植物好きならみんな知ってる(?)牧野植物園
らんまん、観てたらもちろん、観てなくてもとっても楽しい植物園に行って来ました♫
写真撮りすぎたのでまずは正門から北園方向で
植物名の下の説明は全てタグから引用させていただきました
到着しました!
さぁ!行くぞー(ノ◕ヮ◕)ノ*.✧
咲いてるお花を中心に写真撮ります
土佐の植物生態園
スダレギボウシが水辺に植わっていていい雰囲気
シロバナハマアザミ
ハマアザミ
「らんまん」関連植物にはらんまん札が付いてます
ハマアザミは室戸岬でもたくさん咲いていました
オミナエシ
黄色が美しい💛
園内さまざまなところで咲いてました
回廊 右側壁面はシダがわさわさ(写真なし)
チケットを買い、入ってすぐに牧野さんの記念館本館があります。写真撮り忘れ😅
右手に170mの回廊があり、その入口に展示されていたヤマトグサ
らんまん主題歌、愛の花が頭に浮かんできます♪
ジョウロウホトトギス
訂正です😅
これはホスタです。ジョウロウホトトギスは黄色い釣鐘型のお花でした。この、ホスタの近くに咲くらしく、今、咲いているようです。2023.10.8
シタキソウ 実
本州 (千葉県以西の太平洋側)、四国、九州に分布し、暖地 の海岸に近い林の中に生える常緑のつる性多年草。花は 6 月 頃に咲き、 白色で芳香があります。
牧野富太郎は、 『日本植物図鑑』 において 「本種の和名につ いて江戸時代の本草学者井岡冽氏がつけた舌切草を略したも のだと思われるが、意味はわからない」と述べています。 一方で、 園内では
左の画像のように⇐左の画像、下に入れました
チョウの仲間が花に口吻 とうふん (ストロー)を入れた後、 抜けなくなってもがく様子が目撃され ています。 ひょっとしたらこれが和名の由来では…と筆者は 思っています。
シキタソウの説明、左側の写真
チョウが抜けなくなっている様子です。
説明にはこの後口吻を切ってとんでいったとありました
回廊を抜けるといきなりこんな模型が!
ツチトリモチ(模型)
ツチトリモチ科 Balanophoracie JBalanophoraceae Balanophora japonica Making
ハイノキの仲間の根に寄生する7~10cmほどの多年生寄生植物。 1902年に牧野博士が新種として発表した。 雌株だけが知られていて 種子は単為生殖によってできる。 鮮紅色の卵形の花穂に、細かい 黄色の雌花が多数つくが、外部からは見えない。
和名は「土鳥もち」で、根茎をすりつぶして鳥もちを作ることからである。 分布:本州(三重県、和歌山県)、四国、九州 花期:10~11月
むむっ?これは?
園内に遍路道???
ツチトリモチ模型に気を取られ、ふと見上げた左の木にこんな札が
振り向けば背面にはこれと
これ
の、先には
お遍路さんの道!
園内を通るようです。なんか、すごい。
ありがたや🙏
回廊抜け、記念館入口辺り
Sasaella ramosa (Makino) Makino var. suwekoana (Makino) Sad. Suzuki
スエコザサ
イネ科
1927(昭和2)年の冬、 牧野富太郎博士は岡田要之助らに案内された宮城県仙台市の三居沢でスエコザサを発見しました。 3ヶ月後、 『植物研究雑誌』 にこれまで自分を支え続けてくれた妻 壽衛へ感謝を込めて和名をスエコザサ、 学名を Sasa suwekoana と発表しました。
当園のスエコザサは仙台市野草園より寄贈されたもので、 1958(昭和33)年5月に牧野博士の三女らを迎え、 現在の南園で記念植樹を行いました。
牧野富太郎記念館展示館を過ぎ
階段広場辺り
Clerodendrum trichotomum Thunb. var. esculentum Makino
ショウロウクサギ
クマツヅラ科
四国・九州に分布する落葉低木。 開花期8~9月。 牧野富 太郎は1917年 「日本植物研究雑誌」にて、 葉に臭気がな い特徴をもとに、 高知県西部と大隅半島の標本に基づ き、本種をクサギの変種として記載した。 若葉は食用にさ れる。
The Kochi Prefectural Makine Botanical Garden
Sagittaria trifolia L. f. suitensis Makino
牧野富太郎命名植物 なにわの伝統野菜
スイタグワイ
[オモダカ科 ]
APGIV
スイタグワイは1918(大正7) 年、 牧野富太郎が 『植物研究雑誌』 に新品種として学名を発表しました。 正月などに食される中国原産のクワイとは異なり、 大阪府の吹田砂堆(さい)に自生していたオモダカの一品種で、地下茎の先にできた塊茎(かいけい)を食用にします。
江戸時代中期には、 摂州吹田村 (現 大阪府吹田市) にはクワイと 比較すると塊茎は小ぶりだが、 味はとてもよい名産品として「吹田 くわい 」 が知られており、 1683 (天保3) 年から明治維新までの約200 年間、毎年春には京都御所に献上され、 献上行列が通ると大名も道を 譲ったというほど「吹田くわい」 には権威があったといわれてきました。 本品種は、水田に生えてくる野生植物を除草せずそのままにし、 後に収穫するという、世界でも数種しか例のない 「半栽培植物」 で 農学的にも大変貴重な植物です。 戦後の住宅開発や除草剤の多用に より昭和30年代には「幻の野菜」 と言われるまでに減少しましたが、 1985(昭和60)年に結成された 「吹田くわい保存会」 によって増殖 され大切に守られています。
スイタグワイの塊茎。 クワイと比較すると小ぶりだが、味は絶品。 ええ味出しまっせ!
※当園のスイタグワイは、「吹田くわい保存会」 から寄贈いただいたものです。
Vitex negundo
タイワンニンジンボク シソ科
台湾、中国南部、 フィリピン、マレーシア、インド、 ポリネシア、および 東アフリカに分布する常緑低木~高木。 葉は掌状で5、まれに3出複葉と なり、頂小葉が最も大きく披針形で、外側の小葉は楕円状披針形。 7~8月頃、 淡紫色の花を約15cm前後の円錐花序につける。
APG IV
牧野富太郎お手植え植物
この個体は、牧野富太郎が自身の手で自宅の庭に植栽し、 現在も 練馬区立牧野記念庭園に現存する株を接木で殖やしたものです。 亡くなる前、 牧野博士は自宅の庭の植物の行く末を案じ、自身が集 めた植物を多くの人に見てもらえればこんなに嬉しいことはないと 語っていました。
牧野生誕150年を迎えた2012年、望郷の念が募りながらも帰郷 を果たせなかった牧野博士が大切にしていた植物を高知に帰郷させ、 皆様に見てもらいたいという牧野博士の願いを叶えるために、当園 は牧野記念庭園より枝の分譲を受け、大切に育ててまいりました。
Nuphar subintegerrima (Casp.) Makino
ヒメコウホネ
スイレン科
日本固有で、東海地方にのみ分布し、溜池や河川、 水路などに 生育する多年生の浮葉~抽水植物。 1910年牧野博士が愛知県 豊橋周辺で採集した標本などを基に 『植物学雑誌』で独立種として 発表。サイコクヒメコウホネよりも小型で、葉が円いことが特徴。 多くの産地が消滅し、 現在は東海地方に数集団しか残っていない。 絶滅危惧種。 開花期 6~10月。
APG IV
芝生広場を過ぎ薬用植物区へ
Patrinia villosa
オトコエシ ◎オミナエシ科
北海道・本州・四国 九州・琉球、朝鮮、中国に分布 し、山野に生える多年草。 8~10月、集散花序に小さい 白花を多数咲かせる
Koelreuteria bipinnata
オオモクゲンジ
ムクロジ科
中国に分布し、高さ20mに達する落葉高木。 モクゲンジとは葉が2回羽状複葉になること、葉は全縁で裏面の脈上に 毛が生ないことから区別できる。 9月頃、枝先に大きな円 錐花序に多数の黄金色を咲かせる。
Lespedeza tomentosa
イヌハギ
マメ科
本州~琉球、朝鮮、中国、 極東ロシア、インド、ヒマラヤに 分布し、河原や海に近い日当たりのよい砂地に生える半 低木で高さ150cmに達する。 川原や沿海地の砂地に生える半低木。全体に軟毛がある。 花期は7~9月。 全国的にも個体数が少なく絶滅危惧種(環境省)に指定されてい る。高知県では、絶滅の危機に瀕している。
薬用植物区 人気なく、貸切り状態
Bupleurum falcat m
ミシマサイコ
セリ科
楽用部位】 根: 柴胡 (サイコ)
熱を挙げ、痛みを和らげる。
【分布】
日本、朝鮮、中国、モンゴル、 シベリアからヨーロッパ
Aster tataricus
シオン キク科
【薬用部位】 根・根茎 : シオン 咳止め、のどに溜まった痰を除去する。
【分布】 日本、朝鮮、中国、 アムール、 ウスリー、モンゴル、 シベリア
Senna occidentalis
ハブソウ マメ科
【薬用部位】 種子: 望江南 (ボウコウナン)
緩やかに便通を改善し、胃を健康にするためお茶代わりに飲用する。 虫さされに外用する。
【分 布】
薬用植物区からさくら・つつじ園を抜けます
Prunus subhirtella f. autumnalis (Makino) Koehne ジュウガツザクラ
バラ科
コヒカン系の園芸品種で、秋から春にかけて開花するのでこの名
1908年牧野富太郎が学名を発表した。 10月頃に開花し、冬の間も断続的に咲き、春にピークを迎える。 春の花は秋の花よりやや大きく、小さい花柄も長い。 開花期10月~4月上旬。
再び記念館展示館からお目当ての温室へ
Mitrastemon yamamotoi Makino ヤッコソウ(模型)
ヤッコソウ科
四国南部、九州南部、 琉球~東南アジアに分布するシイ類の根に寄生する多 1年生寄生植物。 実物は親指 (4-7cm) ほどのサイズで、花茎は初めしべの上にしやが覆っており、やがてそれが帽子のように落ちてしべが現れる。この模型の中央のは脱落したしべにあたり、開花の様子を再現している。土佐清水市で採集した標本を山本一氏が送付し、1909年に牧野富太郎博士が 新属の提唱し学名を発表した。引き続き研究を続け、1911年に博士が日本初の新しい、ヤッコソウ科をたてた。その後はラフレシア科に分類されることが多かったが、近年のDNA分析の結果、ツツジ目の1科として認められた。 学名の属名は僧侶のかぶる帽子 (mitra) としべ(stemon) の、 和名は大名行列の奴さんに似ることによる。 高知県の自生地での開花期は11月中旬頃。
Lycoris x albiflora
シロバナマンジュシャゲ
ヒガンバナ科
ショウキズイセンとヒガンバナの雑種であるといわれており、 白花のヒガンバナはない。ヒガンバナに似ているが 花はいちじるしく反り返らず、花弁に黄色や紅色が入ることがあり、葉はやや幅広いことが特徴。 開花期はヒガンバナと同じ秋の彼岸頃 (9月下旬)
ん?なになに?
The Kochi Prefectural Makino Botanical Garden
ヒガンバナとシロバナマンジュシャゲ
「ヒガンバナ科 ]
APG IV
▼ヒガンバナ (左)とシロバナマンシュシャゲ (右)
秋の彼岸頃になると赤い花を咲かせるヒガンバナは別名「曼珠沙華」といい、人家近くの田畑の縁や堤防、 墓地に生えることから古くに中国から渡来したものが広がったと考えられています。
日本に分布するものはすべて3倍体とされており、 種子がうまくできないため地中の鱗茎で繁殖していますが、 中国には種子で繁殖する2倍体が分布しています。
鱗茎はアルカロイドを含み有毒で、 田畑の近くに植えることで動物の害を防いでいたといわれています。 また、 飢饉の時に鱗茎をすりつぶして水にさらし、毒を抜いて食用にする救荒(きゅうこう)植物としての役割もは たしていました。
ごく稀にヒガンバナの群落の中にぽつんと純白の花が咲いていることがありますが、 これは突然変異で生まれた非常に珍しいヒガンバナの白花です。 皆さんがよく目にし、白花だと思っているものは、花被片が淡~濃クリーム色で時に紅色が入るシロバナマンジュシャゲという植物で、ヒガンバナとショウキズイセン(四国 九州 沖縄 中国 に分布し黄色い花を咲かせる) の雑種と考えられています。
The Kochi Prefectural Makino Botanical Garden
Mucuna sempervirens
トビカズラ [ マメ科 ]
中国の南部~南西部に自生するつる性の常緑大型木本。 日本国内では、熊本県菊鹿町相良に1株だけが知られており、国の「特別天然記念物に指定されています。 和名については諸説ありますが、 源平合戦の時に観音像が空を飛んでこの木に飛び移り、焼き打ちを逃れたという伝説から 「飛葛」 と名付けられたと言われています。
2000年には長崎県佐世保市のトコイ島で、 2010年には熊本県 天草市倉岳の裾野で自生しているのが発見されましたが、相良も含めて、いずれも古い時代に中国から持ち込まれて逸出し野生化したものではないかと考えられています。
4月下旬~5月に幹や太い枝の節から花序を伸ばし、長さ7~ 8cmある暗紫色の花を 10~20個付けます。 かつてはなかなか開花せず、 日清・日露戦争時に咲いたため 「世に異変が起きる花」として恐れられていました。 当園では毎年たくさん開花して いるので、そのたびに職員はドキドキしています。
トビカズラが果実をつけた事は国内ではほとんど知られていませんが当園では長さ30~60cmほどの果実をつけます
だそう。すごい😳
通路頭上のはじからはじまでさやがぶら下がって大迫力!
キケン⚠
トビカズラの果実 (さや) の表面には小さな硬い毛が生えており、 触ると簡単に折れて、まるでトゲのように手や足に刺さります。 この小さな毛が刺さるとなかなか取れず、ヒリヒリとした痛みが しばらく続きますので、 トビカズラの果実には絶対にお手を触れ ないようお気を付けください。
だそうです😱
あ、また遍路道ですね🤗
おじゃましてます(._.)
なんですって!
わき道にそれますが、板根見たい!
じゃ~ん😳✧\(>o<)ノ✧
立派な板根です
板根を見て、森の中をぐるっと歩き戻ったら、こんなかわいい子が😊
Prunus persica ‘Zansetsu-shidare'
モモ 残雪枝垂
バラ科
中国北部に分布するモモから生じた園芸品種。 開花のさまが、 まるで雪が残っているかのようにみえることからこの名がある。
さきほどのツブラジイ
この後は温室へ向かいます
続きはその2のみどりのまとめへ
長々お付き合いいただきありがとうございました!
続き楽しみ(((o(*゚▽゚*)o)))