撮影 2025年3月15日
神代植物公園へは4年連続(4回目)になります
今回は椿の観賞が目的でした
開花が遅れて咲いていない品種もありましたが
とても楽しめました
品種名・産地は表示がありました
近くの梅園を少し観賞してから椿園へ
どんな椿に出会えるかワクワクでした♪
山茶花も少しですが咲いていました
はくろにしき
白露錦
(関東産)
やや黄みがかった細身の緑葉で白地に薄紅の吹き掛け絞り小絞りが入る江戸椿の代表的品種
絞りの種類は
①縦絞り
②小絞り
③吹掛け絞り
④白覆輪
⑤紅覆輪
の5種類だと言われるが実際にはそれらが微妙に組み合わさって発現している
絞りはとても魅力的ですね
ぬきふで
抜筆
(関東産)
淡紅色地で濃紅色縦~小絞りが密に入る
一重ラッパ咲き・筒しべ・中輪
『抜筆』という名前は、花の絞り模様を毛の抜けた筆の墨痕に見立てた
こうじし
紅獅子
(関東産)
濃紅色の唐子咲きの中輪で外弁からこぼれるように咲く
かもほんなみ
加茂本阿弥
一名 窓の月
(関西産)
白色の一重お椀状・中輪~大輪
蕾が丸々と膨らむと共に、中心より雌蕊が一本飛び出すことも特徴
中部地方や名古屋では「窓の月-まどのつき-」とも呼ばれている
ほんしらたま
本白玉
(関東産)
白の一重抱え咲き・筒しべ・小輪
茶席で「白玉」と呼ばれる品種はこの品種をさす場合が多い
あけぼの
曙
(関東産)
淡桃花で早咲き系の品種
一重・抱え~椀咲き・筒しべ・中~大輪
かごしま
鹿児島
(関東産)
紅色地に白斑・八重咲き~松笠状・中輪
松笠咲きは「松ぼっくり」のような形で立体的に花が咲く珍しい花形
この椿は「松笠・まつかさ」という椿に白斑が入った枝替わりで、1739年の「本草花蒔絵」に掲載されている古い園芸品種
海外では「パインコーン」という名前が付いている
すきや
数寄屋
(わびすけつばき・関東産)
関東数寄屋・かんとうすきや
淡桃色・一重・猪口咲き・小輪
椿図鑑などでは「数寄屋・すきや」として紹介
有楽(太郎冠者)の実生と言われているワビスケ椿の一種
あらほうし
荒法師
(関東産)
紅色・八重咲き・割りしべ・中~大輪
きくさらさ
菊更沙→菊更紗のようです
(関東產)
江戸時代に創出されたツバキの園芸品種
品種名は園芸菊のような咲き方で花弁に紅白の更紗模様が出来ることから
このように2種類の花が観れました
次の2枚も同じ菊更紗です
菊更紗
綺麗な模様ですね
菊更紗
こちらは更紗模様が入っていませんでした
たまありあけ
玉ありあけ
鮮やかな紅色の花弁にはいる深い白縁取りが印象的な玉之浦交配種
「岩根絞・いわねしぼり」×「玉之浦・たまのうら」交配、1999年に長崎県で発表された品種
たろうかじゃ
太郎冠者
(わびすけつばき・関東産)
別名:有楽(うらく)
「有楽椿」の名は、織田信長の実弟の織田有楽斉(長益)が茶席の花として愛用したことに由来
京都では「有楽椿」、江戸では「太郎冠者(たろうかじゃ)」の名で呼ばれていた
花は紫を帯びた桃色で、12月から4月までと早咲きで開花が長く、一重のラッパ咲き
ししがしら
獅子頭
( シシガシラ系・中部産)
這いカンツバキ
濃いピンクの八重咲きで、ツバキのようですが花びらはサザンカのように一枚一枚地面に落ちる
カンツバキはツバキと名前が付きますがサザンカの品種、カンツバキ系です。
サザンカの分類はツバキ科ツバキ属なので、ちょっとややこしい
寒椿’獅子頭(シシガシラ)
関西では 獅子頭(シシガシラ)、関東では 寒椿(カンツバキ)
のこぎりばつばき
鋸葉椿
(関東産)
変わり葉つばき・江戸期~
紅色・一重・平開咲き・筒しべ・小輪
鋸の歯を思わせる変わり葉の品種。
小枝は細くて枝垂れ気味
あかしがた
明石潟
(関東産)
濃い桃色・八重・平開咲き・筒しべ
枝振りは雄大で極大輪種らしい荒々しさがある
たまがすみ
玉霞
(中部産)
一重玉状~抱え咲き・中輪
丸形の五枚花弁が強く内曲し、玉形の花になり全開時もくずれず形を保つ
蕾の形は「ピンポン玉」を連想させるとても可愛らしい椿
かよいどり
通鳥
(関東産)
淡桃色地に紅縦絞りが少し入る
八重~宝珠咲き・中~大輪
ぼくはんにしき
ト伴錦
(中部産)
朱紅色・一重唐子咲き・小輪
花弁が短く中心の唐子が大きく見える品種
てんにんまつしま
天人松島
(関東産)
江戸期~
淡桃色地に紅色の大小縦絞り
一重平開咲き・中~大輪
きょうからこ
京唐子
(関東産)
唐子咲き、縦絞り 江戸つばき・中輪
色は変化し濃ピンク色の花も咲く
しぼりはつあらし
絞初嵐
(熊本産)
白地に紅色の吹き掛け絞りが入る一重
筒咲き~のラッパ咲き・筒しべ・中輪
初嵐の自然実生、控えめな絞り
絞りがよく分かりませんでした
もっとよく観察すれば良かったです
みかわうんりゅう
三河雲龍
(中部産)
濃紅色・一重筒〜ラッパ咲き・小輪系
枝がくねくねと嶷を打った枝の形が雲に昇る竜に見立てたもの
つきのみやこ
月の都
(関東産)
白・八重・乱れた筒しべ・中輪
ヤブツバキ
ツバキ科
分布:日本(本・四・九・沖)、朝鮮、中国
お馴染みの椿ですね
きくとうじ
菊冬至
(関東産)
紅色地に白斑・千重咲き・中輪
秋から咲く花としては希少な紅白絞りの千重品種
たまいかり
珠錨
(熊本産)
桃色に底白の一重・椀咲き・筒しべ・中輪
ほのかな香りのする優しい色合い
えいらく
永楽
一名 黒侘助
(関西産)
黒侘助(くろわびすけ)は、「永楽」の別名
暗紅色の一重・筒咲き・筒しべ小~中輪
花びらは肉厚で光沢がある
*「侘助」と名につきますが、ヤブツバキ系で、「侘助椿」でもなく、また「侘芯ツバキ」でもない
しょっこうにしき
蜀紅錦
江戸期〜
ハルサザンカ
花の形状は、一重~八重~千重咲きとバラエティに富む
ハルサザンカとは、「サザンカとツバキ(主としてヤブツバキとその園芸品種)との種間交雑またはその後代と考えられているグループ」
ぎんりゅう
銀竜
白花・八重・中輪・ハルサザンカ群
きょうにしき
京錦
(ハルサザンカ・江戸産)
江戸時代よりある一重咲き中輪の園芸品種
白地にピンクの絞り(吹掛け絞り)
次も同じ京錦です
きょうにしき
京錦
違うお色も混ざって咲いていました
最後までお付き合い下さり有難うございました🙇♀️
お好みの椿はありましたか?
今回は1時間弱の鑑賞となりましたが素敵な椿に出会えて感激しました♡
何度でも訪れたい魅力的な神代植物公園の椿&山茶花でした
椿ってこんなに種類豊富なんですね
八重は見た事がないです💦
弘前公園内に咲いてるのも色とりどりですがほぼヤブツバキです🌺
GSでこんな多くのツバキを見れて感動😍