最近、ネット販売でオベサ梵天を売っていたところお客様から、ユーフォルビア インファウスタとオベサ梵天の違いってなんですか?と聞かれて
インファウスタ(´⊙ω⊙`)???
となったので!
2018/10/25
まず初めに昔からのコレクターさんに電話をしてユーフォルビア インファウスタなるものを聞いてみた!すると持っているということで親株候補を数株購入!これがインファウスタなるユーフォルビア!
ちなみにこのユーフォルビア インファウスタ、ネット文献や英語の記事、図鑑のらしき株を見る限りメス株の写真しかなく出回ってる苗もメス株ばかりのことからオス株が絶えた、もしくは交配して出来た時からオス株が居なかったと私は考えている!実際に譲ってもらったこいつらはぜんぶ雌のようだ!
私はこいつらを今の今までユーフォルビア オベサ梵天の古いタイプだと思って育てて売ってきた、実際インファウスタとオベサ梵天はごっちゃごちゃで売られていてしかもこいつらは同じくらい古い時代に日本に入ってきたユーフォルビアらしい!
今の多肉ブームでインファウスタが海外コレクターから輸入されてるみたいだけど日本にも株自体は結構あるらしいです!
あと、オス株ある方コメント下さいませー!見たことないのでみてみたいです!
次によくオベサって名前で出回るオベサ梵天、、、オベサも古くなると背が高くなるけど溝が8分割のまま大きくなるのがオベサ9〜10分割になるのがオベサ梵天です!あと、オベサの方が凹凸があまりなくツルツルにちかいですね!これも違いを明記せねばなるまい!
まあ、今はオベサ梵天ですね!!私はこいつを比較的新しいオベサ梵天のタイプだと思ってました!でも、違うらしくこいつが本来のオベサ梵天らしいです!てか、インファウスタはたくさん比較株がおるのにオベサ梵天はおらんのか!!って怒られそうですねー!
安心してくださいませ、、、オベサ梵天も、同じくらい揃えてます!個体差ってありますからねー!
さてさて、これだけの株を集めたらとりあえず比較は出来るでしょう!
右がオベサ梵天チーム
左側インファウスタチームです!
まず初めにオベサ梵天から、大体拳くらいの古株で溝が10分割。新芽はまだ新しいためか緑色そしてオベサと間違われることが多いためかツルツルの綺麗な肌をしてますねー!
次に同じくらいのインファウスタ、凹凸は成長に連れて11〜12になります!こいつは11分割ですねー!あとはオベサ梵天より凹凸の表面が荒くヤスリみたいですね!形もどことなくシュッとしていて丸っこい印象はオベサ梵天よりもないです!
次に子株を比べてみましょう!これがわかりやすいかなー!右がオベサ梵天、左側がインファウスタです!オベサ梵天は小さい頃は本当まん丸、オベサ譲りの血を色濃く受け継いでますね!ちなみに小さい頃は8分割、これがオベサと間違われる所以ですかねー?
それに比べて、インファウスタは小さい頃からゴツゴツしていて少し大きくなるとすぐに溝が9分割10分割になっていきます!見比べて見ると若干違いが見えてきますねー!
すっごく雑に説明しましたね!でもちょっとした違いがあるのわかってもらえましたでしょうか?まあ、どちらもオベサ梵天で長い事流通しているので今更分ける話でもないのかもしれませんが、自分のとこにある株はどちらかとか分かると愛着も出て楽しいですよねー!
最後にオベサと記念撮影!
それでは皆さま、また新たな違いなどわかりましたら追記していますねー!チャオ(*´∇`*)
E.infaustaはメロフォルミスなのか
2026/3/3
新しくわかった事があるのでここに書いていきます。
ネットの文献(kew)やBrown, N.E. (1915)
Flora Capensis Vol. 5(2)において、
E.infaustaは独立種ではなくE.meloformisの形態変異群だということがかいてあります。
僕自身インファウスタはオベサ系統だと思って接して来たのですが、分類上ではメロフォルミスの形態の一つとしていること。
なら、うちにあるこの子はE. meloformis f.infaustaの血が強いのかと思ったのだけどGiromagi Cactus and Succulentsさんのとこで栽培しているEuphorbia infaustaなるユーフォルビアとらなんか形態が違うんですよね。
なので、色々調べていくとBrown, N.E. (1915)
Flora Capensis Vol. 5(2)に記載してあるもう一つのユーフォルビアにE.falsaといったものがありまして、現在流通している名前のユーフォルビアとうちの子はとても似ている事がわかりました。
E.falsa
上がE.falsaで輸入した株を4年ほど育てたものです。
下がうちのE.infaustaです。
E.falsaの特徴がうちの子には強く出ているような感じです。
稜が非常に強い
明確な星形断面
柱状になる性質
側面からの子吹き
まあ、E.infaustaで出回っている子達もE.falsa的特徴を持つものもあるのですが、、、
何はともあれ、これらのユーフォルビアは今ではE.meloformis f.〜になると思います。
終わりに
Euphorbia meloformis として流通している株の中に、しばしば “falsa” “infausta”の名で呼ばれるタイプが存在します。
しかし現在の分類体系では、
Euphorbia meloformis の内部変異として整理されており、
Euphorbia falsa Euphorbia falsa は独立種としては扱われていません。
では園芸的な意味合いでのfalsaとinfaustaとはなんなのか?
falsa型やinfausta型と呼ばれる個体の形態傾向
meloformis complex 内で “falsa” “infausta” と呼ばれる個体には、いくつかの共通傾向が見られます。
① 稜(rib)の強さ
• 稜が強く張り出す
• 断面が明確な星形
• 稜頂が鋭い
• 稜数はおおよそ8〜12本
標準的な meloformis はより丸みを帯び、rib が低い傾向があります。
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② 形状バランス
• 完全球ではなく、やや短柱状へ移行する個体がある
• 成長とともに縦方向の強調が出やすい
この点で、同じ南アフリカ原産の
Euphorbia obesa
とは明確に区別されます。
obesa はより均整の取れた球形で、rib は低く滑らかです。
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③ 群生性
• 子吹きしやすい傾向
• クラスター化する個体も存在
meloformis 標準型は単幹傾向がやや強いとされます(例外あり)。
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④ 表皮の質感
• 灰緑〜オリーブ色
• やや荒れた質感
• 帯模様が不均一
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④ 表皮の質感
• 灰緑〜オリーブ色
• やや荒れた質感
• 帯模様が不均一
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手持ち株の観察記録
今回観察した個体は以下の特徴を示しました。
• rib が非常に強く、断面は明確な星形
• 成長点がやや縦方向に伸長
• 子株発生が胴から発生し旺盛
• 表皮は滑らかというよりやや粗い印象
これらを総合すると、
典型的な meloformis 標準型よりも falsa 型やinfausta型形態的特徴に近いと考えられます。
ただし重要なのは、
falsa とinfaustaは現在、独立種としては認められていない
という点です。
つまり本株は、
Euphorbia meloformis(falsa 型もしくはinfausta型傾向個体)
と表現するのが最も学術的に誠実でしょう。
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なぜ falsa は消えたのか?
南アフリカのユーフォルビア類では、
形態変異が地理的に連続して存在するケースが多く、
• 球形寄り個体
• 星形強調個体
• 群生性強個体
がモザイク状に分布します。
このため、かつて別種とされた taxa の多くが
現在では “complex” として統合されています。
meloformis もその一例です。
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園芸と分類のあいだ
それでもなお、園芸の現場では「falsa」という呼称は生き続けています。
なぜか。
それは、
形態差は確実に存在するから
です。
分類上は統合されても、
栽培者の目には違いが見える。
この曖昧さこそが meloformis complex の面白さではないでしょうか。
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皆さんの株はどうでしょう?
• rib は鋭いですか?
• 星形に見えますか?
• 群生しますか?
あなたの meloformis は “標準型” でしょうか。
それとも “falsa 型” ?“infausta型”?でしょうか。
ぜひ観察してみてください!
ちなみに僕の中ではgilo magi産のものがinfaustaで多く出回ってるのであの形態がE.meloformis f. infaustaでうちにいる子達はE.meloformis f.falsaって事にしてます。
(о´∀`о)ありがとうございます♬