ベンケイソウ科 グラプトベリア属
マーガレットレッピン
xGraptoveria 'Margarete Reppin'
母親 Graptopetalum filiferum
父親 xGraptoveria 'Titubans'
作出者 Max Holmes(オーストラリア)
【春秋型】生育適温10~25℃
USDA HZ 9b~11b(−3.9℃ ~ +10.0℃)推測
【形態の特徴】生長すると茎立ちして脇芽を出して群生する。比較的丈夫で育てやすいが夏の蒸し暑さは苦手で蒸れに若干弱い。ロゼットの幅は約9cm、母親譲りの細い先端を持った多くの葉が密集する。葉は淡い翡翠色で縁はやや白っぽくわずかに光沢がある。開花は春で花茎がその重さで曲がるほどに花序が非常に多い。花はGraptopetalumの星型と赤褐色の斑点を継承、中心の黄色はTitubansの片親であるE.derenbergiiを継承している。
更新日現在の私の育て方とその姿
瀬戸内海式気候(夏は蒸し暑く、冬は温暖)年間降水量は1000~1300mm。1年を通しての気温は、2°Cから32°Cに変化し、-1°C未満または35°C超になることは滅多にない。
[置き場所]
基本的には南側軒下の南向き多肉棚㊦
遮光無し
ここは「秋分頃から春分頃までは日向」「春分頃から秋分頃までは半日陰」。軒が深いので台風でもない限り、雨は吹き込まない。
[用土]
鹿沼土(細粒)と多肉の土(使い回し)のミックス
[施肥]
元肥はマグァンプK(中粒)を土に混ぜ込む
追肥なし
[虫害予防]
オルトランDXを植え替え時に土に混ぜ込む
[水やり]
生長期は土が乾いたら、それ以外は様子を見ながら、頭からシャワーで水やり。
[入手日]
2017.05.20
[備考]
長らく群生株で育てていたが茎の老化により不調になったので、悩んだ末に時期が少し遅くなったが2022年7月に解体。大きな頭からまた群生株に育て、残りの数え切れない程の挿し芽や葉挿しで丼として育てて行くつもり。最終的な鉢はまだ決まらず。
2017.05.23 撮影
2017.05.20 清光園芸 2号ビニポット 194
ネットでこの子の群生株を見て以来、欲しいと思っていた。初心者には手を出しやすい価格だったので迷うことなく購入。
🌱6/17 2.5号プラポットに植え替え
2017.06.20 撮影
入手後、置き場所は玄関先軒下の東向き多肉バスケット(半日陰)。果たしてこれが、あの憧れの姿になるのだろうか。
2017.07.27 撮影
午前中は直射が当たる半日陰の置き場所だが、日照不足なのだろうか。
2017.08.01 撮影
水やりもしていないのにこの状態。葉は薄くなり開きっぱなし。
🔨8/15 多肉棚180×90×30cm(3段)を南向き軒下に設置
以降、この棚に置き場所を移し、秋分まで午後からたてすで遮光。
2017.09.01 撮影
ネットでみた子とは別物の気がしてならない。
🌱9/2 プレステラ90に植え替え
2017.10.01 撮影
秋分の頃から徐々に葉数が増えて肉厚になってきた。水やりをしても、もう夏場のように開ききることはないようだ。ということは、ロゼットが開くのは体温調節の作用かも知れない。
2017.11.01 撮影
先月の写真と比べると別の多肉の如く、葉数が増えて肉厚に美しくなった。
2017.12.01 撮影
生長は止まったように見える。寒くても全く調子を崩さない。
2018.01.02 撮影
最低気温が氷点下になる予報の日だけ、プチプチで防寒。12月下旬頃から葉色に変化が出始めた。
🔨2/4 軒下の南向き多肉棚を270×180×40cmで5段に作り直したものを設置
2018.02.05 撮影
一番寒い時期も定位置で難なく冬越し。
2/4 軒下の南向き多肉棚を270×180×40cmで5段に作り直したものを設置した。
2018.03.01 撮影
なぜか傾いて来た。調子を崩したのではと心配したが、よく見てみると足元に子どもたちを発見。
🌱3/10 白いプレステラ90に鉢替え
2018.04.01 撮影
本格的に色付いた。ネットでみた憧れの群生株もこういう色だった。先月、子どもたちも確認出来たので嬉しくてたまらない。花芽も上がってきた。
☀4/21 遮光75%開始
2018.05.01 撮影
この色、この形。嬉しくてたまらない。大人になるまでじっくり向き合う、という楽しみを得られた気がする。株の体力を消耗するので、伸びてきた花芽を早々にカット。
2018.06.01 撮影
ネットで見たこの子の群生する姿に憧れて我が家に迎えた子なので、1年経ってのこの姿は嬉しい。
☀6/5 梅雨入り
☀7/9 梅雨明け
2018.07.20 撮影
昨夏は初めての夏越しにビビり、芒種から処暑までの約80日間で2回という厳しい水やりをして下葉を枯らし、貧弱な姿で秋を迎えさせた。今年は出来るだけ良い状態で秋を迎えたい。様子と天気予報を見ながら積極的に雨に当てたり水やりをしたりしている。先月のpicと比べるとかなり形が崩れているように思えるが、昨夏に多肉の夏の姿を見ているので全然平気。
2018.09.19 撮影
徐々に葉数が増えて肉厚になってきた。すごい回復量だ。
☀9/24 遮光終了
2018.10.01 撮影
適度な水やりをしながらの夏越しにしたかったが、4~8月に様々なことがあり慌ただしい毎日で多肉の世話が出来なかったにもかかわらず、調子を崩すことなく夏越ししてくれたようだ。鉢増しするか春まで待つか思案中。
🌱10/27 プレステラ105に植え替え&作業後に頭から水やり
2018.11.01 撮影
このひと月で葉が肉厚になり、子どもたちもひと回り大きくなった。写真には写っていないが反対側にも子どもがいくつも芽吹いている。そろそろ冬の準備を始めたようだ。昨年の記録を振り返ると、ここから春先までは寒さに耐えながらどんどんと肉厚になり色付いていっている。
2018.12.01 撮影
昨年の今頃も肉厚になって良い感じだったが、なんといっても今年は子沢山。親の太い茎には今年の子が8~10コも出てきている。どう育つか見守りたい。12月に入った頃から多肉棚のビニールカーテンを夜だけ閉めている。
2019.01.04 撮影
クリスマス頃からは多肉棚のビニールカーテンを夜だけ閉めている。風の強い曇りの日や雨の日は昼間も閉めている。年明けからは多肉棚下段に設置した衣装ケースの中に置いている(夜だけフタを閉めている)。
2019.02.01 撮影
親のロゼットは今までで最大になっている。
🌱2/26 5号素焼き鉢に鉢増し&作業後に頭から水やり
花ごころのさぼてん多肉植物の土(細粒)にオルトランDX粒剤と元肥にマグァンプK中粒を混ぜ込んだものを使った。
2019.03.01 撮影
鉢を大きくして夏場の蒸れが心配。大丈夫だと思うが、しばらくは注視する。
2019.04.01 撮影
左側は先月撮影の裏側。表側の子は1年目の子、裏側の子は2年目の子。
置き場所は多肉棚の東隣にある用具入れの上。プラのケースを逆さまにしたものの上に置いている。
☀4/20 遮光(西日避け)開始
2019.05.02 撮影
花芽の勢いが旺盛。撮影後にカット。
2019.06.01 撮影
親のロゼットは一回り小さくなるも、子のロゼットは大きく育っている。
☀6/26 梅雨入り
2019.07.18 撮影
4月から置いているこの場所は、日の出から13:00頃まで直射が当たるが遮光はしていない。真ん中の親と外周の昨年の子の間から出てきた今年の子がちゃんと育つのか心配だったが、昨年の子がスっと外へ伸びて隙間を空けたおかげで、今年の子もちゃんと育ってきた。蒸れが心配。
☀7/25 梅雨明け
2019.10.17 撮影
今年は昨年に比べ、梅雨入りと梅雨明けが3週間ほどずつ遅く、昨年ほど猛暑ではなかったが暑さのぶり返しがあり、安心出来ない9月だった。7~9月は仕事の都合で世話をする時間が殆どないので、来年の夏越しはそれも考慮して計画&準備することにする。水やりの頻度も少なく、タニパトも思うように出来なかったが、遮光なしの南向き用具入れの上(きっぱり半日陰)で無事に夏越し。
2019.11.12 撮影
ロゼットはますます大きくなり、内側の子どもたちもひと回り大きくなっている。そろそろ肉厚になってくるはずだ。
2019.12.09 撮影
転居のため、12/6に置き場所を会社に移した。
2020.01.11 撮影
先月、会社に移してから、世話が行き届かないのでとても心配。軒下で防寒対策は何もせずに冬越し中。水やりがなかなか出来ない。
2020.03.03 撮影
中心のロゼットの足元(外側からは見えない)に今年の子どもたちがたくさん芽吹いている。この後の生長過程が興味深い。
2020.03.18 撮影
この子はまぁまぁ寒さに強そうだ。特に注意を払わずとも軒下の南向き多肉棚(会社)で無事に冬越し。
2020.04.15 撮影
🌱4/22 仮住まい(多肉棚東列5段目)に移動
2020.05.01 撮影
花の記録。
2020.05.17 撮影
☀6/10 梅雨入り
2020.06.11 撮影
2020.07.23 撮影
☀7/30 梅雨明け
💧8/5 帰宅後に底面吸水で水やり(梅雨明け後初)
2020.08.14 撮影
☀10/3 新しい家に引っ越し
今年は建て替えの為、仮住まいでの夏越しだった。梅雨明けまではさほどでもなかったが、梅雨明けからは猛々暑で盆を過ぎても気温は落ち着かず、秋分の頃にやっと秋の訪れを感じた。「外水栓無し&遮光無し」という過酷な環境だったが、南側軒下の南向き多肉棚の西列5段目で無事に夏越し。
2020.11.04 撮影
2021.01.16 撮影
南側軒下の南向き多肉棚の上段で無対策の冬越し実験中。日照不足対策でアルミシートを棚板に敷いている。7日から寒波到来で、両日の予報の最低気温は「−2℃」と「−3℃」。棚の最低気温は、7日夜~8日朝にかけてが「−3.6℃」8日夜~9日朝にかけてが「−5.3℃」だったが全く問題なし。
2021.03.01 撮影
2021.03.31 撮影
今冬は数年に一度あるかなしかの大寒波と小寒波に1度ずつ見舞われたが、無対策の軒下で無事に冬越し完了。
2021.04.20 撮影
🌱4/20 テラコッタ8号に鉢増し&作業後に頭から水やり
植え替え前に花芽はカット。
☀5/15 梅雨入り
2021.05.25 撮影
2021.06.28 撮影
🌱6/28 不穏な茎が1つあったのでカット。
☀7/13 梅雨明け
2021.07.29 撮影
2021.08.22 撮影
🌱9/4 陰になっているところや弱そうなところを間引いた。
2021.09.06 撮影
📝9/23 平年より22日(昨年より26日)も早い5/15の梅雨入り。雨量は少なかったが曇天の日が多く、春の良い日射しが十分でなく全体的に日照不足のまま約2ヶ月の長い梅雨が明けた。梅雨明け後は平年並みの気温だったが、8月中旬の長雨でまた日照不足。盆明けからは最低気温が25℃をわる日が割りとあった。6月下旬から不調な茎が2~3本見られたのでカットして様子を見守るも、梅雨明けには辛抱堪らず東側露天に移動。群生株ではなくなったが、その後は持ち直して、そのまま東側露天(遮光なし)で無事に夏越し完了。
2021.10.03 撮影
秋分も過ぎたので「南側軒下」への移動しようと思っているが、曇天の日がないので、まだ東側露天。
☀10/14 置き場所を南側軒下に移した
☀10/17 気温の変わり目
2021.11.01 撮影
2021.12.03 撮影
2022.01.02 撮影
2022.02.02 撮影
2022.03.02 撮影
📝3/21 今冬は小刻みに小寒波が数回訪れたが、棚の最低温度が −3.9℃を下回ったのは寒波でないときの2回だけだった。無対策の軒下で無事に冬越し完了。
2022.04.01 撮影
花芽の数がすごい。母体の体力温存のため、カットできる長さのものは撮影後に全てカット。
2022.05.03 撮影
🌱5/9 プラ鉢8号に植え替え
テラコッタでは重過ぎて移動に困るので。
6年目
2022.06.02 撮影
☀️6/14 梅雨入り
☀️6/28 梅雨明け
🌱7/1 先月の植え替え後、様子を見ていたが、茎の老化で吸った水がロゼットまで上がっていないようで「このまま夏越しは無理」と判断して解体。収穫した頭の幾つかをプラ鉢7号に挿し、残りは挿せる場所に取り敢えず挿した。外した下葉は育苗箱に葉挿し。
2022.07.18 撮影
🌱9/24 7月に取り敢えず挿していたものを植え直し。大きな頭2つはそれぞれ素焼き鉢4号に、他のサイズが揃いそうな頭をプラ鉢7号に。育苗箱の葉挿しはそのまま。
☀️10/18 気温の変わり目
2022.12.15 撮影