興味はあるけど信心はない。
花園神社
たぶん内藤唐辛子と、若い木はなんの木だろう?
内藤唐辛子は知ってたけど、かぼちゃは初耳。
花園神社のすごい唐獅子像
銅製。隅々まで細かい。
造立は1821年。作った人の名前まで残っているのは珍しい。
台座も凝ってる。
制作者や関係者の名前がここに刻まれてるのか。
惚れ惚れするような背中だ。
かっこいい。
親指の付いてる位置まで細かい。
阿のアップ。
吽のアップ。
かっこいい。
吽はどうしてか写真が少ない。
周囲の工事が終わってからなら、この唐獅子像はもっと見やすくなるかも。
たぶん花園神社最古参の狛犬。
延享2年(1745)?
台に刻まれている文字の損傷でよくわからない。
後ろ姿。
けっこう大きな損傷がある。
横顔。
この先は階段で、登ってくる人を見下ろすような場所に設置してある。
吽
こういう素朴でおおらかな表現の唐獅子も好きだ。
後ろ姿。
阿吽両方とも同じ場所に損傷があるな。空襲で負った傷かしら?
2023年3月
庚申塚 武蔵野市中町3丁目
嘉永6年(1853年)建立。黒船来航の数ヶ月前。
庚申塚がそもそも何なのか分からなかったので、ちょっとだけ調べてみた。
武蔵野市シルバー人材センター 会報絆第201号(平成28年7月20日発行)によると、「江戸時代には道教の説く「三し説」をもとに仏教、密教、民間信仰などが複雑に絡み合った複合信仰である庚申信仰が大変盛ん」(p.7)だったそう。
大護八郎と小林徳太郎による「庚申塔」(木耳社刊 昭和47年)には、「日本の神社神道は、大和朝廷という日本の支配者によって強制された宗教であるが、北アジヤから支配民族の侵入する以前に日本に住みついた南方系統の民族の神が、神道と別箇に日本の民間信仰として、長く俗信の基盤になったと思われる」(p.6)と庚申信仰が説明されている。
しめ縄や紙垂(しで)が飾られているのは、神仏混合時代の名残か?
神仏分離後の廃仏毀釈(1868〜)を免れるために飾るようになったのかもしれない。
いつから飾られているのかわからないし、なんとも言えない。特に意味はないのかも。
前出の武蔵野市シルバー人材センターの会報絆によると、庚申塔の中には道標の役割をしていたものもあったそう。
この庚申塔が据えられているのも十字路だし、道標としての役割もあったのかもしれない。
ちょっとズームで撮ってみると、上の方に日月が彫られている。
前出の大護八郎が概説を書いた「庚申塔」には、日月についての解説(p.140-141)もあった。
庚申信仰は日本の民間信仰の主流である作神と、強い関係を持っていると思われる。
農業と月との関係は、暦のなかった時代には採種や収穫と密接な関係があったので、いろいろの俗信を生んだそうだ。
満月の夜にする占いだとか、初日の出をわざわざ見に行くなど、月や日に関する習俗信仰は日本各地に多い。
でもこれって日本だけじゃなく、世界中でのことだよね。
ぜんぜん狛犬では無いけど、習俗信仰くくりなら同じとこに入るかと思ったので加えてみた。庚申像が猿の所もあるんだって。
2023年4月
天祖神社 1087年創建 平安時代
神社内の椿
ここの獅子と狛犬は本当にゴージャス。
京都国立博物館のYou Tubeチャンネルには、「今日から君も狛犬博士」という動画がある。
狛犬は左側にいて口を閉じていることが多い。
頭に角が生えていることもあるそう。
この画像の像は左側なので狛犬。
角は…かなり台座が高いので像のてっぺんを確認できない😅
子狛犬ちゃんかわいい。オケツの日に投稿したくなってしまうな。
親狛犬の足に、よく見ると走り毛(はしりげ)がある。
中国の工芸品を真似て作られた唐獅子型に特有のゴージャスな毛並み。
よく見たら台座に龍がいた。
右側にあって口を開いているのは獅子。
子獅子の脚にも走り毛がある。
子狛犬にもあるのかな?
この写真は走り毛がわかりやすい。
この狛犬が寄贈されたのは大正10年。
神社は古いけど、狛犬は思ってたより新しいんだ。
幡谷石熊という人が作ったの?
ググっても何も出てこなかった。他にも作品があるなら見たい。
獅子の台座にいる虎。
ドウダンツツジ
高円寺 1555年開山
通りかかったことは何度もあるけど、寄ったことはなかったなと通りかかりに気付いたので寄ってみた。
この瓦の花は桃かな?
閉まってた。
狛犬は多分ないけど、超かっこいい龍の鳥居があるらしい。
お寺の近くにあったボム。
庚申塔 1813年
歩いてたらあったので寄ってみた。
1813年に個人宅用として建てられた庚申塔。
鬼門除けだったらしい。
時間帯によっては扉が開いているのかな?
コロリというのはコレラのこと。
病気の正式名称は伝わっていたが、庶民の間には広まらず、各地で様々の呼ばれ方を経て「コロリ」に落ち着いたそう。
1986年に建てられた新しい庚申塔。
全面に現世利益を願う文言が刻まれている。
庶民の素朴な欲や願いを肯定する信仰だというのがわかりやすい。
前読んだ庚申塔の本で、「天から降りてくる神ではなく、道を歩いてくる神」と庚申信仰が説明されていた。
あまりよく見なかったけど、観世音とか書かれてるような。
2023年4月