基本用土を敷いて、種子を並べていきます
上に基本用土を盛ります
ごろ土入り部分:用土のみ
が
9:1〜8:2
くらいです
鉢の上に用土が盛り上がるようにしないと
網と用土の間に隙間が出来て
曲がらなくなるので
たっぷり盛ってください
ネットをかぶせます
ネットは
伸縮性が低くて
通気性が良くて
目の細かいもの
良く網戸のネットが用いられます
排水口の水切りネットはよく伸びるので
芽がネットを押し上げてしまったり
ネットの隙間から
芽が出てしまったりしますから
避けた方が無難です
網戸のネットはハリがあって若干扱いにくいですが、がちがちに紐や針金をかけて使うことが多いです
今回は試しに目の細かい洗濯ネットを使用しました
紐でくくって仮止めします
手近なリボンを使用しましたが、すべるのでちょっとセレクト失敗
やはり麻縄かビニール紐が良さそうです
輪ゴムでもいいかも
網を引っ張って用土に密着させ
水やりして落ち着かせます
アルミ線を巻いて仮止めし
(巻いたアルミ線が下にズレるので)
巻いたアルミ線に引っ掛けて
十字にアルミ線をかけ
それぞれを増し締めする事で
網と用土を密着させて固定します
紐でやっても構いません
また、もっと細かくかけてもいいです
特に小さな種子で、網戸を使用した場合
かなり浮きやすいので
針金や紐でがちがちに固定してください
これで完成
もう一度水をやり、水気を切ってから
ジップロックに入れて明るく暖かい所に
置きました
※パキラだからです。管理温度や環境は、播種した植物に合わせてください
※同じパキラでも、夏の種子は蒸れて腐りやすいのでおススメはしません
数ヶ月に一度外して、間引きしたり配置を直してまた網がけします