誤字があり更新しました。内容は同じです。
池坊の生け花の形のひとつ生花(Shoka style )に憧れる生徒さんのために、時折お稽古に取り入れます。雰囲気の体験なのでルールがゆるいお稽古です。
水曜日グループ
リンダさんの作品
本来Shoka styleは1種生け、2種生け、3種生けまでしかありませんが、この作品には4種の花材が入っています。そういうところがゆるいです。
サンゴミズキの枝が少ないので、少し高さのあるアスターも加えています。
リンダさんは生け花歴が短いので今回はじっくり生けてもらいました。
アドバイス: 全体の色が暗いので、アルストロメリアを他のものに変えてはどうかと言いましたが、この濃いピンクが好きなのでこのままでいいということでした。
モナさんの作品
こちらも禁じ手の4種生けになっています。物足りないのだそうです。
アドバイス: アカメヤナギの線が直線すぎるのでカーブを付けるよう言いましたが、あまり矯(た)めが効いていませんね…水際も少し高めです。
ルースさんの作品
手前にチューリップを選んだのは春らしくていいですね。できれば後ろの副(そえ)の役枝もアカメヤナギを使うとよかったと思いました。
アドバイス:副の部分についてとチューリップの長さについて話をしました。チューリップは2本でいいのですが、色が地味だから3本入れたいとのことでした。
ステファン君の作品
この作品も4種生けになっています。ストックを入れる必要はないのですが、みなさん色が足りないと感じるようです。
アドバイス:最初に入れていた真の役枝が短すぎたので交換しました。
日曜グループ、雪でキャンセルでした
月曜グループ
レキサさんの作品
はじめてのShoka でしたので、役枝や高さコンセプトなどを、図を紙に描いて説明しました。全体的に少し長めです。
アドバイス:「何が何やら全然わからない」というので、逆にわかるのなら来る必要がないでしょうとやんわり言っておきました…来週も来てくれるでしょうか?
アニータさんの作品
知ってるから大丈夫といきなり生け始めましたが出来上がりは、Shoka から離れてしまいました。役枝の角度や長さがかなりいい加減です。
アドバイス:余ったからとたくさんのマートルが入っていたので、5本ほど抜きました。体のカーネーションも多く入りすぎです。地味だからと多く入れていましたが、本来は駄目ですよと、やんわり言っておきました。
アルマさんの作品
素敵な器を持ってきました。サイズが小さいので苦労していました。
アドバイス:副が短すぎるけれど、器との調和を考えると長くできないので、よしとしました。
デニースさんの作品
私、前にやったから知ってると自信満々で生けました。
副にラインに問題があります。
アドバイス:生け始める前に話をきちんと聞くように!枝を矯(た)める時は、花材を剣山から抜いて、枝を大切に扱って矯めるように言いました。
ジョーンさんの作品
初めてのShoka だったので、レキサさん同様紙に色々描いて、説明しました。
初めてにしてはいいお花が入りました。
アドバイス:アルストロメリアの花が4個付いていたのでひとつ挟みました。
最後に
私の作品です。
これはShoka styleではありません。図書館用にアレンジした盛り花です。アメリカの室内にShoka styles はあまり似合いません。壁紙が華やかだったり、置いてある他の家具との調和が悪かったりして、花が貧相に見えることが多いんです。学習として学ぶ分にはいいのですが。アメリカの部屋に調和する花とは言えません。それでも省略の美に対する興味、探究心はみなさん強いです。
今回も最後まで見ていただいてありがとうございました。
*誤字が多く更新しました。
生徒さんの作品ではジョーンさんのが好きです😊👌
好きって言うか、うちの床の間に飾るなら…って目線で見ました👀✨✨