スイス・ジュネーブとフランスの国境近く、フランス側にトワリー(Thoiry)という小さな町があります。この町に1ヶ月ほど暮らした私は、花が多い町だなという印象でした。後で分かったことですが、この町はフランスの評価制度である「花いっぱいの街・村」において3つ星を獲得していて、最高峰の4つ星を目指して頑張っている地域だそうです。このみどりのまとめは、そこで出会った風景や花たちの紹介です。
(2026年6月〜7月)
トワリーは、麦畑や牧草地の間に家が点在するような人口6500人位の小さい町です。背後にはジュラ山脈の山々が続いています。
上の方に見えるジュラ山脈の山々の山頂では、ハイキングやスキーも楽しめます。
トワリーの町には、両脇に様々な山野草が咲く数キロ続く遊歩道があります。
この道は、古い線路を緑豊かな遊歩道(グリーンウェイ)に再開発しようとするプロジェクトで生まれ、5,000㎡に及ぶ「花の草原」となっています。この草原には、蜜源植物や気候変動、干ばつに強い植物が選定されて植えられ,無農薬で育てられているそうです。生物多様性を守る取り組みとしても評価され、住民の憩いの場となっています。
本当に色々な花が咲いているのですが、この年は例年にない熱波に襲われ、毎日猛暑で,花たちもやや弱り気味でした。もう少し早い時期に訪れていたら、もっと綺麗な花の写真を投稿できたのでしょうが、やや残念です。
クロアザミ
コモンマロウ
ウスベニアオイ
アマ
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コンボルブルス・アルタエオイデス
和名 西洋昼顔
白いコンボルブルス・アルタエオイデス
ピレーネフウロ
花弁の先端が2つに裂けた、紫色の小さな花を咲かせるのが特徴だそうです。
真っ赤なヒナゲシも素敵。
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ブタナって、ヨーロッパ原産なのですね。ここでもいっぱい咲いていました。
これもブタナかな。
牧草地では白馬に出会いました。夜の9時頃の散歩だったから、日中より元気でした。日の入りは9時半ころです。
ロバも可愛な。
例年や涼しい時期には、牛がいっぱい放牧されているはずなのですが、あまりに暑くて、牛舎の中のようです。牛はこんな暑さが苦手のようです。
シベナガムラサキ
サルビア・プラテンシス
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チコリ
タマザキクサフジ
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ホワイトキャンピオン
クナウティア・アルベンシス
淡いライラックブルーの美しい花を咲かせる耐寒性多年草です。スカビオサと似た花を咲かせます。
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アルファルファ
ヒメフウロ
マツヨイセンノウ
ボタンヅル
セイヨウノコギリソウ
マツヨイグサ
ミヤマキンバイ
ヒメヒゴダイ
ビロードモウズイカ
トワリーの教会
教会の室内
トワリーの役所
その横の郵便局や警察が入っている建物。
その前の電子掲示板には、その日の気温が40度と出ていました。ヨーロッパの熱波はこの町にも訪れていて、残念ながらお花たちもやや弱り気味の感じがします。例年は、街で見かける花々はもっと綺麗なのだろうと思いました。
遊歩道ばかりでなく、トワリーの街を横断するメイン道路脇にも、細い花壇が作られ、遊歩道とは違ったやや背丈の高い花々が植えられています。本当に花いっぱいの街です。
あまりに暑いからか、道路脇の花にはタンク車から水をやっている人たちを毎日見かけました。あの車のタンクに水を汲んでいる姿も見かけましたよ。街ぐるみで花々を大切に育てていることがよくわかります。
この夏,暑すぎるのが本当に残念。
メイン道路脇には、遊歩道よりカラフルな花が色々植えられています。
ダリア 黒蝶
ホザキシモツケ
デイリリー
道路脇の花壇にも長く咲く花が植えられています。
ムクゲ ブルーシフォン
セント・ジョーンズ・ワート
アカンサス・モーリス
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町はずれには麦畑が続いています。日本のお米と違って、刈り取りは秋でなく6月〜7月なのですね。
7月に入ると、小麦の刈り取りが始まり、収穫後に残った茎が丸められます。その巻き取られたものは「麦稈(ばっかん)ロール」や「ストローベイル」と呼ばれるものです。これらは主に牛の寝床として利用されるほか、家畜の飼料になることもあるそうです。
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トワリーの町では、住民と一体となった花の街づくりも進められており、家々の庭や窓辺、ベランダに様々な花の飾り付けがされています。
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ガウラ
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毎週日曜日の午前中には、トワリーの役所前でマルシェが開かれています。野菜や果物、チーズやパン、魚、肉など新鮮なものを販売する露店がいっぱいでます。この町で暮らす人々はこのマルシェを愛し、盛り立ててきているので、ずっと続いているみたいです。
地元のジュラで作られるチーズは美味しいですよ。
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お肉や魚も冷蔵庫付きの車で持ってきて販売しています。スーパーの物より新鮮そう。
遊歩道のそばには小川も流れていました。
エゾミソハギ
小川のそはななど水辺によく咲いていました。
セイヨウナツユキソウ
トワリーの家々。
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殆どの家が石造りで窓には木戸があり、昼間は断熱のために閉められていることが多いようです。殆どの家にはエアコンがないようで、室外機らしきものが大半の家で見当たりませんでした。
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石造りの建物の横には、小川が流れていて、木造の屋根付き橋が架かっています。ここは、昔の共同洗濯場(ラヴォワール)だったみたいです。ここは女性たちの交流の場でもあったとか・・・。
道路脇の所々にこんな十字架がたっていました。ツェルマットやマッターホルンでも十字架をよく見かけましたが、イエス・キリストがかけられている十字架でした。この町の十字架は十字架のみです。
カトリックやプロテスタントの違いなのかはよく分かりませんが、町の人々や登山者のことを守り続けてくれたのだろうなと思って見てきました。
水道がひかれるまで使われていた、町の石造りの共同水飲み場とポンプだそうです。
ロシアンセージ
耐寒性、耐暑性に優れた花みたいです。
道路脇にいっぱい植えられ、
一番元気そうに見えました。
建設中の石壁の家です。
エアコンを使わなくていいように、厚い石壁の家を建てているようですが、今年の熱波で夏の建設はストップしているようです。
夕暮れのトワリー
ただ昼間が長いので、夜の9時過ぎです。
🟦おわりに
最後まで見ていただき有難うございました。
例年にない熱波で猛暑が続き、エアコンのないフランス生活に、いささか参った1ヶ月でした。でも、石壁の家の造りやフランス人のエコ意識など、学ぶことも多かったです。
猛暑で弱り気味の花たちで、最高に美しい姿を見ていただけなかったのは残念ですが、こんな花たちが丈夫で生物多様性に役立つ花として尊重されているのだと、参考にしていただければと思います。
花の名前は一生懸命しらべつもりですが、間違っていたらお許しください。