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レモンバーベナの育て方|植え付けや植え替えの時期、挿し木の方法は?

手を広げた様に四方に広がる葉が雪の結晶を連想させるレモンバーベナ。フランスでは「ヴェルベーヌ」とも呼ばれ、ヨーロッパの人々の暮らしに欠かせないハーブなんだそうです。

レモンバーベナはハーブティーとしてだけでなく精油やアロマとしての人気もあり、古くから愛され続けてきました。レモンのようなフレッシュでやさしい香りが、心も体もリラックスさせてくれます。

今回は、そんなレモンバーベナの育て方についてご説明します。花言葉や、育てる上での注意点などもご紹介しますので、これからレモンバーベナを育ててみたい方はぜひご参照ください。

レモンバーベナはどんな植物?


レモンバーベナは中南米を原産とするクマツヅラ科の落葉低木のハーブで、1m~2mほど生長し、初夏に白い小さな花を咲かせます。鮮やかな葉に太陽の光が当たると周囲がパッと明るくなることから、庭木としても人気があります。

レモンバーベナは、その名の通りレモンのようなすっきりとした香りが特徴的なハーブです。少し葉を触っただけでも、ふわっと立ちこめるレモンの香りを楽しむことができます。その心地よいレモンの香りで神経の緊張を解き、気持ちを前向きにさせてくれるため「悲しみを解くハーブ」とも言われています。

心身ともにリラックスさせてくれるレモンバーベナ。香りにクセがなく育てやすいため、初心者にもおすすめのハーブです。

レモンバーベナを栽培する場所

レモンバーベナの生息地は暖かい場所です。レモンバーベナは乾燥を好むため、栽培する上で一番大切となるのは、日当たりと風通しの良い場所です。

レモンバーベナは地植えと鉢植えのどちらでも育てられますが、寒さには弱い傾向があるため、寒い地方では冬の間、室内で管理することをおすすめします。

レモンバーベナの用土

レモンバーベナはじめっとした場所を好みません。そのため、水はけの良い土を選びましょう。鉢植えは赤玉土と腐葉土を7対3の割合で混ぜ込んだ土を使います。市販のハーブの培養土でも問題なく育ちます。

地植えは、石灰を混ぜ込んで酸度を調整しましょう。川砂などを混ぜると水はけがよくなります。

レモンバーベナの水やり

レモンバーベナを育てるには乾燥している場所が最適です。水をやりすぎると枯れてしまうため注意しましょう。鉢植えの場合は、土の表面が乾いているのをしっかりと確認してから水をやります。地植えの場合は、水やりの必要はありません。

レモンバーベナの肥料

レモンバーベナを植え付ける際、元肥として穏効性の固形肥料をほどこします。レモンバーベナの生長時期である5月~9月には、月に1回のペースで液体肥料を補助として与えましょう。

レモンバーベナの植え付け

レモンバーベナの苗の植え付けは、5月~6月が適しています。鉢植えの場合は、苗よりも一回り大きい鉢を選びましょう。地植えの場合も鉢植えの場合も、日当たりと風通しの良い場所を選び、水をやりすぎないことが大切なポイントです。

レモンバーベナの植え替え

レモンバーベナは生長が早いため、1年~2年に一度の頻度で植え替えが必要です。時期は4月~6月が適しています。

植え替えの際は、大きめの鉢に入れ替えて根詰まりを防ぎましょう。日当たりと風通しのよいところで管理することで、次の年にはさらに大きく生長してくれますよ。植え替えのタイミングで株分けをすることをおすすめします。

レモンバーベナの手入れ

レモンバーベナは、特別な手入れは不要です。丈夫な性質から、初心者でも育てやすいハーブとして知られています。

ただ、寒さには弱いため、冬は室内の日当たりの良い場所に移動させましょう。特に、栽培をはじめた最初の年にどのくらい大きく生長するかということが、レモンバーベナを育てる上での最大のポイントです。その後、しっかりと根付けば、外でも越冬できるようになります。

レモンバーベナの増やし方

レモンバーベナを増やすためには「挿し木」と「株分け」の2つの方法があります。それぞれの手順を確認していきましょう。

増やし方1. 挿し木

挿し木とは、植物の一部を切りとり、土に植えて発根させて増やすという方法です。挿し木に適している時期は5月~9月頃です。

レモンバーベナは発根しやすいという特徴があるため、挿し木によって比較的簡単に増やすことができます。レモンバーベナの茎を2節分切りとり、水揚げをした後で育苗ポットや鉢に挿し木をします。その後は根付くまで、日当たりのよい場所で管理をしましょう。

増やし方2. 株分け

株分けとは、生長した株から根や茎をいくつかに分けて新しい株をつくるという方法です。株分けの適期も挿し木と同じく5月~10月頃とされています。

レモンバーベナを土から取り出し、根を傷めないように丁寧に土を落とします。根っこの部分を清潔なハサミで切りとって株分けにしましょう。それぞれの株を鉢に植え替え、根付いて安定するまで管理をします。

株分けをすることで、一株が小さくなり間がすくため、再び生育がよくなります。

レモンバーベナの収穫

レモンバーベナの収穫に適した時期は5月~7月頃です。レモンバーベナの枝の先から2節くらいを切りとります。切り取ったところからは新しい茎がでてくるため、こまめに剪定することで収穫量を増やすことができます。

レモンバーベナはハーブティーだけではなく、お菓子の香りづけやポプリにも最適です。プレゼントとしても喜ばれそうですね。

レモンバーベナを育てる上で注意する害虫・病気

レモンバーベナは、丈夫な性質から病気の心配は要りません。しかし、害虫には注意が必要です。特に気をつけなければならない害虫はアブラムシとハダニです。どちらの虫もすぐに増えるため、見つけ次第すぐに駆除する必要があります。害虫を放置していると、レモンバーベナの葉から栄養分が吸い取られてしまうため注意が必要です。

レモンバーベナの花言葉は?

レモンバーベナの花言葉は「神聖」「忍耐」「魅力」です。

古くから宗教儀式などに使われてきたレモンバーベナは「浄化」や「癒やし」という意味と結びつけられていました。レモンの香りが強く、ハーブティーや精油として親しまれているレモンバーベナ。ハーブとしての効能は医学的に利用されていただけでなく、目に見えないパワーが宿る植物として人々の心を魅了してきたのですね。

レモンバーベナを育ててみよう

レモンのようなすっきりとした香りが特徴的なレモンバーベナ。初心者にも育てやすい植物なので、ぜひ挑戦してみてください。

レモンバーベナは、ハーブティーだけでなく、料理やアロマに使うこともできます。「悲しみを解くハーブ」として知られているレモンバーベナは、その心地よいレモンの香りで緊張や不安、悲しみを和らげて、気持ちを明るくさせてくれますよ。

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レモンバーベナの基本情報

ジャンル
ハーブ
形態
多年草
学名
Aloysia triphylla
別名
香水木,ベルベーヌ
原産地
南米

レモンバーベナの性質

栽培難易度
易しい
耐寒性
弱い
耐暑性
強い
耐陰性

時期

植え付け・植え替え
4月 、5月、6月
肥料
5月 、6月、7月、8月、9月
収穫
5月 、6月、7月、8月、9月、10月、11月

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ラベンダー

日当たりと風通しのよい場所を好みます。
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