江戸時代に三重県の松阪で品種改良された伊勢撫子は、三重県の天然記念物に選ばれ、三重県では、伊勢菊、伊勢菖蒲と共に、伊勢撫子が三大珍花に指定されています。牡丹や芍薬のような華やかさはなくても、個性的な風貌に惹かれます。
①伊勢撫子の基本情報
ナデシコ科 ナデシコ属(ダイアンサス属)
江戸時代にセキチク、あるいはトコナツとカワラナデシコを交配して作られたとされています。
和名 伊勢撫子(イセナデシコ)
②花が開くと、カワラナデシコより大きい。先にいくほど細く糸状になった花びらが珍しい。
③ナデシコの特長、花持ちが良い。春と秋に咲きます。
蕾の変化は何度見ても楽しい
④蕾から開花までの変化
11/23と24は天気が悪く、曇りか雨でした。蕾の変化はゆっくりしていてました。気温、日照時間等々の条件があるようです。
⑤蕾から開花までの変化
11/25は晴天で、日中最高気温が20度ありました。蕾の変化が速くなりました。
⑥蕾から開花までの変化
11/26
花びらの開き具合は昨日とさほど変わらない。日中の気温が上がれば変化するのではないかな。
今回の花は以前と比べて色が薄くなっています。
11/30
濃いピンク色の蕾が❕
この色は初めてです。開花が楽しみです。上のピンク色は11/25に開花した花です。
今日から急に寒くなるというので軒下に置きました。
晩秋から初冬へ季節は移ろうもいつまで咲く?
12/4
午後から晴れて気温も15℃まで上がりました。濃いピンク色の蕾が開き始めました。
花期は11月までらしく、12月になり蕾はついていますがなかなか大きくなりません。
12/5
曇り時々雨
最高気温 14℃
最低気温 4℃
細くなっていく先が開きにくいようで乱れています。
12/6
最高気温 13℃
最低気温 1℃
伊勢撫子の花の大きさはこれくらいです。
伊勢撫子の手前にはランタナと今よく出回っている葉ぼたんが並んでいます。これらと比べても、カワラナデシコやよくある撫子と比べても、かなり大きいことがわかります。