ツェルマット2日目は、ロープウェイに乗ってマッターホルンを間近で見てくることにしました。そこでみた風景と中間の駅2ヶ所の周りを散策して出会った花たちの記録です。前半は山の写真が多く後半に花の写真が多いので、山よりアルプスの花に関心のある方は後半までとばしてみてくださいね。
(2026年7月5日)
🟦マッターホルン・エクスプレス🚡
「マッターホルン・エクスプレス」は、麓のツェルマット駅 からトロッケナー・シュテーク駅(2,939m)までを結ぶロープウェイです。
この終点駅からは、「マッターホルン・グレッシャー・ライド」というロープウェイもあり、ヨーロッパ最高地点の展望台であるマッターホルン・グレッシャーパラダイス(標高3,821m)まで運んでくれます。
ツェルマットの街を後にします。
「マッターホルン・エクスプレス」には3つの中間駅があり、少しずつ止まるので、その駅からハイキングなど色々な楽しみ方ができます。
1. ツェルマット駅(標高1,646m)
↓
2. フーリ駅(標高1,867m)
↓
3. シュヴァルツゼー駅(標高2,583m)
↓
4. フルーク駅(標高2,432m)
↓
5. トロッケナー・シュテーク駅
(標高2,939m)
🟦 トロッケナー・シュテーク周辺
途中の駅で降りる方も沢山いましたが、私たちはまずトロッケナー・シュテーク駅(標高2,940m)まで行きました。
そこで、最高地点まで行くロープウェイに乗り換えることもできますが、多くの人は乗り換えないで、マッターホルンと湖が見える方向に歩きだしていたので、私たちもそれに従ってみました。この辺りは木や草が殆ど生えておらず、薄茶色や茶色の地面や岩だらけで月面みたいな世界です。
砂利道を下ると、目の前にはマッターホルンと湖の景色がせまってきました。
この湖はテオドール氷河湖と呼ばれるそうです。
荒涼とした月面のような岩場や地面の中に、マッターホルンが聳え立ち、その前に白濁したエメラルドグリーンの湖が広がる風景は神秘的な雰囲気がしました。
この湖・テオドール氷河湖には、テオドール氷河から溶け出した水が流れ込んでおり、削られた岩の微細な粉末(石灰質など)が混ざり合っているため、こんな色になるようです。
テオドール氷河
すごい勢いを感じる氷河ですね。
✳︎
✳︎
逆さマッターホルン
テオドール湖の水面にマッターホルンの尖った山容が上下逆さまに映り込む姿は美しく、絶景スポットとして知られています。
✳︎
✳︎
この駅のこの場所が、多くの観光客がマッターホルンの岩壁を目前で一番大きく見ることのできる場所のようです。
次のロープウェイに乗って,最高地点に行ってみましたが、マッターホルンからはやや遠ざかり、4,000m級の雪山を見に行く感じでした。
✳︎
✳︎
マッターホルンの山の頂きをアップで。
今年は欧州の熱波で、マッターホルンの山頂の雪も解け気味です。もう少し雪が残っている姿が見てみたかったな・・、とは贅沢ですね。
リナリア・アルピナ
オオバコ科ウンラン属
トロッケナー・シュテーク駅のそばの岩場の中で咲いていた花です。あとで調べてみると、高山の岩礫地や石灰質のガレ場といった過酷な環境に好んで生育する植物みたいです。
鮮やかな紫色の花びらに、中心のオレンジ色がよく映える花です。とても小さい花です。
セラスチウム・アルピナム
シロミミナグサの仲間の高山植物です。
✳︎
アルプスタンポポ
こんな高山でもタンポポって咲くのですね。
トロッケナーシュテーク駅を後にします。
🟦 クライン・マッターホルン駅周辺
続いて、「マッターホルン・グレッシャー・ライド」というロープウェイに乗り換え、クライン・マッターホルン駅に向かいました。
クライン・マッターホルンというのは、スイスとイタリアの国境にある標高3,883mの山の名前で、この駅を降りると、ヨーロッパで最も高い場所にある展望台「マッターホルン・グレッシャー・パラダイス」があります。そこは、目前にマッターホルンや4,000m級の山々を望むことができます。
展望台には十字架があり、その向こうには山々が広がっています。
左端の山がマッターホルンみたいです。
ただ、中間駅で見た山の姿とは少し違って見えますね。
マッターホルンをアップで。
左肩の出っ張りが大きいですね。
マッターホルンではありますが、カッコいい姿とは言えない感じ・・。
展望台の違った場所から角度を変えてみると、マッターホルンの形が少し違って見えます。左側の出っ張りががややなだらかな感じがしますね。
この山は、スイスとイタリアの国境にあるペニネ・アルプスの名峰ブライトホルンです。
ブライトホルン(標高4,164m)の雪は、マッターホルン(標高4,478m)ほどは解けておらず、真っ白な雪や氷河に覆われている姿を見ることができました。
ここはスキー場にもなっていて、スキーを楽しむ人々もいるようです。
向こう側はイタリアです。2023年にはイタリア側からこの展望台に来るロープウェイも完成し、それに乗ればイタリアに足を踏み入れることもできます。
手前に見えるのはスキー場のゲレンデです。
🟦シュヴァルツゼーにて
帰りはシュヴァルツゼー駅(標高2,583m)で降りてみました。
行きも帰りも、この駅で歩く人々がいっぱいいました。上の方より標高が低いせいか、緑が見え、花もいっぱいありそうです。
マッターホルンへの登山者の多くもこの駅で降り、2時間半から3時間かけて、登山拠点であるヘルンリ小屋に向かうそうです。
✳︎
マッターホルンを背景に、Zermattという看板と共に記念写真を撮っている人々。
✳︎
✳︎
ハイキングコースを降りていくと、草むらの中に色んな花が咲いていて、大感激です。
アルペン・アスター
ビオラ・カルカラタ
アルプスに咲く野生のスミレ
✳︎
レウカンテモプシス・アルピナ
厳しい寒さや強風に耐えるため、地面に張り付くように低くコンパクトに咲くのが特徴だそうです。
アルプシミヤコグサ
アルプシミヤコグサをアップで。
ヘラオオバコ
✳︎
✳︎
ゲンチアナ・ベェルナ
アルプス三大名花の一つです。
鮮やかな青色の花びらが素敵です。
青の色が微妙に違います。
✳︎
シレネ・ブルガリス(シラタマソウ)
これもアルペン・アスターでした。
✳︎
アルペン・クローバー
✳︎
サキシフラガ・エクサラータ
ユキノシタ科
ポテンティラ・アウレア
✳︎
カンパニュラ・ショイヒツェリ
日本のイトシャジンに似ていますね。
カンパニュラ・ショイヒツェリ
✳︎
✳︎
✳︎
✳︎
フィテウマ・ショイヒツェリ
アルプスに咲くタマシャジンです。
✳︎
✳︎
セイヨウキンバイソウ
ヨーロッパでは、グローブフラワーと呼ばれているそうです。
アルパイン・バターカップ
ミヤマキンバイの仲間です。
✳︎
トリフォリウム・モンタナム
和名 マウンテン・クローバー
コケマンテマ
✳︎
✳︎
カンパニュラ・ショイヒツェリ
✳︎
✳︎
✳︎
✳︎
✳︎
✳︎
✳︎
エリゲロン・アルピヌス
キルシウム・スピノシッシムム(ケマンアザミ)
✳︎
ゲンチアナ・ウェルナ
✳︎
アルプスワスレナグサ
山の強い風に耐えられるよう、葉や茎にびっしりと白い綿毛が映えています
アンティリス・ブルネラリア
和名:クマノアシツメクサ
アンティリス・ブルネラリアとワイルドタイム
セラスチウム・アルピナム
シロミミナグサの仲間です。
シュヴァルツゼー駅まで戻ってきて、
駅横のレストラン2階のテラスへ。この駅周辺では、ここが一番マッターホルンがよく見えそうです。目の高さにあった位置にマッターホルンがあります。おすすめです。
テラスから見えたマッターホルン。
🟦ツェルマットへ
麓の方に小さく見えているツェルマットの街にロープウェイで戻ります。
ロープウェイの下に、マーモットが動くのが見えました。アルプスの山岳地帯に広く生息するリス科の野生動物で、丸々とした愛くるしい姿で国のマスコット的存在として愛されているそうです。出会えたら幸せだとか・・。
ロープウェイの下を流れる川。本当にすごい乳白色の水色ですね。
🟦夜と夜明けのツェルマット
日が沈む時間のマッターホルンを見にツェルマットの街へ。この写真は9時11分。
この日の日没時間は午後9時23分だとか。
もう少し時間があるので、ビューポイントと呼ばれる日本人橋にいってみることにしました。
昔は日本人で賑わった場所のようですが、円安が影響してか、殆ど日本人には会いませんでした。
日没5分前、9時18分の写真です。
9時23分、これが日没丁度の時間の写真です。
赤い山肌が綺麗ですね。
9時30分。赤い山肌が徐々に薄くなっていきます。
日没後のツェルマットの街。9時半を過ぎたというのに、まだ明るいです。
もう暗くなってきましたが、帰りに旧市街が見られるという道に入ってみました。
17〜19世紀に建てられた木造の古い納屋や倉庫が並んでいます。ここでは。ネズミの侵入を防ぐ「ねずみ返し」を備えた独特の伝統建築を見ることができます。
ねずみ返しとは、柱と円盤状の石を組み合わせた、小動物の侵入を防ぐアルプスで生まれた建築法だそうです。
✳︎
🟦おわりに
長いみどりのまとめでしたが、最後まで見ていただき有難うございました。
ツェルマットの事も山々や乗物の事も、外国のことなので分からないことばかり。こうやって調べながら記録を作ってみると、その場所や花の名前だけでなく、その場所の状況や花の特徴など、色々な事が分かって勉強になりました。花の名前については、色々調べてみましたが、間違えている可能性があります。お気づきの事がありましたら、ご指摘いただけると嬉しいです。
この最後の写真は、次の日の早朝5時50分くらい、ホテルの窓からみた日の出頃のマッターホルンの写真です。本当に色々な表情を持つマッターホルンですね。いつの日か、また違った季節に違う表情を見ることができるといいですね。
✳︎
雄大な山の中の花たちが 可憐で
素晴らしいです
マッターホルン ひとつの大きな岩みたい
凄いです
見せてくださりありがとうございます(*^。^*)⤴️⤴️⤴️