コラットはアユタヤ王朝(1351~1767年)の時代にはすでに存在していて、起源はさらに500年以上前だと言われています。当時書かれた書物「Cat book poems(Tamra Maew)」には、北東部のコラート地方に住む「シ・サワット(幸運と名声をもたらす猫)」という銀色の猫についての記述が残っていて、そのころから現在に至るまで、幸運を招く猫として大事にされています。 コラットの銀色の体は雨雲、緑の目は若葉を表しているとして、雨乞いや豊穣の祈りを捧げられることもありました。「贈りもの」として扱われ、長い間売買も禁止されていたそうです。