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サルスベリ

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mai

2020/11/17

1つ前(11月15日)のサルスベリの投稿に関連しまして…

本日のサルスベリです。青空を背景に、紅葉がとても綺麗でした！😃

木にアリが多い理由がわかりました！葉をよく見たら、アリのお友達(アブラムシ)がたくさんいました！👽👽👽🐜

撮影: 2020.11.17.

以下は1つ前の投稿と同じです。
………………………………………………………………
❇️サルスベリ(百日紅・猿滑)❇️

分類: ミソハギ科サルスベリ属
学名: Lagerstroemia indica
- Lagerstroemia : サルスベリ属
- indica : インドの(東インド諸島
や中国原産の植物に使われる
こともある🇨🇳)
別名: ヒャクジツコウ(百日紅)
ハクヨウジュ(怕痒樹)
センニチコウ(千日紅)
サルナメリ(猿滑)
クスグリノキ(擽木)
シビ(紫薇)
サルジツコウ(猿日紅)
センニチバナ(千日花)
ボンバナ(盆花)
ワライノキ(笑木) 😄
英名: crape myrtle
花言葉: 雄弁、愛嬌、不用意、
潔白、あなたを信じる

～名前の由来～
和名「サルスベリ(猿滑)」
木登りの得意なサルでさえも滑ってしまうほど幹がつるつるしていることから。(実際には、猿は滑ることなく簡単に上ってしまうそうです😁🐒)

和名「ヒャクジツコウ(百日紅)」
梅雨明けから初秋までの長い期間に渡って(約100日間)花を楽しむことができるから❇️❇️

英名「crape myrtle」
ギンバイカ(myrtle)の花に似て、花弁がクレープ(crape)のように縮れていることから。

属名「Lagerstroemia」
18世紀のスウェーデンの生物学者ラゲルストローム(Lagerström)にちなむ。

【原産地】中国南部
日本へ渡来したのは、元禄年間(江戸時代)以前と言われていた(諸説あり)。幹の雰囲気が日本で沙羅の木としているヒメシャラやナツツバキに似ているため、当初は寺院など仏教関連の施設に植栽された👩‍🦲

【形態】
・落葉樹
・広葉樹
・低木/小高木/中高木/高木 (ウェブサイトによって異なる🤔❓)
・樹高: 約2～10m
・代表的な陽樹。植える場所は日向に限る🌞🌳
・休眠する : 10・11月～3・4月
・虫媒花🐝

【開花期】7～10月

【結実期】9～11月

【特徴】

〈花〉
・花色: 白、ピンク、紫色、濃い紅紫、紅、それらの中間色
・花姿: 花弁の縮れた小花が、枝先に集まるようにして穂のように咲く。円錐花序。
・花のつくり: がくは筒状で6裂、花弁は通常6枚(6〜8枚)、雌しべ1本、長い雄しべ通常6本、短い雄しべ多数😲
・サルスベリには、長短2種類の雄しべがある！😲

①長い雄しべ
- 通常6本
- ②の外側から出ている。
- 葯は紫色💜
- 虫の体に上から花粉を付ける。
そのため、先が湾曲して葯が
下向きになっている。
- 花粉管は②より早く伸びる。※
- 生殖能力あり。
- 受粉が終わると、内側に巻き
込まれる。

②短い雄しべ
- 多数
- 花の中央から出ている。
- 葯は黄色💛
- 花粉は昆虫の食餌となる。グル
コースが①の1.52倍含まれる😋
葯は上を向いていて、昆虫を呼び
込む。※
- 花粉管は遅く伸びる。※
- 生殖能力なし。

※花粉管の伸張、グルコースな関する特徴は、サイト中で引用された熊日ジュニア科学賞の高校生の論文より。

・雌しべは、長い雄しべ(上記①)と同様、長く、下向きについている。昆虫の背中についた花粉が柱頭について受粉する😲
・虫媒花。ハチやアブの仲間が花粉を運ぶ🐝
・夏から秋まで咲き続けるしくみ: 一度咲いた枝先から再び芽が出てきて花をつけるため、咲き続けているように見える😲❇️❇️❇️

〈果実・種子〉
・果実は円い蒴果。ミカンのような形。
・実の中には無数の種が入っている。
・種子には翼がある。

〈幹・枝〉
・すべすべの理由: 幹の肥大成長に伴って古い淡褐色の樹皮のコルク層が剥がれ落ち、新しいすべすべした感触の白っぽい樹皮が表面に現れて更新していくことによる✨😲
・サルスベリの幹がそれらしくなるのは植え付け後、7・8年経過してから。
・剪定の適期は落葉期の12～3月。休眠期に入っているので太い枝を切ってもそれほどダメージを受ける心配がない😴😲
・毎年同じ箇所で剪定すると、コブ状になってしまう。丁寧に枝を作り込めば、風格のある樹姿になる😲

〈葉〉
・葉の形: 丸みのある楕円形。縁にギザギザはない。葉の先端が尖るもの、尖らないものがある。
・葉の大きさ: 長さ5cm前後、幅2～3cmほど。
・葉の表面: つやのある濃い緑色。
・葉の裏面: 葉脈が目立つ。
・葉の付き方: 通常は2枚単位で左右交互。対生になることもある(若い枝など)。
・葉の軸は赤い。
・盛夏には葉が大きく、厚くなる。
・環境が良ければ、真っ赤に紅葉することもある。

【増やし方】挿し木、根挿し、種まき
など

【その他】
・日があまり当たらないと花付きが悪くなる。日陰で育てると花が咲かなくなる。
・スス病、うどんこ病、カイガラムシの被害が多い。枝抜きをして通風を良くするか、消毒をする必要がある。

参考ウェブサイト
(1)「サルスベリ」Green Snap 植物図鑑
https://greensnap.jp/pictureBook/detail/575?nativeAppParam=1
(2)「サルスベリ(百日紅)の花言葉｜色・種類別の意味や由来は？贈るときの注意点は？」Green Snap 2020.10.14.
https://greensnap.jp/article/7955
(3)「サルスベリ(百日紅)の花言葉と育て方｜花の色や別名、開花時期は？」
https://horti.jp/2875
(4)"サルスベリ" Wikipedia
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B5%E3%83%AB%E3%82%B9%E3%83%99%E3%83%AA
(5)"Lagerstroemia" Wikipedia
https://en.wikipedia.org/wiki/Lagerstroemia
(6)「百日紅(さるすべり)」季節の花300
https://www.hana300.com/sarusu.html
(7)「サルスベリ／さるすべり／百日紅」庭木図鑑植木ぺディア
https://www.uekipedia.jp/%E8%90%BD%E8%91%89%E5%BA%83%E8%91%89%E6%A8%B9%E2%91%A1-1/%E3%82%B5%E3%83%AB%E3%82%B9%E3%83%99%E3%83%AA/?mobile=1
(8)「百日紅（さるすべり）の別名を九州では『くすぐり』というそうだが、なぜか」レファレンス共同データベース
https://crd.ndl.go.jp/reference/modules/d3ndlcrdentry/index.php?page=ref_view&id=1000134879
(9)「ミソハギ科」
http://www.zoezoe.biz/2010_syokubutu/ka_6_ma/225_misohagi/index.html#Lagerstroemia
(10)「サルスベリの小さい雄しべは花粉を出すのか」木のメモ帳
https://kinomemocho.com/sanpo_sarusuberi.html
(11)「１本だけ葯のないおしべがあるのはなぜ？」みんなのひろば日本植物生理学会
https://jspp.org/hiroba/q_and_a/detail.html?id=2297

参考文献
(1)ロレイン・ハリソン (上原ゆうこ訳)『ヴィジュアル版植物ラテン語事典』原書房 2014.