手で皮が剥ける変わったメロンの栽培記録です
品種の特性
商品タグやメーカーサイトの情報
完熟するとミカンみたいに皮が剥ける🤲
早採りから遅採りまで対応出来ると記載が有り、更に食感はシャーベットの様にシャリシャリしている
商品タグ 表面
商品タグ 裏面
4月30日 定植
ホームセンターコーナンにて苗を入手
植え付けるには小さく、地温も足りて無かったので10日ポットのまま管理
定植可能な状態まで育成出来たので植え付け、風と寒さから守るポリキャップを設置
育成初期
薬剤散布に付いて
我が家では適時農薬を使用し、病気や害虫に対処しています。
状況に依り使用薬剤や濃度など、正しい知識が必要な事柄なので、纏めてには敢えて詳細は記載しません。
5月19日
育成が遅れています
土壌の酸度調整も兼ねて硫安を施しました
6月1日
硫安が効果を発揮して育成不良から脱却
摘芯から子ヅルの伸長と孫ヅルの発生も順調に推移してます
(写真は切除した孫ヅル)
人工受粉
6月に入り孫ヅルに雌花が開花し始めました
自然交配するのを期待して放置しましたが全て着果しませんでした
自然交配を諦め、必要な着果数に到達するまで人工受粉をする事にします
(写真は雄花)
6月18日
人工受粉開始
着果
6月18日に受粉した物 (1番)
解り易くする為に、この2個の育成過程を記載して行きます
6月25日に受粉した物 (2番)
その後
人工受粉は予定数に達したので終了
気温も上がり、虫の活性が上がって来たら自然交配して着果した果実が散見出来ます
いつの間にか沢山生ってました。
1番 肥大の記録
7月2日の1番
受粉15日目
積算温度400度
7月9日 1番
受粉22日
積算温度582度
7月17日 1番
受粉30日
積算温度784度
7月21日 1番
受粉34日
積算温度896度
離層が確認出来る様になってます
収穫するベストの状態だと思いますが、敢えて遅らせてみます
7月24日 1番収穫
受粉37日
積算温度978度
離層は更に深くなりました
離層からポロリと外れるまで待つか?とも思いましたが、外れる前に痛みそうだったので収穫しました。
追記:写真とは別の実ですが、完熟したら離層から自然に外れる事を確認しました
受粉から40日、積算温度1028度
見た目で収穫適期と判断してから2日後あたりにポトリと行きました
良く有るノーネットメロンと同じく、収穫が遅れると離層から外れるので、立体栽培の場合は網で受けて置かないと落下に依るダメージを受けます
2番 肥大の記録
7月17日 2番
受粉から23日
積算温度615度
7月24日 2番収穫
受粉から31日
積算温度810度
プリンス系の一般的な目安の、積算800度で収穫してみました
僅かに離層は確認出来ますが、収穫には少しだけ早いかな?と言う感じです
収穫
上記の状態で収穫
左側が1番、右側か2番です
1番は元成りに近い位置での着果でしたが果実の形は綺麗な丸に仕上がりました
2番は理想的な位置に着果させましたが僅かに長玉傾向です
果実の状態と食味
1番の果実
内部の状態
少し果肉が薄いですが、タグに有る果実に近い状態に出来上がったと思います
色味も良く果実はプリンス系と似ています
収穫日が24日、追熟3日で試食して見ます
品種の売りで有るシャクシャクした食感を得る為にはどうするか?と考え、尻が柔らかくなるまでは追熟せず、ある程度の硬さを維持した上での試食を試して見ました
感想としてはイマイチ、追熟が足りないと感じました
味を表現するなら
「ノーネットメロン系の味わいと同様で有る」と言って良いと思います、良くも悪くも無く、特筆する様な点も無し、普通のノーネットメロンです
2番の果実は適期に切って見ようと思います
もう一つの特徴で有る「皮が剥ける」を試して見ました
結果は剥き難い!です、、、
タグに作柄に依っては剥け無いと記載が有りますが、相当条件が厳しいのでは?と感じました
収穫時点での熟度と追熟の期間など、色々とクリアしないといけない条件がありそうですが1番必要なのは根気だと思います😅
育成途中ですが取り敢えず総評
育成過程の重要な時期に天候に恵まれなかった今年、育成初期から中期には空梅雨で雨が降らず高温が続き
育成後期には長雨が続き、月の半分が雨でまともな日照が得られませんでした
この小雨に依って果実の肥大が進まず、タグには標準サイズが1.2kg〜と表記されていますが1kgに満たないサイズでの収穫となりました
しかし、トマトやネット系メロンに裂果が発生する中、このメロンだけは裂果被害が出ませんでした
果皮が緑色で肥大初期の物、色が変わり始めた中期の物、色がしっかりと付き皮が固まった物、全ての段階の果実が多雨に晒されましたが、一つも裂果しませんでした
この品種の特徴で有る「ペロリと皮が剥ける特性」が幸いした物と考えて良いと思います
来年もこの品種を作るか?と問われたら
少し悩みますが作ると思います、昨今の気象条件を考えると「裂果しなかった」は価値の有る結果だと思います。
蔓枯れ病で一気に状態が悪くなったので撤収
蔓枯れ病に罹患してからもギリギリ葉を維持出来ていましたが猛暑日の連続で水揚げが間に合わなくなり一気に駄目になりました🙅♂️
撤収した残渣です
これでは栄養を送れないばかりか水が止まった影響で果実も痛むと判断して8月9日の夕方に撤収しました。
1番左が着果から32日、積算温度878度
果重は2キロ、離層も出来始めてました
積算は足りてますが日数は足りて無いと言う結果となりました
それ以外の2果は着果日不明で果重は1.2キロ前後、離層もしっかりと出来てない状態でした、あと5日耐えてくれたら、、、と言う感じでした。
最終的な収穫数は8玉
2kが1玉
1.5kが4玉
1.2kが3玉
味の出来は、売り物に勝る甘さだったと評価して良いと思うので、道中色々と病気に罹り大変でしたが、、、育成成功🤔としたいと思います😊
収穫おめでとうございます㊗️🎉
手で剥きにくい普通のノーネットメロン味だったとは😅
追熟でたぷんたぷんになったら剥きやすいのかもしれないですね🍈
とはいえ、🔰の私にはみどりのまとめにしていただくとすごく分かりやすく今実ってる🍈の復習、定植を控えてる秋メロンの予習になりました❣️
詳しくありがとうございました💕