【季節の花華シリーズ:石蕗】

📝この画像は、直ぐ目の前の近くの「⛩️八坂神社」の境内の勝手口の方から撮ったもので、右側の小さな祠の手前の黄色い満開の花は石蕗:ツワブキで、後方の大きな樹は山桃の木デス🐶

更に、黄葉しているのは銀杏の樹デス。
銀杏の樹は大中小３本程あり、その内の巨樹は、平成29年3月21日に宮崎市指定第349号郷土の名木の天然記念物となっております。

📝境内のあちらこちらには、銀杏の落ち葉が沢山あり、銀杏:ギンナンも沢山落ちていましたので、綺麗な落ち葉数枚と銀杏の実を10個ばかり拾ってもらって帰りましたデス。

🗒️落ち葉🍂は早速押し葉にして本に挟んで重しをしています。
銀杏は春先に植栽すべく、ベランダの片隅に置いて大切に保管しています。

《一九献上》

「石蕗の黄色さやけし美々し哉」

@訳意;The yellow flowers of the Japanese butterbur brightly and clearly were very beautiful.
;フキの黄色い花が鮮やかに咲いていてとても美しかったです。

✍️Works:Poetaster Kazyan//筍歌人;藪中和堂

【石蕗:豆知識】

📝この時期に、ツワブキの黄色い花が咲き出すと、その周りが明るくなったように感じられます。
去り行く秋への思いと、やがて来る荒涼とした冬の季節に暖かさを添えてくれる植物です。

🗒️学名はLigularia tussilaginea、属名は小さな舌状の花弁を意味するligula（舌）です。
種小名はウサギの耳という意味で、花と葉の形から名付けられました。

♡ 花言葉は、「愛よ甦れ」「困難に負けない」「先見の明」
「謙譲」「謙遜」です。

📝昭和33年にNHKと植物友の会が共催して「新花ごよみ」を募集した際、12月の花に四季の最後を彩る花としてツワブキが選定されました。
日本人好みの植物で、風流な葉は和風の庭の根締めや下草によく似合っています。
ツワブキは、太平洋側では福島県以南、日本海側では石川県以西の日当たりのよい岩場に自生しているキク科常緑の多年草です。

🗒️日本最古の園芸書である『花壇綱目』(1681年)の秋草の部や、『草木錦葉集』（1826年）など、多くの書物に紹介されているように、ツワブキの栽培の歴史も古いようです。今日では切り花の需要が増大し、野生種があることすら忘れられようとしています。
ツワブキの改良種には、葉に黄色の斑点のある「金紋ツワブキ」や、葉の縁が奇妙に縮れて切込みの深い「牡丹ツワブキ」などがあります。
花には八重咲きや花弁が管状に変化したものなどもあり、400種もの新種があるという説もあります。

📝花期が長く、花が黄色く、光沢のある濃緑色の葉などが目立つため、古くから詩歌に詠まれてきました。

「寂しさの 眼の行方や 石蕗の花」与謝蕪村
「静かなる 月日の庭や 石蕗の花」高浜虚子

📝薬用としては、昔から民間療法によく利用されてきました。
葉には強い抗菌成分が含まれており、吸い出しの妙薬として知られているほか、腫れもの、やけど、打ち身に用いられてきました。
根茎は健胃、食あたり、下痢に利用されてきました。

🗒️食用には若葉の葉柄を食用にする地方もありますが、普通のフキより癖がなく、ソフトな舌触りで風味が優れています。春先の若芽はやや苦みがありますが、灰汁に浸した後、皮をむいておひたしにします。
煮付けや酢味噌和え、塩漬け、味噌漬け、粕漬けなどの保存食としても使われています。
九州名物の佃煮の伽羅蕗（きゃらぶき）もツワブキを用いています。
江戸時代には乾燥して保存食にしていたようです。

Artistic:⛩️The state of the shrine's precincts
December 7,2024:past 15:30’;📱shooting
December 7,2024:past 21:30’;upload
by Kazyan’s Green Studio